戸田さんに1月8日から送ったメールを公開します 黒目 - 07/2/6(火) 22:24 -

4トロ2次会で、戸田さんに1月8日の時点で出したメールを公開しました。
そちらだけというのも筋が通らないと存じますので、こちらでも公開します。
戸田さんとは3回のやりとりがありましたが、1月11日以降、戸田さんから返信がこない状態です。
なお、戸田さんの側からきたメールの内容を類推できるような、戸田さんが「若竹メール問題」で言われる所の「メールB」に相当する、私の側の返信、これを公開するのは倫理的に非常に奇妙な事であるとは思いますが、ここは戸田さんのルールに従い、これらも公開する事にします。
戸田さんの側のメールの公開については、戸田さんの側で判断して下さい。

"黒目" <bukesyakaigakuha@yahoo.co.jp>
Subject: 宮崎スパイ問題について 
To: toda-jimu1@hige-toda.com
  関西圏で反戦運動などをやっております黒目と申します。
御記憶かどうか、戸田さんには何度かお目にかかった事があり、私の手元には戸田さんの名刺があります。
また、「あの時期」には4トロ2次会に出入りしており、「スパイ宮崎を糾察する会」の人々とも親しく交流しております。
そしてまた、武さん弾圧の折には、「3名ほどの市民隊列」としてデモに参加したりもしています。
私の正体については、草加耕助さんに照会していただければ、確認がとれます。

掲示板に於ける、「サイバーアクション」問題、あるいはスパイ宮崎への評価問題ですが、このままだと極めて深刻な事態に発展し、大衆運動に不利益をもたらしかねないと考え、このような「半公開」の手段をあえてとります。

まず、指摘しておかなければならないのは、私は関西の運動つながりで、関西生コン弾圧について宣伝し、呼びかけを行いましたが、私の友人の「糾察する会」の人々や、2次会に出入りしている人々の中で、「あれはスパイを容認するヒゲ戸田がやっている事だからダメだ」などというふざけた事をいう人は誰一人としていなかった、という事です。
関西生コンへの弾圧という問題と、戸田さんのスパイ宮崎への評価という問題をリンクさせて、関西生コンの運動を云々するようなくだらない政治を行うものはいなかったのです。
ところが、戸田さんが掲示板で書かれている事は、この両者を関連づけるものではないか。関西生コンの運動が、スパイ宮崎を復権させる為に利用されようとしているのであれば、私は連帯労に対して、「なぜスパイが呼びかけ人になっているのか」
と問いただすような事をしなければならないのだろうか、と途方に暮れている次第です。

「宮崎学スパイ問題」とは、なんだったのかをもう一度、私なりの整理をしておきたいと思います。
宮崎学は中核派の非公然部門の支援をしていました。中核派の側は、宮崎を「協力者」であると認識していました。宮崎は宮崎自身の「仲間」を弾圧から救う為に、自分の持っている中核派の情報を公安に取引材料として渡しました。
宮崎は、これを「仲間を助けるのは当たり前だ」と、彼自身の論理で位置付け、開き直りました。

ここで、宮崎学の「運動的関係者」は、「仲間」と「取引材料」の二種類に分けられる、という事です。
宮崎の協力を得ていた中核派は、当然にも、宮崎は「仲間」だと認識していたでしょう。しかし、実際には中核派は「取引材料」の方だった。
戸田さんは「仲間」だと宮崎は表明しています。例えば私、「黒目」などは「取引材料」の方でしょう。
では、「連帯労」はどうか?連帯労の共闘団体はどうか?共闘団体のシンパサイザーはどうか?
当たり前の事ですが、このように運動圏は宮崎学にとっての「仲間」、「取引材料」になりうる人々の集合体です。まさか宮崎学的に言うところの「仲間」だけで、関生反弾圧運動などが成り立つなどという事を考えておられるわけではないでしょう。
このようなところに、宮崎学的な「仲間の論理」を導入するという事は、即、宮崎に大量の「取引材料」を提供してしまう事を意味します。

