JVPの反内ゲバ声明について 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月15日(水)15時25分29秒
中核派によると思われる白井・角田両氏へのテロ襲撃に対して、多くの人から抗議の意志が表明されており、この動きはまだまだ高まっていくと思われますが、津村洋さんによって1月2日、amlに投稿されたスリランカ左翼JVPの日本委員会から寄せられた「JVPのテロ襲撃抗議声明」に対しての意見を述べたいと思います。なお、amlにはこれ以上「反論」を持ち込むべきではないと思い、こちらに投稿します。
1971年のJVPによる無謀な武装蜂起に対するバンダラナイケ政府の弾圧に対して、当時の第四インター・スリランカ支部=LSSP革命派は組織の決定によりバラ・タンポを団長とする弁護団を組織して法廷闘争を闘い、また、CMU(セイロン・マーカンタイルユニオン)など大衆運動を通じてJVP擁護のキャンペーンをおこないました。また、第四インターナショナル統一書記局でも、JVP擁護の決議をあげ、世界各国で、この闘いに取り組みました。日本ではLSSP-Rの同志を迎えて東京・仙台・大阪・山形・福岡など全国各地でバンダラナイケ弾圧抗議集会をひらき、またセイロン大使館へのデモを組織しました。「世界革命」には行動報告やセイロンの同志へのインタビューなどが載せられ、またJVP議長ウィジェウエラの獄中からのアピールは「世界革命」紙を通じて全国に報道されました。世界中の左翼勢力の中で、当時JVP防衛の行動を組織したのは第四インターナショナルだけであったと言っても過言ではないと高島義一は書いています。
88〜89年、またもJVPは無謀な武装蜂起をおこない、そのために政府から大弾圧を受けました。この時、JVPは攻撃対象を政府ばかりではなく、全左翼勢力にもひろげました。NSSP(現在の第四インタースリランカ支部)はそのため機関銃部隊に襲撃されたのです。それでも、NSSPからの手紙にあるように、NSSPは政府の弾圧からJVPを擁護するキャンペーンを続けたという事です。
JVPの特徴は、無謀な武装蜂起に見るような極左テロリズム、タミル少数民族への弾圧を政府に要求するほどの民族拝外主義、自分以外をすべて「権力の手先」と罵倒しテロ襲撃する内ゲバ主義、そのうえ、本国ではNSSPと和解しながら、日本ではデマを飛ばすような不誠実さをもった党派です。たしかに中核派によく似た面を多数持っている!このような党派が何の自己批判もなく発した「反内ゲバ声明」を宣伝するのは、市民運動を混乱させるものであり、内ゲバ反対運動にとっては百害あって一利もないと思います。JVPからの「反内ゲバ声明」には一切関わるべきではないと思います。
四トロ同窓会二次会
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