四トロ同窓会二次会 2004年4月1日〜3日
誰でも歓迎!何でも自由に投稿してください。
投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」その他に掲載する場合もあります。
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分析および方法について(2) 投稿者:伊達 純 投稿日: 4月 3日(土)14時06分6秒
「いいかげん日本が脅威だから中国が軍拡をしていると信じるのはやめ
ましょう」とのことですが、日本の軍拡が中国の軍拡を誘引していること
が事実であるかどうかはさておいても、日本の軍拡が中国の軍拡を誘引し
ていると言われている事実をどう思うのかという問題は残るのではありま
せんか。
> お互い喉下に刃物を突きつけあっているからこそ平和的な対話が
> 可能となっているのですよ。
到底受け入れることはできない論理ですね。お互い喉もとに刃物を突き
つけあっているような国は、自国の民衆をも抑圧します。そんな国に私は
住みたいとは思いません。喉もとに刃物を突きつけあわないですむために
はどうすればよいか、A国の軍拡→B国の軍拡→A国の軍拡という「報復
の連鎖」「暴力の連鎖」にも似た「安全保障のジレンマ」という「軍拡の
連鎖」を、どのように乗り越えるのかという論を立てるべきではないでし
ょうか。
「お互い喉もとに刃物を突きつけあっているからこそ平和な対話が可
能」という世界観をお持ちであることは自由ですが、私は、国際連盟、不
戦条約、国際連合といった戦争を非合法化しようとする歴史が厳然として
存在したこと、そして戦争を非合法化しようとする各国の民衆の意志が厳
然として存在したことが平和をつくり出してきたと考えています。そして
各国の民衆が自国の政府に対して戦争をさせない声、戦争に反対する声、
他国との平和な関係をつくるよう求める声をあげるような国境を越えた民
衆の信頼関係をつくること、各国の政府が地域的な信頼醸成、安全保障対
話の枠組みをつくることなど他国との平和な関係をつくるための外交努力
をすることが平和をつくると考えています。
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分析および方法について(1) 投稿者:伊達 純 投稿日: 4月 3日(土)14時04分50秒
まず不戦条約および国連憲章が自衛のための戦争を否定していないこと
について。
確かに不戦条約および国連憲章は自衛のための戦争を否定していませ
ん。しかし不戦条約において、国際紛争の解決の手段としての戦争は否定
され、国際紛争は平和的に解決することが決められたにもかかわらず、日
本はアジア諸国に対して自衛の名のもとに侵略戦争を行なった。そのこと
をどう思われるのかということを言いたかったのです。
そして条文を示すことにより、不戦条約、国連憲章、日本国憲法第9条
が、戦争の非合法化という流れの中に位置付けられるということを言いた
かったのです。
既に私は「子どもの時に教わりませんでしたか?」(投稿日:3月31日
(水)10時15分34秒)という投稿で書いたと思います。「ろくでもないこと
をするのは日本ばかりではない。国家というものは、ろくでもないことを
するものだ」と。中国が脅威ではないとは言いません。しかし日本がアジ
ア諸国に対して脅威ではないとは到底言えないのではないでしょうか。
空母のことを言うなら、3隻の「おおすみ」型戦車揚陸艦は全通甲板を
採用し、空母のような形状をしており、将来は空母を建造することも射程
に入れたものとなっていると言われています。そして2004年からヘリ
空母の建造にも着手します。このヘリ空母は、やはり全通甲板を採用し、
「おおすみ」型戦車揚陸艦よりもさらに大きなものとなるようです。また
在日米軍の空母キティホークを横須賀に配備させています。さらには在日
米軍の空母キティホークは、2008年以降、原子力空母に交代するとい
うことも言われています
ヘリ空母:海自が1164億円で建造へ 04年度から(毎日新聞2003年08月29日)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200308/30/20030830k0000m010062001c.html
原子力空母配備を示唆 08年以降、横須賀基地に。(共同通信[4月1日12時19分更新])
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040401-00000054-kyodo-int
核兵器のことを言うなら、日本はアメリカの「核のカサ」に入っていま
す。そのことが他国の脅威となっていると言われています。また日本は、
50トンとも言われるプルトニウムを有しています。これは核兵器600
