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特別付録(11)

「ヘルメット用ステッカーシールについて」(バイクヘル部隊のデモ写真)


ヘルメット文字ステッカー製作のもつ意義について。
 われわれは「青年共闘」「学生共闘」「ツチカマ」の3種類のステッカーをヘルメットに合わせたサイズで前面(大)と後ろ(小)とを製作した。これを各地区の全ての部隊が使用することによって主にふたつの利点が得られた、と考える。
 
第一に同じ書体・字体・カラーによる完全に統一した部隊の姿はそれだけで組織的統一性を与え、威圧感をあたえる。また着用した本人たちにとってもますます強い連帯感を呼び覚ますことができる。つまり美しく統一されていることによって敵に威圧感を、味方に連帯感を増幅させるのである。これが統一ステッカー文字の利点の第一である。
 
第二に「弾圧対策」ということである。現行法体系のもとでは我々の行動に対する弾圧は「組織破防法」「内乱罪」「騒乱罪」を適用するのは敵にとっても容易なことではない。そうすると警察権力がかけてくる弾圧は闘争に参加した個人個人の「暴力行為」とか「公務執行妨害」「火炎瓶取締罰則」などによるものとなる。逮捕され取り調べの過程で「何時何分、どこそこにおいて凶器準備により警察官の公務を妨害」などということになるが、それを行った本人であることを特定しなければならないのである。同志たちが“同じ服装・同じ武装”であれば個人を特定するのが困難である。服装・武装が統一されていることは敵の弾圧からの防衛に役立つのである。

バイクヘル・赤ヤッケで統一武装した戦闘的デモ。ヘルメットの文字はステッカーである
同じく7列の隊列で機動隊の規制を揺るがす戦闘的デモを展開する共青同部隊。この時には先頭付近で機動隊の濃紺メットが投げあげられるのが何度もみられた。ヘルメットの「青年共闘」「学生共闘」の文字が完全に同一なものが多く見られる。これらもステッカーを貼り付けたものであることがわかる。製作には苦労があった。平面上に印刷したものをヘルメットの丸い曲面に貼り付けなくてはいけない。したがってヘルメットに貼った時に美しく正確に見えるように平面上では歪めてデザインしなくてはならないのであった。


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レッドモール党(第四インターナショナル・ファンクラブ)へ結集せよ

でも結集してもなんにもないけど