「迷宮入り」にならない様に努力します 麻生英人 - 07/3/16(金) 19:21

 実際はなかなか難しいのだろうけど、黒目さんの目指そうとされる運動論や内部矛盾の解決の手段としてのネット(大衆的解決方法)という位置づけに共鳴します。

 勿論、この間の過程が、一活動家の人格の問題に収斂されてよいはずもありません。本来は軽やかなステップを踏みながら、楽しく連帯していくべき関係性だろうと思っています。

 また、私は戸田さんの主体性を尊重していますが、そのことが客観的結果的に、戸田さん批判者の主体を押しとどめ、私が抑圧に転化する意味を持ってしまうということも感じています。時間的余裕がないというのは、主観にとってのいい訳であり、速やかに解決すべき問題であろうとも感じます。

 私は、本来なら、個としての主体的判断による解決が最も望ましいと考えます。むしろ、組織的枠組みによる何らかの圧力の中での議論は、なるべくなら避けるべきであると考えます。また、個人の芸風・表現方法の尊重(勿論、自己の虚構性を意識した範囲、という限定をつけながら)、個人の実務的処理能力の範囲の尊重などは見ておきたいと考えます。但し、差別や権力に関わる問題は別でしょうが。一方で、大きな意味では、左翼とは、新たな人間関係をどう形成するのかという問題でもあります。

 私は、先の投稿で、現在の資本制生産様式の中で、30年前から取組んでいる、関生支部の政策闘争の普遍性を不器用に説明しました。協同組合と労働組合は、主として19世紀の産物でしょうが、両者による生産協同体は未来の生産様式の萌芽的形態ではないのかと思っています。そして、こうした議論というのは、精神的な協同関係をいかに形成していくのかの問題でもあるような気がします。そこでの関係性を意識した議論形成と配慮が求められている。戸田さんは、この機微が判る立場にいると信じています。

 いずれにしても、またも、少し時間を下さい。