0発分に当ります。さらに運搬のためのロケットの技術、コンピューター
の技術も有しており、そのことがアジア諸国に対して脅威となっていると
も言われています。
防衛費と戦力は直接結びつかないとのことですが、そのことは私も認め
ているからこそ、「日本が、世界第2位とも第3位とも言われる軍事費大
国となっていること、『こんごう』型イージス艦4隻、『おおすみ』型戦
車揚陸艦3隻、F15イーグル戦闘機200機といった攻撃力の高い兵器
を多数保有し、実質的な軍事力でも世界第5位と言われる軍事大国である
こと」という書き方をしてきたことがおわかりになりませんか。私が言い
たかったことは、「日本は世界第2位とも第3位とも言われる軍事費大国
である。軍事費と軍事力とは直接に結びつかないとしても、実質的な軍事
力という点でも世界第5位とも言われるほどの軍事大国になっている」と
いうことです。
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あらっ? 投稿者:イレギュラーず 投稿日: 4月 3日(土)13時43分53秒
改憲派さんの投稿が消えてしまった・・・(二重投稿御免なさい)
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国連と国際協調主義 投稿者:イレギュラーず 投稿日: 4月 3日(土)13時40分40秒
私も、国連への「幻想」を振りまくことには控えめにいっても疑問です。
改憲派さんとは問題にしていることが違うのですが。
同時に国民の上に国家を置くことにも反対です、したがって「国益」って
何?にこだわりたいと思います。丁寧に考えて見たいです。
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sinken氏 投稿者:改憲派 投稿日: 4月 3日(土)13時16分7秒
もし仮にsinken氏のおっしゃられる国際協調主義が自衛権をも否定してい
るのなら、米国との二国間同盟のほうがまだましだと思います。
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dk氏 投稿者:改憲派 投稿日: 4月 3日(土)12時12分58秒
>在日米軍は原潜を保有し、なおかつ空母も所有している。また自衛隊も
空母配備にとりかかろ
>うと計画していますね。日本も、在日米軍が中国に核兵器を搭載したミ
サイルの矛先をむけて
>おり、いつなんどきでも中国を壊滅させる戦力を有していることをご存
じですか?
つまり、在日米軍が原潜を保有し、空母も所有しているから、中国の軍拡
は正当性があるという趣旨の発言ですか?
>米国と中国が同盟を組んだら... (略)中・米に対抗する
米国と中国が二国間軍事同盟を結ぶとかいう話ですか?どこからそんな話
を入手したのですか?
根拠のない憶測を想定してシュミレーションしても意味がありません。と
いうか、どうしてこういう話が突然でてくるのか不明です。
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改憲派さん.自衛か侵略か誰が判断するのですか. 投稿者:sinken 投稿日: 4月3日(土)11時51分8秒
日本国憲法を変え、国軍保持を憲法に書き込み、普通の国になれと言う主
張を聞く時、その理由の中で、触れていない点があることに気づきます.
それは、崩壊した大日本帝国から、いかに復興したかと言う点です.日本
は、特にアジアと自国に刻んだ戦争の悲惨を繰り返さない事を表明しなけ
れば、近隣諸国、自国民共に、その復興をはじめることが出来なかった.
だから、国益追及から発生する権利としての戦争を憲法の中で、放棄して
みせた.
そして、戦勝国、敗戦国に関わらず、権利としての戦争の世界化は、確実
に地球を破壊すると言う認識の広がりから生まれた国際協調主義を憲法に
取り入れた.
改憲派さんの言うように、国際協調主義は、自衛の戦争を禁じていないと
言う主張は、この点を度外視している.国益を追求する戦争の権利は、何
時のときも、国益自衛のためであったはずだ.
だからこそ、国際連合が成立し、スタートした戦後世界は、いったん戦争
を違法化し、国家を超えて関与する場で、国家の自衛権行使として、その
違法性が阻却されるかを決定すると言う合意が生まれたのだ.
この点では、曳馬野太郎さんの国益に対する考察が、明快に述べている。
すなわち、国益追及が、国家が成立する前提としての国際社会の公益性を
損なわないかとの判断に答えうるものでなければ、その国益追及は正当化
されないと言う前提である・
もう少し分かりやすくいえば、私権の主張は、無制限でなく、公共の福祉
を否定できないように、国権の主張も、無制限ではなく、国際公共の福祉
を否定できないのである.
