四トロ同窓会三次会 2002年4月24日〜30日
書き込み自由です。二次会に飽きた方はどうぞこちらへ\(^o^)
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虎酔の門サイトでも 投稿者:まっぴょん 投稿日: 4月28日(日)15時15分26秒
フランスアタックの話題が出てます。
↓「反グローバリゼーション運動掲示板」
http://8610.teacup.com/mutuki/bbs
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ATTACフランス運営評議会の宣言(2) 投稿者:まっぴょん 投稿日: 4月27日(土)10時27分17秒
ATTACは、思想面においてまず第一に、とりわけ民族主義的、排外主義的、人種差別的、性差別的な愚かしい論議で有名なそのル・ペン派の「綱領」が、MEDEF(フランス企業運動)の最もすばらしい夢のよりはるか先を行っているのだという点を訴えていく。だが、この闘いはとりわけ、新自由主義の論理との根本的な決別を必要とする。この論理は、ヨーロッパの他の諸国と同様にフランスを次のような情況に陥れてきた。すなわち、まず第一に、最も貧しく社会の一番片隅に追いやられた市民が公共の介入を諦め、民主主義の最悪の敵に有利になるように自らの反乱をそらしてしまうような情況に陥れてきたのである。当面の選挙目当てという目的でこれらの政策をちょっと手直したり、応急措置をほどこすだけでは、誰をもだますことができないだろうし、ただ政治的代議制の危機をよりいっそう激化させるだけだろう。
選挙の場を放棄することはできない。ファシスト的極右を破産させるために、大統領選挙の第2回投票でその得票数を最小限にすることが重要である。このことはまた、明日の力関係を建設するための必要条件でもある。
街頭は、市民が自らの声をあげなければならないもうひとつの場である。この点で、ATTACは青年との連帯をはっきりと表明する。青年たちは、選挙戦の間、攻撃対象となって烙印を押されたことに対して自らの憤激を、毎日、何万人もの規模のデモの形で、自然発展的に表明するとともに、ル・ペン派の提案に対する自らの嫌悪とそれに対して闘うその意志を示している。
ATTACは、永続的で開かれた表現と大衆動員の場を創設するために、社会運動の他の勢力との連絡を倍加する。公的空間と市民の論争を取り戻すことが重要である。この欠如が第1回投票の結果に重くのしかかったのである。すでに、ATTACは来るべき数日のうちに予定されている統一的なデモ、そしてとりわけ4月27日(土)のフランスの主要都市におけるデモに参加するよう呼びかけている。5月1日のデモ隊列は、極右に反対し、新自由主義にとって代わる政策を目指す社会運動のこれらの大衆動員の集約点をなすだろう。なぜなら、たとえ困難であろうとも、現在の情勢は、もうひとつの世界ともうひとつのグローバリゼーショを建設するための勢力が存在しており、それが動きはじめていることを明らかにしているからである。
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ATTACフランス運営評議会の宣言 投稿者:まっぴょん 投稿日: 4月27日(土)10時26分08秒
フランス大統領選第1回投票結果の教訓
ATTACフランス運営評議会の宣言
2002年4月23日、パリ
極右勢力の代表の第2回投票への進出と棄権票の記録的な多さというフランス大統領選挙第1回投票の結果は、すべての民主主義者、そしてとりわけATTACの会員を愕然(がくぜん)とさせるものでしかなかった。この結果を生み出した原因は、昨日、今日の問題ではなく前々からあった。選挙宣伝上の思いつき的発想が本質的論争よりも優位を占めた選挙戦では、四半世紀以来続いてきた自由主義的グローバリゼーションやそのさまざまな形態やヨーロッパとフランスへの悲惨な影響が主要候補者によって覆い隠されてしまった。選挙結果にそうした影響が再び表現されたからといって、それは果たして本当に驚くべきことなのだろうか。ATTACは、論争のこのような圧殺を、最も貧しい人々の要求に対してまったく自らを閉ざすこの姿勢を公然と断罪してきた。しかし、その声に主要候補誰も耳を傾けなかったのである。
この二〇年以上にわたって歴代政府が行なってきた多くの政策が、今度はヨーロッパの「至上命令」という名の下に前政府によって追求されてきた。類を見ない規模での民営化、公営企業の「自由化」、社会的最低生活水準を大幅に引き上げることの拒否、高額所得層への課税の引下げ、ストックオプションへの優遇税制、株価のための人員整理の承認さらにはその正当化、遺伝子組み換え食品への好意的姿勢などがそれである。「現代性」という主張で自由主義的ドグマへの屈服を覆い隠そうとしているのだが、これはうまくいってはいない。これらの政策において、民衆は、あらゆる排除の形態と闘う上で必要な手段−−そしてこのような闘う手段は実際に存在している−−を駆使しつつ、よりいっそう公正で、連帯的的で、持続可能で、配慮が厚く、金融の強制と決別した社会を目指したいと考えている。政府の以上のような政策は民衆のこの願望と真っ向から対立するものである。
