お返事遅くなりました  黒目 - 07/3/14(水) 13:08

ずっと考えていたのですが、私は結局のところ、「論理=言語」の使用の問題であるとか、インターネットとの関わり方の問題であるとかについて、基本的にことさら異論を申したてるほどの相違を、麻生さんとの間に見つけることはできません。おそらくは麻生さんは私と似たようなことを考えておられるのだと思います。
私自身、「ネット上の黒目というキャラクター」と、現物との落差について、「詐欺だ」と言われたこともあり(W,自分で気がつかないうちに多くの演出をしているのだと思います。
また、左翼の運動にかかわるものは「倫理的でなければならない」「熱心でなければならない」「論理=言語を操ることができなければならない」といったことが、左翼の中に変なヒエラルキーを形成してきたということが、左翼の衰退を生んできたのではないかというようなことを考え、「アホでもやれる運動」というようなことを構想してきたものです。

そもそも、私がここに介入しているのは、いくつかの看過しがたい問題が発生し、それへの対処が必要になったからにすぎません。
その問題の発生の根源が、あるいは戸田さんの人格人となりそのものにあるのかもしれませんし、あるいは運動構造的なものであるのかもしれないわけで、まあその中で、戸田さんの奇矯な立ち振る舞いによって、「戸田さんの人となり問題」というものが、議論の中心になってしまっている、ということではないかと思います。

いくつかの問題、理不尽な要求が突きつけられるといった件、奇妙な「命令」が発せられる件、スパイ行為の容認がうったえられる件、これが私が「看過しがたい」と考えた諸問題であるわけですが、確かにこのうちのいくつかは、「戸田さんの人となり」の問題としてしか考えようのないものも多々あるわけですが、一方で、「一人の人間の人格の問題」というようなものを「解決」する方法は、われわれは持っていないわけで、その中でこれらの、かなりシャレにならん種類の問題が「迷宮入り」してしまうというのも如何なものか、というようなことを考えています。

実際問題、私は立派な大人を捕まえて、その人格を云々するほどの器を持ち合わせてはいないわけで、せいぜいが「インターネットというものはそういうもんではない」とか「あなたはネットのコミュニケーションに向いていないんじゃないのか」とかいった類の意見を述べるといった程度のことしかできないわけです。

で、このような問題は、インターネットという様式が普及してきた結果、顕在化せざるを得なかった問題です。
だがしかし、長い左翼の運動の歴史の中では、このような理不尽な問題は数多く発生してきた筈なのであって、その中で、人に知られることなく、傷つけられ、去っていった人が多くあり、あるいはまた、周りにはまったく意味のわからない分裂が発生したりしてきたのではないでしょうか。
われわれはインターネットというものを手にすることによって、これらの理不尽な問題をまっとうに解決するための手段を得たのだ、という風に考えなければならないのではないか。
というようなことを考えています。