確かに、問題はある.国際公共の福祉を守ることに耐えうる機関があるか
ということである.
多国間の関与を基本とする国際連合も、その判断を大国の意志に委ねてい
るという主張がある.
イラク開戦時において、非同盟諸国100余の意志は、米英を止める事は出
来なかった.
またアメリカは、公然と、国策を妨げる国連など不用と言い放った.そし
て、同盟国との軍事協力で、世界を仕切ると公言した.
改憲派さん.問題を分かりやすくしましょう.貴方は、日本が国際社会に参
加するとき、憲法で定められた日本再出発の精神である国際協調を選びま
すか.それとも、
アメリカの傘下での軍事同盟を選びますか.
小泉首相のように、ご都合主義的に、軍事同盟と国際協調などという正反
対の2つの仮面をつけようとすることはなしです.
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(転載)(一部省略) 投稿者:野次馬 投稿日: 4月 3日(土)10時54分47秒
最新情報が届いたので転載します。
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★☆★立川・反戦ビラ弾圧救援会メールニュース NO.1 04/4/2★☆★
反戦ビラ入れ裁判の第1回公判の日程が、予定ですが決まり
ました。正式に決まるのは4月半ばです。が、ほとんど確定です。
立川反戦ビラ入れ裁判第1回公判
日時:5月6日(木)午後2時 場所:八王子地裁前集合(京王
八王子駅徒歩5分)
A保釈申請却下!保釈要求署名始めます!
3名の保釈申請を3月26日に提出しましたが、同31日却下され
ました。2ヶ月以上前の「事件」に対し、「証拠隠滅の恐れが
ある」とは言語同断です。
私たちは八王子地裁のこの決定に抗議し、一刻も早く仲間た
ちの保釈を勝ち取るために、保釈要求署名を始めました。近い
内にオンラインでも署名できるようにするつもりです。
B3名の“追起訴”決定!許せん!
獄中の3名が、4月1日、2月の自衛隊官舎へのビラまきを口実
に「追起訴」されました。全く何を考えているんでしょうか。
C自衛隊官舎ビラまきをしていた(いる)組織・非組織の人々
は連絡下さい!
自衛隊官舎でのビラまきをこれまでしてきた方、しようと思
っている方、ぜひ連絡下さい。秘密は厳守します。
→tachikawa227q@yahoo.co.jpまでご一報を!
D反戦ビラまきでの起訴を許さない!4.25全国集会・デモに
ご参加を!
3名の早期奪還、裁判での勝利、そしてイラク派兵反対を改
めて訴える集会・デモを4月25日に開催します。弁護団・救援
会・全国の仲間たちからのアピールをもらっていきたいと考え
ています。ふるってご参加下さい。
〜4.25全国集会・デモ〜
日時:4月25日(日)午後1時から
場所:一橋大学(JR国立駅徒歩7分)
主催:立川・反戦ビラ弾圧救援会
■立川・反戦ビラ弾圧救援会
□東京都立川市富士見町2-12-10-504
□042-525-9036(TEL/FAX)
□tachikawa227q@yahoo.co.jp
□カンパ振込先→郵便口座00190-2-560928(口座名「立川自衛
隊監視テント村」"救援カンパ”と明記ください)
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「私の価値体系の中での国益の位置」 投稿者:曳馬野太郎 投稿日: 4月 3日(土)09時31分44秒
「私の価値体系の中での国益の位置」
最近国益について語られることが多くなっている。国益とは単純に言えば
「自国民の生命と財産をいかに守りその利益を追求するか」であろうが、
これが人間にとって唯一絶対の価値を持つものではないと思う。
そこでこの国益が私の価値体系のなかで如何なる位置を占めているか簡潔
に述べてみる。
私は国益を越える上位概念が存在すると考える。それは人類益とも言うべ
きもので、その人間が所属する国家の枠を越えても共有出来る価値であろ
う。
さらにはこれを超越して存在すべきものが、仮に生命益と名付けるが、地
球上の全生命そのものの存在と、その命の継続をかけがえのないものと捉
える価値観である。
さてもう一度国益に立脚して、その包含する下位の価値観をみると、そこ
には個々の人間に生まれながらにして付帯する基本的人権が存在する。
