84年3月7日 前田俊彦、福富節男、近藤悠子、吉川勇一氏の四氏が記者会見を行い、348氏の連名による四項目からなる声明を発表した。この声明は、三里塚飄鰻亭の前田俊彦氏の呼びかけに端を発し
ている。
声 明
一、一月九、十日におこされた三里塚闘争にかかわる活動家への暴力による襲撃事件にわれわれは衝撃を受け、このような事件の再発を深く憂慮する。
一、万人の自由と平等をめざし、平和を希求するわれわれは、物的利益主眼の権力政治に反対するとともに、運動内部での排他的なイデオロギーによる支配にも反対する。
一、運動上の意見や方針の相違を、物理的暴力、とくに肉体的な抹殺や、それを背景とした脅迫によって解決しようとするような行為は、運動の基本原則とまったく無縁であり、人民の運動の荒廃のみか、広く民衆一般の政治不信を広げるものと憂慮するわれわれは、このような行為が二度と起こされぬよう、強く要望する。
一、今回の不幸な事件を契機に、対立する二つの反対同盟の農民が、話し合いをもち、万人の共感を得られるはずの三里塚闘争の大義において一致されるよう、心から希求する。
青木弥生 青地晨(ジャーナリスト) 青柳行信(カトリック福岡、正義と平和を推進委員会会長) 浅野利昭(大学教授) 安達生恒(社会農業研究所) 阿部信男(全金竹村製作所支部委員長) 阿部宗悦(女川原発反対同盟) 安部福吉(「労働情報」北九州支局) 網正雄(元柏市議) 天野康夫(崔さんを救う会) 荒井康裕(保父) 有田浩雄(高校被爆教師の会) 有富薫美(豊浦町議) いいだもも(季刊クライシス責任者) 飯沼二郎(京大名誉教授) 五十嵐守(新産別柳本労組中央執行委員) 池田新(「刑法改正」に反対する市民連合) 池田一(静岡、会社員) 伊左治満治(福島県教組郡山支部書記長) 井沢幸治(金沢反戦市民社) 石井孝 石川美佐緒(横浜市従鶴見支部執行委員) 石坂啓(漫画家) 石崎あつ子 石崎昭哲(三里塚闘争に連帯する会) 石沢光博(山形市職労) 石田信行(東京現像所労組) 石田保昭(インド問題研究家) 石原清美(鶴見三里塚闘争に連帯する会) 和泉あき(教員) 市川白弦(花園大学名誉教授) 一柳茂次(労働運動研究所) 磯貝治良(鉄骨鍛治工) 伊藤修身(関西三里塚闘争救援会) 伊藤成彦(文芸評論家) 稲垣治(軍事問題研究家) 井上澄夫(自主講座) 岩木英二(上福岡市民連合代表) 岩木要(土木作業員) 上坂喜美(三里塚闘争に連帯する会代表) 上野正(東大教授・数学) 上原淳道(関東学院大学教授) 上原正光(全逓川崎北支部執行委員) 内田雅敏(弁護士) 梅尾文子 梅林 宏道(物理学者) 潤間嘉美(横浜市従緑支部執行委員) 江坂道雄(全逓丹波支部谷川分会長) 江原光太(新日文会員) 遠藤一郎(東北労組連代表) 遠藤忠夫(ウニタ書舗) 遠藤洋一(福生市議) 大井正(哲学者) 大熊直人(横浜市従) 大倉八千代 大島清助(合化労連日本板ガラス京都支部長) 大島幸三(技術者) 大野信広(三里塚闘争に連帯する会尾張名古屋代表) 大橋成子(PARC行動委員会) 大屋智靖 小川斉子 小川年樹 小川ルミ子(団体職員) 岡田理(PARC行動委員会・機動隊の暴行を告発する会) 岡本芳一(横浜市従) 奥鉄男(日本原農民) 奥野まきお(市川市議) 小串努(全国一般) 尾沢孝司(東京湾清掃労組世田谷工場支部長) 小沢福子(豊中市議) 小田実(作家) 小野博史(硬化クローム解雇者) 小野木祥之(全石油ゼネラル石油労組副委員長) 小原吉苗(野村鍍金工業所労組書記長) 小畑精武(江戸川区労協事務局次長) 風間道太郎(高校教員) 風間龍(関東学院大教授) 加地永都子(PARC理事) 梶谷善久(評論家) 加瀬勉(農民運動) 加瀬さつき(婦人民主クラブ) 片岡光広(練馬区職労執行委員) 加藤滋(電通労組書記長) 金羽良成(玄海町議会裁判被告団) 金子勝昭(編集者) 金子信(愛労評オルグ) 加納実紀代 鎌田慧(文筆業) 亀山幸三(社会運動家) 川崎誠(日社労組神奈川県支部長寿会分会書記長) 川那部浩哉(京大教授) 川端勇次(横浜市従戸塚支部執行委員) 神田公司(熊本市民センター) 神田貞三 菅野征二(電通労組委員長) 菊地紘(都教組西多摩支部青梅地区協議長) 菊永望(「季刊労働運動」編集委員) 北沢恒彦(経営コンサルタント) 北沢洋子(国際問題評論家) 木下信男(明大教授) 君島幸男(全港湾横浜港支部書記長) 串田文子 熊谷憲之(三多摩合同労組執行委員) 桑田博(久米島訴訟をささえる会) 桑野博(福岡教育大学教員) 小池一郎(前調布市議) 小池忠佳(静岡市教組) 小出昭一郎(東京大学教授) 甲田寿彦(住民運動家) 