来るべき時期に向けて発表された決定、とりわけ、バルセロナのEU理事会で首相と大統領が共同を行なった約束(公共サービスの解体計画、年金基金の創設、定年退職開始年齢の5年延長など)ついて言えば、カタロニアの首都(バルセロナ)で40万人の参加者がデモ行進していたまさにそのときになされた以上、これらの決定はほとんど挑発に等しいものであった。
「市場」は最終審における決定権者とみなされている。以上すべてのことが明らかにしているように、「市場」への肯定的な「兆し」が優先される中で人民の主権は消え去っていくに違いない。金融のために自ら身を引き、経済的、社会的不安定を自身で組織した政府の政治機関と与党は、登録有権者の3分の1の票しか得られなかった。実際、なぜ与党に投票すべきなのか、と多くの人々が考えた。なぜなら、これらの与党は、その大半が自由主義的グローバリゼーションの単なる代弁にすぎないヨーロッパ・レベルの政策の束縛から外れては行動できないと主張しているからである。
治安悪化問題の出現をめぐるマスコミ機関の連日の報道に強迫観念の政治的利用という点で決定的責任があるのであって、そうした報道は選挙選における論争を決定的に歪めてしまった。この治安悪化について、その原因とその対策は明確に述べられなかったし、治安悪化問題が抑止されることもなおさらなかった。この問題は、ジョージ・ブッシュの「テロリズムに対する闘い」が国際レベルで果たしたのと同じ役割をこの国において果たしたのだった。真剣な分析を妨げ、強権的政策を実施するという役割がそれである。最後に、この掛け金をかっさらっていったのはファシスト的極右の候補者であった。その無制限なデマゴギーによってこの候補者はまた、四半世紀の間に行われてきた自由主義的政策によって脅かされたり、この世界で無用者の地位や排除された人々の地位に追いやられるかしていると感じている数多くの人々の票を引き寄せることができた。
ATTACにとって、失われたり、放棄されたりした場を民主主義によって奪還することは、フランスだけでなくヨーロッパのそれ以外の地域でも、選挙での投票の場と街頭においてファシスト的極右のテーゼと影響力に反対する思想の面での決定的な闘いを通じてなされる。
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大統領選挙に対するフランスATTACの反応(2) 投稿者:まっぴょん 投稿日: 4月
27日(土)10時24分45秒
労働者階級に根ざしていた極右
極右の成長は全く衝撃であった。ほとんどの人が、極右は永久に弱体化したと見ていたからである。極右は1997年総選挙と2001年地方選挙で敗北した後、大分裂があった。第1回大統領選挙期間中の論争にはそうした状況が反映されている。
犯罪の問題を焦点化して、シラクとジョスパンは、伝統的に極右が掲げてきた問題を取り上げた。一方、ルペンはむしろいつもより「穏やか」であり、移民問題を強調せずに社会問題に焦点をあて、労働者と一般市民を守ると主張する選挙戦を繰り広げた。 出口調査は、このターゲット戦略がいかに成功したかを示している。
ルペンは失業者から30%、工場労働者から23%の支持を獲得したが、シラクは工場労働者からわずか16%、ジョスパンは11%の支持しか得られなかった。現在職についている全有権者の投票行動を見ると、ルペンへの支持はトップ(19%)であり、以下、シラク(17%)、ジョスパン(16%)と続く。
労働者階級における極右の成功は、最低賃金の引き上げや基本的な社会的権利を拒否して、人員整理による解雇や失業率の上昇に対して措置を講じなかったジョスパンに対する痛烈な非難である。しかし、それは、自由主義的グローバリゼーションと闘い、1995年の11月〜12月のストライキからシアトル後の大規模なデモに至る数々の闘争や動員によって極右を社会の隅に追いやることができたと考えたATTACなどの運動体や労働組合の問題でもある。
労働組合が挑戦すべきことは、失業者など社会で最も弱い者たちの権利要求を支持し、民間部門の労働者たちを結集させることである。またATTACなどの運動体は労働者階級とつながるための手段を見つけることである。
動員
日曜日の夜、フランス全土で直ちにデモが開始され、翌日には高校生や大学生が街頭に出た。この自然発生的な抗議行動は、アソシエーションや左翼政党が動員計画を練るときの原点になるものである。
まず最初の合意事項はルペンと闘うことである。