個々の人間に普遍的に備わっている基本的人権は、それを包含する国益に
よって保護されているが、決して国益の名の下にこの基本的人権を犯して
はならないものとすべきである。
私はこのような価値観を基本に据えて様々な問題を考える。つまりこれ
を、日本を取り巻く内外の諸問題を検討する場合の私の物差しとしてい
る。
例えばこの物差しをイラク問題に当てはめ、そこから何が測定出来るかと
いう検討を行うことになる。
この問題の争点は、某国の国益と他国の基本的人権の衝突、国益と人類益
(例えば国益を越えて戦争抑止を価値あるものとするといった考え)の争
い、国益と国益のせめぎ合い等のパターンが考えられるが、今何を論議し
ているのかをはっきりさせることがより討論の深まりをもたらすものであ
ろう。
「ネオコンの論理」に欠落しているものの1つに、自国の国益追求の名の
下に他国民の人権侵害と異なる文明文化の破壊にたいする畏怖の念が見受
けられない。
さらに米国の国益のみを追求する単一の価値観が、世界の多様性をわずわ
らしく邪魔なものと見なす傾向があると思われる。
「ネオコン論理」の限界を指摘すれば、「国益」という概念の中にのみ拘
束されていてその上下に広がる人類が共有すべき理念に対する侮蔑と破壊
を示していると考えられる。
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「ネオコンの論理」 投稿者:曳馬野太郎 投稿日: 4月 3日(土)09時29分28秒
ここで最近手にしたネオコン物をちょっと紹介しますと
「ネオコンの論理」
私の手元に一冊の本がある。「ネオコンの論理」(OF PARADISE
AND POWER) ロバート・ケーガン著
薄い本である。著者(米国のシンクタンク、アメリカ・リーダーシップ・
プロジェクト責任者)は自らの信念を淡々と極めて率直に平明に述べてい
る。
しかしこれほど傲慢でEUの外交関係者に衝撃を与えたレポートはないと
されたものである。(プローディ欧州委員会委員長がEUの全閣僚に必読
文献として回覧を命じたのもむべなるかな)
この内容を私なりにまとめてみた。
******************************
1 米国は現在他国に比して圧倒的な軍事力の較差を誇って世界に君臨し
ている。
2 この軍事力の較差、強弱が、各国に強さの心理と弱さの心理を生じさ
せている。
強い者は脅威に対する許容度が低く、弱い者は逆に高い。
(強い者は脅威の除去に危険と恐れを感じないが、弱者はそれを避けある
いはあえて無視することで忘れようとする)
従って、米国は武力による単独行動主義も先制攻撃も躊躇しない。
3 米国は世界で唯一の超々大国である。これは経済力の差ではなく、た
だただ軍事力によるものである。この状態は21世紀当分継続する。
4 現在欧州はポストモダンの楽園の中にある。
5 しかしこれは米国が作って与えた世界である。
6 欧米は同じ世界で生きている訳ではない。欧州は楽園の中で生き、米
国はサバンナの弱肉強食の世界に生きている。ここではまず力(軍事力)
が決定的に重要である。
7 米国は覇権国家である。世界は米国の覇権に適応して生きていくべき
である。なぜなら米国の覇権とそれがもたらす世界秩序は米国の国益に資
するのみならず、世界の利益にも合致する。
******************************
本書の原型であるケーガンの論文「力と弱さ」は2002年春に発表され
ている。その後の米国のイラク戦略の展開を見ればこれが単なる論文に止
まらずブッシュ政権の行動原理そのものであることが理解できる。
ここまで来るとさすがに私の左目が痛みを感じてくる。この理論は私とし
てはまず感情的にとうてい是認しがたい。
しかしそれならばこのネオコンの理論にどう対峙し理論的にどう反駁すべ
きか、
この力の理論を信奉するのは、はたして米国だけであろうか。例えば中国
は何処までこの理論を我がものとしているのであろうか。
さらに欧州に向けての言葉は日本にも当てはめて考えるべきであろう。
この冷徹なネオコン理論を振りかざす米国と、日本はいかに付き合ってい
くべきか、左目で何を見極めなければならないであろうかと考え込んでい
ます。
(長くなりました、ひとまずここで)