高良留美子(詩人) 小城 修一(全金京滋地本執行委員) 小林忠太郎(反大学講座「農業原論」代表) 小林豊夫(筑豊と共闘する会) 小林良一(泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会) 小向京子(町民バンド) 小谷野毅(総評全日建) 小山広明(和泉人間回復を願う会) 小山三代治(弁護士) 是枝峻(牧師) 近藤悠子(婦人民主クラブ) 後藤昌次郎(弁護士) 五島昌子(アジアの女たちの会) 斎藤章子(全金押野電気支部委員長) 斎藤鶴子 斎藤泰寿(清水市職労) 佐伯醇(鉄工自営、社会党大阪東成総支部副委員長) 最首悟 酒井成美(全国一般富士レジン工業支部執行委員) 坂本尚 坂本康朗(全国一般栄光印刷分会) 昌谷忠海(内申書裁判を支える会) 佐多稲子(作家) 笹原恭子(フィリピン問題研究家) 佐藤克彦(全石油ゼネラル石油労組委員長) 佐藤典子(弁護士) 佐和慶太郎(労働運動研究員) 沢田哲也(全印総連松本印刷労組委員長) 塩川喜信(東大助手) 宍戸和彦(横浜市従神奈川支部執行委員) 設楽清嗣(全国一般東京地本南部支部長) 篠田健三(全国自然保護連合理事) 篠原道夫(無実の死刑囚連絡会議代表) 芝生瑞和(ジャーナリスト) 島田郭志(事務職員) 島田清作(立川市議) 島田信子 清水宏幸(医師) 白岩孝一(教員) 白鳥良香(静岡・街と生活を考える市民センター代表) 須賀美明(国分寺市職労) 菅原節子(三鷹市議) 杉浦明平(作家) 杉村昌昭(大学教員) 杉山篤男(短大事務労働者) 鈴木宏一(弁護士) 鈴木祥蔵(関西大学教授) 鈴木正已(静岡市教組執行委員) 鈴木良(「労働情報」横須賀分局) 砂田弘(児童文学者) 角南俊輔(弁護士) 高岡美郎(明大講師) 高橋武智(著述業) 高橋登(泉大津市職労執行委員) 高橋雅代(横須賀市職青婦部) 高橋悠治(音楽家) 高木仁三郎(プルトニウム研究会) 高木松太郎(著述業) 滝秀樹(全石油シェル労組副委員長) 滝沢百合子(横浜市従西支部執行委員) 竹内創(「労働情報」豊島分局) 竹内保子(地方公務員) 竹内芳郎(哲学者) 竹林伸幸(SSK大阪営業所労働者) 竹村英明(運転手) 田島義夫(画家) 田所泉(ジャーナリスト) 田中公雄(地方公務員) 田中宏治(昭島市職労執行委員) 田辺久子(東京、港区職婦人部執行委員) 田守順子(校正者) 谷川正彦(岡山県住民運動連絡会議事務局長) 千代丸健二(人権一一〇番) 塚本春雄(「季刊労働運動」編集委員) 槌田劭(京都精華大学教員) 坪井俊長(「労働情報」福島支局長) 津村喬(評論家) 津留雅昭(弁護士) 棣棠浄(全逓多摩西支部書記長) 寺尾五郎(著述業) 寺田憲生(教員) 寺本勉(大阪府高教松原高校分会書記長) 戸井昌造(画家) 戸石あや子 東条昭彦(日韓連帯福岡会議) 富藤たきち(山形・農民) 富山伸一(全国一般宮城合同労組委員長) 富山妙子(画家) 友田俊多(興国印刷労組青年部書記長) 鳥井一平(全統一労組東工舎分会長) 鳥越一志(沖電気争議団) 中川健作(米子市政研究会) 中沢康宏(立川市職労青婦部長) 中島真一郎(予備校教師) 中島誠(著述業) 中島通子(弁護士) 中島道治(繊維労連書記長) 中田義一(全逓越谷支部執行委員) 中村和夫(富岡光学労組副委員長) 中村武志(作家) 仲村実(新産別京都地連柳本労組) 中山田鶴子(婦人民主クラブ岡山支部) 中山千夏(参議院議員) 中脇晃(福島大学教授) 長岡弘芳(著述業) 中川一雄(僧侶) 永瀬清志(日本はこれでいいのか市民連合) 名田明子(全石油スタンダード労組) 成毛克美(ひとひと舎) 新島淳良(著述業) 新納一徳(沖電気争議団) 新美隆(弁護士) 西尾幸晴(布施郵便局解放研究) 西川誠(日野市職労) 根岸敏文(都労活) 根本俊雄(横浜市従) 納戸春義(フクニチ組合を強くする会) 芳賀二三雄(川崎三里塚闘争に連帯する会) 長谷川修児(詩人) 幡鎌芳明(秦野市議) 花崎皋平(哲学者) 花田勝爾(寿町日雇労働者) 林雅行(ジャーナリスト) 林 充孝(全逓造船浦賀分会書記長) 原田稔(三・二六闘争被告) 原田隆二(日本はこれでいいのか市民連合) 針生一郎(大学教員) 日色隆(広告労働者) 樋口篤三(「労働情報」) 菱田彰(東京都高教) 平井正治(全港湾) 平井啓之(立教大教授) 平沢俊男(全石油スタンダード労組モービル支部委員長) 平田豊(福寿労組委員長) 広野広(農業) 深沢一夫(自治体労働者) 福井祥(東京都高教)
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