決戦投票は5月5日に行われる。疑うことなくシラクが勝利するであろうが、ルペンの高得票率によってあとで反動が生じるだろう。よって、スローガンは、ATTACフランスが発表した宣言にある「ルペンが可能な限り最小の票しか得られないようにしよう」、「街頭で、投票箱で、思想を持ってルペンを打ち負かそう」か、または様々なアソシエーションや労働組合が発表した立場表明宣言の中にあるATTACフランスと同趣旨のスローガンである。
5月5日に向けて4月27日と5月1日に大規模な統一デモが行われる。
しかし、ATTACをはじめとしてほとんどの人が、国民戦線に抗議する大衆動員だけでは不十分であり、労働者階級の権利を防衛して、自由主義グローバリゼーションと闘うべきだとし、それこそが問題の根源ならびに極右の台頭原因と闘うための唯一の方法であると考えている。
様々なアソシエーションと労働組合の間で会議が開かれた。上述した権利要求を主張し、動員と討論をするためのアリーナ(場)を作るという構想が進展している。それは、活動家のほとんどが求めていることである。木曜日の午後、パリで初の大会議が開かれる。そこには誰でも参加できる。
4月23日パリ
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大統領選挙に対するフランスATTACの反応 投稿者:まっぴょん 投稿日: 4月27日(土)10時22分45秒
第1回フランス大統領選挙後の状況
クリストフ・アギトン(ATTAC France 国際部)報告
第1回大統領選挙は気分の悪い驚きだった。極右の台頭である。極右政党「国民戦線」の党首、ジャン・マリエ・ルペンが、右派の共和国連合(RPR)のジャック・シラク現大統領に次ぐ得票を獲得して、決選投票に残ることになった。この結果は政治への激震であり、直ちにフランス全土で抗議行動が起きた。選挙日の翌日、4月22日(月)には、自然発生的にあちこちで極右に反対するデモが行われ、約10万人が参加した。さらに翌日23日も同規模のデモが行われ、とくに高校生や大学生が多く参加した。
新自由主義政策の拒否
この結果を、フランスの政治が右旋回していて、民主主義勢力や社会運動が後退していることを示している兆候でない(「である」の間違い?)と見ることは誤りであろう。また、より一般的に、1980年代初頭にサッチャーやレーガンが登場し、勢力関係が逆転して、労働組合運動が長期にわたって低迷し、経済自由主義が推進されたが、最近の欧州選挙で見られた一連の右シフト(イタリア、デンマーク、ポルトガル、そして今回フランス)をこうしたサッチャーやレーガンの勝利になぞらえるのは誤りであろう。
イタリアの状況は実際の力関係を明確に説明している。ベルルスコーニが勝利したが、3月22日のデモや4月16日のゼネストなどに見られるように、ジェノバ・サミット後、若者の間で大規模かつ広範囲な決起がある。
第1回フランス大統領選挙で投じられた得票数から見ると、結果を右翼と極右の間の競走として要約することはできない。1995年の前回の第1回大統領選挙では、革命派を含む左派勢力は全体で1,235万7,000票を獲得したが、今回の2002年選挙でも左派勢力は同じレベルの得票数、1,220万票を獲得した。一方、今回の選挙で、極右を含む右派勢力は全体で200万票減らし、1,802万2,000票から1,628万2,000票になった。またこの得票数には、右派勢力の一部である動物愛護政党(狩猟・漁労・自然・伝統党)が獲得した4%の120万票も含まれている。
この選挙から学ぶべき最大の教訓は政権党の弱体化であるが、しかし、それは左右両方の政党に言えることである。左翼政府(社会党、共産党、緑の党)は150万票を失い、1,071万1,000票から924万6,000票に減少した。この数字には、約1年前に内務省を辞めて、治安問題を焦点に据えた選挙戦を展開したジャン・ピエル・シュベンヌマンの党(市民運動)への得票、151万8,000票(5.4%)も含まれている。また議会右派は約400万票を失い、得票数は1,345万票から960万4,000票に減少した。このような、政権についている政党の後退は、人々が不誠実なシステムや、ジャック・シラクを筆頭とする不誠実な政治的リーダーたちに明らかに拒否をつきつけたことを示している。それは、とりわけ、近年、右翼政府から左翼政府に至るまで様々な政権が採用してきた新自由主義的政策への拒否である。
棄権票が21%から28%に増え、意識的な無効票も100万(3.4%)を超えた。革命派(3候補)は140万票増やし、297万4,000票(10.6%)を獲得した(前回選挙では161万6,000票(5.3%))。また極右勢力(2候補)は100万票増やし、547万2,000票(20%)を獲得した(前回選挙では457万1,000票(15%))。
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