ネットの匿名性で、その発言の意図が判り難い場合がままあります。しかし、その匿名性は尊重されねばなりません。人は、自らの政治的意見によって、政党に加入し、ずーと政治活動を続けられる場合もあれば、諸般の理由で政党を離脱される場合がある。離脱する場合も、その政党の思想・方針にシンパシーを持ったままの方もおられれば、真反対の位置に立つ方もおられる。政党とは距離を置きながら、ずーと活動する方もおられれば、活動を止められている方もおられる。また、かつての時代総体が左翼的であった時代体験を有しない、政治運動・市民運動等々を担う方々も沢山おられる。また、関心はあるが、活動には距離のある方もおられる。左翼が大嫌いな方々も当然膨大におられます。色々な政治的立場や思想的立場がある中で、現在のこの掲示板での公開討論は、ネットにおける可能性と限界、主観的意図を超える表現というものに対する考え方、権力介入に対する見解、内部矛盾の処理の仕方などが問われていると考え、普遍的な議論になっていくと考えています。私は、きちんと説明すれば、双方の見かけ上の隔たりよりも共通性のほうが多いと考えています。そして、大切なことは、旺盛に活動しているということをもって、他の発言を抑圧してはならないということ、また、対立を強調して、一致点をみない姿勢は避けるべきではないでしょうか。とりわけ避けなければならないことは、過去の政治的立場の違いを、関係のないこの場に持ち込むことではないでしょうか。戸田さんのことが心配のあまり、色々な書き込みをされているのでしょうが、この範囲の違いを乗り越えられなくて、左翼の共闘などありえないと言ってみたくなります。まっぺんさんも含めて、左翼は相互批判相互発展の過程にあっては、罵倒もOKと認識されているようです。しかし、私には、自らの力量不足を省みて、そんな性善説で人をナイーヴに信じることはできません。言うべきでないことは言うべきでないと考えます。左翼活動がよくできるからといって、自動的に人間的度量や倫理性が増すわけではありません。さて、戸田さんと共にあるということは、憎悪を増幅することではなく、面倒でも、言論には言論で対応するしかないと思いますが。好例が草加さんです。但し、ネット上の世論形成がどうであれ、相手にしないというのも、一つの方法であるとは思いますが。 |