あるいは、既に戸田さん自身もこの「仲間の論理」を持っており、私などは「取引材料」であると考えておられるのでしょうか。
そうなのであれば、「宮崎の仲間」たり得ない人々が、連帯労の運動に支援などという形で関わりを持つ、また支援を呼びかけるというような事は、極めて危険な事であるという事になります。

運動は不動産などではないのであって、「仲間」ではなくても、敵に売り払ったりしてはならない、という最低限の「運動の仁義」というものがあります。
宮崎学が行った事は、この最低限の運動の仁義を踏みにじる行為である。これは中核派への評価などとは関係のない事です。如何に運動的に最悪な奴らでも、それをやったら運動圏に登場できなくなる仁義というものがあり、そしてそれは当然にも「アウトローの仁義」とは異なるものです。
運動の仁義など知った事ではない、アウトローの仁義に生きるのだ、と言われるのであれば、それはアウトローの世界で生きられればよいだけの事であり、運動の仁義を踏みにじったものは、運動の世界では生きられない。これはどこの世界でも同じ事でありましょう。

例えば、仮に、という話をします。戸田さん自身が政治資金規正法で弾圧を受けました。これが仮に、戸田さんが仲間であると考えていた人の情報提供によるものであったならどうなさいますか?その人物が、またどこかで「運動的」に浮上しようとしていたなら、どうなさいますか?そのような事があっては、運動圏での信頼関係が破産してしまうのです。

いま、戸田さんがなさっている事は、運動圏での信頼関係を破壊する行為である、というふうに私は考え、このようなメールを出す次第です。

このメールは、私が信頼する、この件に関わりを持つ何人かの人々に見せる予定です。現状、ネットでの公開は予定しておりません。これは、私の「事態が拡大しない方がよい」という判断によるものであり、今後の事態の推移によっては変更の可能
性はあります。
    
乱筆、失礼致します。

"黒目" <bukesyakaigakuha@yahoo.co.jp>
Subject: Re: 宮崎スパイ問題について (戸田)
To: "戸田ひさよし事務所" <toda-jimu1@hige-toda.com>
なにか思い違いをしておられるようですが、私は掲示板上の騒動などには感心はありませんし、議論は決着がつくまでおやりになったらよいだけの事だと思います。

私が問うているのは、宮崎の「仲間を守るためには運動関係者
を売る」という価値観を、
1.戸田ひさよしさんも共有しておられるのか
2.全日建連帯労働組合も、組織としてその方針を確認しておられるのか
という事です。

そうであれば、「宮崎の仲間」ではない我々が、全日建連帯労働組合や戸田ひさよしと関わり合いを持つ事は、即ち、取引材料として売られる可能性を持つという事ではありませんか。

これはどこかの掲示板でだれそれがどういった、などという、関係者以外にはなんの関係もないといった種類の話ではありません。

これに対して、戸田さんが一言の反論もないというのはどういう意味でしょうか?
公然と、仲間を売る事を宣言している運動というのは、一体どういう運動なのでしょうか?

問題は我々自身の防衛に関わる問題なのです。
「くだらない掲示板のもめ事」に矮小化できるような事柄ではありません。

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黒目" <bukesyakaigakuha@yahoo.co.jp>
Subject: Re: あまりに失礼な言い方でしょう。当然ながら、、
To: "戸田ひさよし事務所" <toda-jimu1@hige-toda.com>
 当然そうでしょうね。
然るに、そういう戸田さんや連帯労働組合が、なぜ、「運動関係者を権力に売る」という事を実際にやり、それが露呈した後も、その行為を正当化している人間を承認しうるのか?

宮崎学がどれだけ戸田さんや連帯労の運動に深くコミットしているのか存じませんが、その立場で宮崎が知りうる事になった事柄は、いつでも売られる可能性がある。
そうですよね?
そのような危険な状態を放置するのは、その運動関係者に対しての裏切りではないのですか?

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ここまでがメールの内容です。
このメールの中で、「くだらない掲示板のもめごとには関心はない」と書いておりますが、この一ヶ月の異様な展開を見るに、関心を持たざるを得ない状態である事、そして、その奇怪な戸田さんの基準は、上記の「宮崎―戸田的価値観における仲間問題」に由来するものなのではないか、と現時点では考えている事を追記しておきます。