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「歴史って難しいですね」 投稿者:曳馬野太郎 投稿日: 4月 3日(土)09時27分43秒
「歴史って難しいですね」
伊達純さん、こんにちは
若いときは暴飲暴食ものとせずということもままありましたが、最近では
1膳のご飯に赤蕪の漬け物でもあれば充分です。
どーんと大量の中華料理を目の前に並べられてもねえ、といった心境で
す。まあ少しづついただきましょうか。
E.H.Carrですか。伊達さんはカーの「歴史とは何か」などという難
解なものも精読され知悉しているのやも知れませんが、私は良く知りませ
ん。
「ユートピアンに特有の欠点はその主張の一本調子なところであり、リア
リストに固有の欠陥はその思考が何も生まないことである。」とのカーの
分析は鋭いものがありますね、私が「物事は両目をあけてみよ」と言っ
た、いわば中庸の奨めとも繋がるものがあるとも感じています。
カー曰く、歴史とは事実という芯と、その周りを包み込む果実である疑わ
しい解釈が結合したものである。(リンゴのイメージでしょうか)
これを借りてくれば、歴史と似て非なるものであるが、事実をデホルメし
た芯に腐臭だだよう果実をかぶせた怪しげな歴史解釈も世の中には出回る
こともあるでしょう。
歴史とは事実とその解釈が結合したものであるとすれば、それは歴史家が
創造したものであり、それゆえ歴史を学ぶにはその歴史家を研究せよとカ
ーも警鐘を鳴らしたものと考えます。
伊達さんは「かつて日本は飽くことなく「国益」を追求して、アジア諸国
を侵略・植民地支配しましたが・・・」と歴史を語っていますが、カーの
歴史視点から言えばこれはかって日本が東南アジアで戦争をし、また朝鮮
半島を日本の主権が及ぶ範囲に含めたという事実とそれを侵略であり、植
民地支配であったという解釈をした歴史家(複数の)の語る歴史を援用し
ています。
しかしカーの歴史定義によれば、同一の事実と異なる解釈からべつの歴史
を語ることも可能でしょう。
そしてどの歴史観がより価値が高いかの判断基準は、未来に求めよともカ
ーは言っているようです。
さてお前のリアリズムとは何か?と問われれば、誤解を恐れず一言で言え
ば「バランス・オブ・パワー」でしょう、しかしこの先にはネオコンの思
想が存在します。(つづく)
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Re: 方法も間違っている 投稿者:dk 投稿日: 4月 3日(土)06時10分11秒
"方法も間違っている" 改憲派 wrote:
> 昔は越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄が戦争をしていたが、今では新潟
県と山梨県が戦争することなどありえません。
ないでしょうね。
しかし、未だに山口と会津若松、沖縄と鹿児島は仲が悪いですね。友好関
係にはならない。
でも、鹿児島と岐阜は、堤防建設の恩義で仲がよい。
侵略・戦争をした関係よりは、建設的な関係の方がよいとは思いません
か?
恐怖の前のリアリズムより、平和のためのアイデアリズムの方が良いとは
思いませんか?
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Re: 分析が間違っている 投稿者:dk 投稿日: 4月 3日(土)06時05分44秒
"分析が間違っている" 改憲派 wrote:
> 中国は原潜を保有し、なおかつ空母の建造にもとりかかろうと計画して
いますね。
> しかも日本に核兵器を搭載したミサイルの矛先をむけており、いつなん
どきでも日本を壊滅させ
> る戦力を有していることをご存知ですか?
在日米軍は原潜を保有し、なおかつ空母も所有している。また自衛隊も空
母配備にとりかかろうと計画していますね。
日本も、在日米軍が中国に核兵器を搭載したミサイルの矛先をむけてお
り、いつなんどきでも中国を壊滅
させる戦力を有していることをご存じですか?
> 東南アジアにとっては日本よりも中国のほうがよっぽど脅威ですよ。
米国と中国が同盟を組んだら...
今こそ日本は、韓国・北朝鮮と友好関係を結びつつ、ベトナムなどとも連
携して、中・米に対抗する、
という戦略が必要なんじゃないでしょうかね(笑)今の政府じゃ、無理で
しょうが...
