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第3章 ポスター・ステッカー

ポスター・ステッカーの役割

 一つの政治課題を設定し、これに向けた扇動計画をたてる時、課題の性質に応じたポスターやステッカーの作成が問題となってくる。
 ポスター・ステッカーをビラその他の宣伝手段と対比し、その特徴を充分に認識することが、効果的な扇動活動のうえで大切である。
 それでは、この宣伝手段はどういう特徴があるか。

・不特定多数の大衆に対して長時間有効
・合法的に登場できない場所に対し有効
・論理的展開の能力を持たない

 (例外として壁新聞があるが、これはタテ看の項で述べることにする)
 こうした特徴にふまえつつ、それぞれのステッカーのもつ個別の役割にしたがって工夫をする。

ステッカーの上手な貼り方

ステッカーは量で圧倒せよ

 ステッカーの使用は単に闘争課題の伝達手段としての効果をもつからだけではない。
 交通ゼネストの時などには駅じゅうに様々な大きさと色あいのステッカーが貼りめぐらされるが、ステッカーは目立つ所に一枚はればよいものにあらず。同じ場所に何十枚となく並べて貼り、職場・街頭を騒然としたふん囲気にさせて見る者を圧倒し、闘争にかけた我々のイキゴミを見せることが大事!

ステ貼りの要領

@鉛筆などを中心にしてステッカーを下から巻いてゆく。紙質によって異なるが、大たい30〜50枚で一本とする。
A 糊は普通、液状の洗たく糊を使うが、水性ボンド・水・小麦粉を混ぜてつくってもよい。接着力の強さは各自で実験されたい。
B 目的とする場所に軍手で糊を直接塗りつけ、その上から、巻いておいたステッカーを貼りつけてゆく。紙はぬれるとわずかに延びる性質があるのでステッカーを貼りつけたら力をいれてしっかりとこすりつける。
スクリーン印刷による制作

スクリーン印刷とは……

スクリーン印刷とは……
 次にスクリーン印刷と呼ばれる印刷形式について述べる。スクリーン印刷とは、木枠に絹やナイロン、テトロンなどでスクリーンを張り、スクリーンの細かい目からインクがおりて印刷される「孔版印刷」のことであり、一般にはシルク(絹)スクリーンとかセリグラフとか呼ばれる。したがって広い意味でガリ版刷りもこの中に含まれ、手刷りの騰写版の器具を使ってもできる。
 われわれが作成した例として、ベトナム革命勝利記念のゲバラのポタスーがある。これを見てもわかるように販売可能なほど美しいポスターもスクリーンプリントで出来るのであり、紙だけでなく、ゼッケン、ハチマキへの印刷もできる。使い方も簡単であり、新しい扇動手段として大きな効果を期待できる。
 スクリーンプリントには様々な種類があるが、ここでは「切抜法」と「感光法」(直接法)のみを扱う。なお深く知りたければ、後述の資料を買ってきて研究してほしい。

スクリーン印刷のやり方

 実際の教程は省略します。スクリーン印刷については現在たくさんの本やパンフレットが出版されており、誰でも簡単にできます。

「青年戦線」第4号表紙

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でも結集してもなんにもないけど