レッドモール党・党歌
トロツキーの赤軍の歌

すべての読者・同志諸君に告ぐ。
“我が党”は
「トロツキーの赤軍の歌」(英訳)を入手した。
原曲はもちろんロシア語でうたわれているのだが、
アメリカ・カナダではそれを忠実に英訳した歌として歌われて
いるのである。歌詞は以下のとおりである。

Banker and boss hate the way workers stand
shoulder to shoulder in every land,

But from the steppe to the black British Sea,
Trotsky's Red Army brings Victory.

So workers hold your rank,be strong and steady,
In freedom cause your bayonets bright,

Worker's mother land,the Soviet Union
get ready for the last great fight.

直訳
銀行家も資本家も、あらゆる国々から労働者が
肩を組み起ち上がる事を嫌悪する

しかし(シベリア)ステップ地帯から北海(バルチック海)まで
トロツキーの赤軍が勝利をもたらす

ゆえに労働者諸君、自らの階級を強固に維持せよ
自由のために君たちの銃口をぴかぴかに磨いておけ

労働者の祖国、ソヴィエト・ユニオンは
最後の偉大なる戦いの準備を整えている

実は、この歌は日本共産党周辺では「鐘がなれば」という題名で歌われている。しかし、その訳詞からはトロツキーの名前が抹殺され、「トロツキーの赤軍が勝利をもたらす」の部分をはじめ歌全体は抽象的で平和主義的な翻訳にすり変えられているのである。このような共産党の政治路線に基づく意図的改ざんにより「鐘が鳴れば」の歌が本当はどのような意味をもつ歌なのか、日本では、ほとんど知られていない。この歌は、赤軍兵士が歌いつつ進撃していった「革命的軍歌」なのである。

トロツキーは赤軍最高司令官として装甲列車に乗り、戦線を駆けめぐた。白軍はこれを「トロツキーの装甲列車」と呼び恐れた。装甲列車の征くところ、反革命白軍は次々と撃破されていった。そして赤軍は内戦に勝利したのである。日本共産党中央は反トロツキズムの目的のため、歌の内容さえも偽造し、トロツキーが革命防衛の最先頭にたって戦いを勝利に導いた事実を隠蔽している。

日本共産党中央のこのようなスターリン主義的欺瞞性に満ちたすり替えをわれわれは断じて許しておくわけにはいかない!
すべての読者・同志諸君! そして良心的共産党員の諸君!
我が「れっどもーる党」はこの歌を「赤色土竜党歌」として採用する事に決定した!あらゆる職場・学園・地域においてこの「真実の歌」をうたうことによって、人民をあざむく共産党中央の欺瞞を暴露してゆこう!


赤軍装甲列車は戦闘部隊だけでなく映画設備、印刷機なども備えた革命宣伝部隊でもあった。トロツキーは軍事革命委員会議長として列車に乗り前線を駆けめぐり内戦を勝利にみちびいた。(柘植書房「トロツキー写真集」より)

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(まっぺん訳詩)
  スクラムかためよ共に起て 我らは世界を結ぶ
  シベリア草原バルチック海 トロツキーの赤軍は進む
    
同志たちよ固く誓え 自由の銃をとれ
     革命の祖国ソビエト 勝利は我が手に
 
※繰り返し

前線へ向かう兵士を閲兵するトロツキー