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方法も間違っている 投稿者:改憲派 投稿日: 4月 3日(土)05時50分37秒
みなさんが考えるほど世の中は狭くありませんよ。
昔は越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄が戦争をしていたが、今では新潟県
と山梨県が戦争することなどありえません。それも日本国内での経済規模
の発展とか、文化交流が進んだとからとかいえると思います。しかし、そ
ういうことが日本と諸外国との間で一挙的にことが運ぶことなどありませ
ん。やはり、お互い喉下に刃物を突きつけあっているからこそ平和的な対
話が可能となっているのですよ。
私は平和をつくるための努力をされておられることはたいへん結構で喜ば
しいことであると思うが、説得の方法が明らかに間違っていますね。
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違うのでは? 投稿者:改憲派 投稿日: 4月 3日(土)05時35分23秒
ケロッグ=ブリアン条約にしても国連憲章にしても侵略戦争を禁じていて
も自衛戦争は認めているはずですが。
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分析が間違っている 投稿者:改憲派 投稿日: 4月 3日(土)05時20分48秒
中国は原潜を保有し、なおかつ空母の建造にもとりかかろうと計画してい
ますね。
しかも日本に核兵器を搭載したミサイルの矛先をむけており、いつなんど
きでも日本を壊滅させ
る戦力を有していることをご存知ですか?
もしかして中国が攻撃型の戦闘機をもっていないとでもお思いなのです
か?
それから防衛費と戦力は直接には結びつきません。
いいかげん日本が脅威だから中国が軍拡をしていると信じるのはやめまし
ょう。東南アジアにとっては日本よりも中国のほうがよっぽど脅威です
よ。スプラトリー諸島の問題とか台湾の問題を調べてみてください。
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戦争の非合法化をどう実現するか. 投稿者:sinken 投稿日: 4月 2日(金)23時09分50秒
伊達さん.こんにちは.sinkenです。
第二次世界大戦のなかで行われた破壊と殺戮を2度と繰り返さないために
何をしなければならないか。これが、戦後世界がスタートするための大前
提だったと言う事を除外してしまっては、日本国憲法が生まれた意義を理
解する事も出来ませんよね。
国益確保を国家の使命とするとき、それを侵害する国家に対して戦争が、
国家の権利であるとするのが、第2次大戦前の国家関係だった.
この権利行使が、回復できない破壊と殺戮を生み出した.これを繰り返さ
ないために、国家を超えたものとして、国際社会を設定し、そこで共生す
るために、戦争を非合法化することを国家間の努力目標とする。このよう
な意志の結集が国際連合であったし、国際連合憲章であったし、そして日
本国憲法であった.
日本は戦争の非合法化の意志をどの国よりはっきりと示すことなくして、
復興に立ち上がれなかった.だから、日本国憲法が、制定される歴史的必
然性があった.
憲法前文は、国際社会から、戦争を非合法化する先頭にたつことの決意表
明として書かれており、
だからこそ、戦争の悲惨を受け止め、復興に立ち上がろうとする日本の民
衆に受け入れられたのだと思います.
もちろん、戦争を非合法化する国際社会が成り立つためには、国際法治が
生まれなければならない.
しかし、この国際法治を要求する動きは、非同盟諸国の広がり、とか、民
衆の平和運動、労働運動などの動きはあったが、冷戦構造の成立、それぞ
れの国家経営の強まりの中で、分散化していった。
戦争の非合法化、それを支える国際社会の国際法治は、結局民衆の、国家
を超えた社会運動に支えられなければならないと思うのですが、その点、
平和運動の分裂、などで、衰退してしまったのではないか。その現象的結
果が、結局国家間対立で、国連は何も出来ないとなる.
しかし、だから、再び、国益追及のためには、戦争は国家の権利とする国
家関係に逆戻りするのか.このことが憲法改正に反対する論理の中心とな
ると思う.
また冷戦構造の消滅と、アメリカの先制攻撃による戦争拡大の中で、逆に
戦争の非合法化を要求する民衆の連帯の可能性がでてきていると思う.
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どういった立場からのリアリズムなのか(4) 投稿者:伊達 純 投稿日: 4月 2日(金)12時51分0秒
> 敷衍するならば、自衛権の行使に当たらない、先制攻撃やいわゆ
> る侵略戦争を明白に憲法で禁止することで仮想敵国(日本以外の
> 他国)の日本を意識した軍拡への動機を抑制する効果も多少期待
> 出来るでしょう。
> にもかかわらず、軍備を拡大する国があるとすれば、日本も毅然
> として受けて立つ事を明白に示す、これも戦争をあらゆる手段で
> 防止する努力の一つでしょう。
既に何度も書きましたが、そして何度でも書きますが、戦争放棄・戦力
不保持を謳った憲法第9条があるにもかかわらず、日本が、世界第2位と
も第3位とも言われる軍事費大国となっていること、「こんごう」型イー
ジス艦4隻、「おおすみ」型戦車揚陸艦3隻、F15イーグル戦闘機20
0機といった攻撃力の高い兵器を多数保有し、実質的な軍事力でも世界第
5位と言われる軍事大国であること、「こんごう」型イージス艦が中国海
軍の脅威となってロシアから「ソブレメンヌイ」級駆逐艦を輸入すること
になったことに見られるように、むしろ日本の軍事力が脅威となって他国
の軍拡を誘引していることをどのようにお考えになりますか?
こういったことを書くと、「なぜ他国の代弁をするのか」といったこと
を書かれそうですが、他国の側の論理を理解することも、リアリズムでは
ないでしょうか。
ピープルズ・プラン研究所は、「民衆の安全保障」という概念を提起し
ています。「人間の安全保障」という概念が言われるようになってきてい
ます。しかし「人間の安全保障」には、国家、あるいは軍隊こそが自国の
民衆を害するという問題意識が反映されていないません。「民衆の安全保
障」という概念は、そういった問題意識を反映したものです。
ピープルズ・プラン研究所のホームページ
http://www.jca.apc.org/ppsg/
また、「第九条の会ヒロシマ」が行なっている新聞意見広告に次のよう
なものがあります。
「第九条は明日への現実主義なのだ」
http://www.jca.apc.org/~fujii/iken/2003.htm
私は、国家の言うところ「安全保障」、「国益」、国家優先のイデオロ
ギーであるナショナリズムの側には立ちません。「民衆の安全保障」の立
場、民衆の側からリアルに平和を考え、生きて行きたいと思います。
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どういった立場からのリアリズムなのか(3) 投稿者:伊達 純 投稿日: 4月 2日(金)12時48分13秒
> 日本国憲法9条は自衛隊の存在と併せて考えるとき、極めて曖昧
> で諸外国に誤解を与えかねません。(日本は成文憲法を無視し何
> 処までも拡大解釈をする国だと)
逆ではありませんか。戦争放棄・戦力不保持を謳った憲法第9条がある
にもかかわらず、日本が、世界第2位とも第3位とも言われる軍事費大国
となっていること、「こんごう」型イージス艦4隻、「おおすみ」型戦車
揚陸艦3隻、F15イーグル戦闘機200機といった攻撃力の高い兵器を
多数保有し、実質的な軍事力でも世界第5位と言われる軍事大国であるこ
とに見られるように既成事実を積み重ねてきたことこそが批判されている
のでは?
逆に、世界第2位とも第3位とも言われる軍事費大国となっている日
本、「こんごう」型イージス艦4隻、「おおすみ」型戦車揚陸艦3隻、F
15イーグル戦闘機200機といった攻撃力の高い兵器を多数保有し、実
質的な軍事力でも世界第5位と言われる軍事大国となっている日本が、戦
争放棄・戦力不保持を謳った憲法第9条まで捨ててしまったら、アジア諸
国からはどのように見られるでしょうか。より信用されなくなるのではな
いでしょうか。このように認識することもリアリズムではないでしょう
か。
> 敷衍するならば、自衛権の行使に当たらない、先制攻撃やいわゆ
> る侵略戦争を明白に憲法で禁止することで仮想敵国(日本以外の
> 他国)の日本を意識した軍拡への動機を抑制する効果も多少期待
> 出来るでしょう。
自衛の名のもとに戦争が行なわれてきたことについては、どう思われま
すか。
1928年の不戦条約では、次のように書かれている訳です。
第一条[戦争放棄] 締約国ハ、国際紛争解決ノ為戦争ニ訴フルコ
トヲ非トシ、且其ノ相互関係ニ於テ国家ノ政策ノ手段トシテノ
戦争ヲ抛棄スルコトヲ其ノ各自ノ人民ノ名ニ於テ厳粛ニ宣言ス。
第二章[紛争ノ平和的解決] 締約国ハ、相互間ニ起ルコトアルベ
キ一切ノ紛争又ハ紛議ハ、其ノ性質又ハ起因ノ如何ヲ問ハズ、
平和的手段ニ拠ルノ外之ガ処理又ハ解決ヲ求メザルコトヲ約ス。
国際紛争の解決の手段としての戦争は否定され、国際紛争は平和的に解
決することが決められた訳です。それにもかかわらず日本は、アジア諸国
に対して侵略を行なったのです。
国際連合憲章には、次のように書かれています。
第一条[目的] 国際連合の目的は次のとおりである。
1 国際の平和及び安全を維持すること。…(略)…
第二条[原則]
…(略)…
3 すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国
際の平和及び安全並びに正義を危くしないように解決しなけ
ればならない。
4 すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威
嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立
に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のい
かなる方法によるものも慎まなければならない
国際紛争の解決の手段としての戦争が否定されただけではなく、さらに
一歩踏み込んで、武力による威嚇又は武力の行使も慎まなければならない
ものとして否定された訳です。
そして日本国憲法第9条。
[戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認]
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希
求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行
使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄
する。
2 前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、こ
れを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
私は、憲法調査会広島公聴会の意見陳述に応募した際の意見の概要で次
のように書きました。
> 不戦条約(ケロッグ=ブリアン条約)、国際連合憲章と戦争を非
> 合法化する国際的な動きが連綿としてあり、その延長上に憲法第
> 9条があるのではないでしょうか。
[aml 37855] 「憲法調査会広島公聴会意見陳述に応募しました。」
http://www1.jca.apc.org/aml/200402/37855.html
条文を読むことによって、不戦条約、国連憲章、日本国憲法第9条が、
戦争を非合法化する歴史的な流れの中に位置付けられることがわかるので
はないでしょうか。
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どういった立場からのリアリズムなのか(2) 投稿者:伊達 純 投稿日: 4月 2日(金)12時47分39秒
スターリンとチャーチルの言葉を引用しておられましたが、「国家の最
高権力者達」が、そういうものであるということは押さえておいた方がよ
いということはわかります。それがリアリズムというものだと思います。
しかし私は、「国家の最高権力者達」の立場にはありません。おのずと
「国家の最高権力者達」とは異なったリアリティを持っています。そうい
う認識を持つこともリアリズムではないでしょうか。
> つまり国家意志と言うのは、その国民に説得出来るだけの必要性
> があって(プロパガンダを用いることもありですが)条件が己に
> 有利であるか、それ以外の選択肢が残されていない場合、戦争を
> 躊躇しないであろう事を示唆します。
その場合、戦争によって自国の民衆も害されることを隠したり、害の内
容を具体的に伝えなかったり、過小に伝えたりする、一部の人間の利益の
ためであるのに全体の利益のためであると伝えるなど、自国の民衆を欺む
く、あるいは民衆が所属する国家のために戦争に参加するのは当たり前で
あるといった国家主義というイデオロギーを植え付けることも「国家の最
高権力者達」は、する訳ですね。そういう認識を持つこともリアリズムで
はないでしょうか。
> 私は懐疑的人間ですから、無条件に(自国の国家権力者も含め)
> 他国の政府、その国民を信頼する事は避けたい考えです。
私も、「如何にして具体的に平和を実現するか」(投稿日:3月31日(
水)14時04分38秒)という投稿で書いたことがある筈です。
> 日本国憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼
> して」とあります。私は、まっぺんさんのようには各国の民衆を
> 無条件に信頼するつもりはありません。しかし各国の民衆との間
> に信頼関係をつくって行く必要はあると思います。各国の民衆が
> 自国の政府に対して戦争をさせない声、戦争に反対する声をあげ
> るという関係を如何につくり出すかが問題だと思うのです。
だから私も無条件に他国の民衆を信じるという訳ではありません。各国
の民衆が自国政府に対して戦争をさせない声、戦争に反対する声をあげる
ような国境を越えた信頼関係をつくっていくということを言っている訳で
す。
> 信頼し、共生を図ると言うのは、そこに明白な国益としての損得
> が存在し、紛争や戦争よりも(起こせば手痛い反撃も予想される
> という軍事的抑止力が存在し)平和のうちでお互い商売した方が
> 利口でしょう、との共通認識を構築す 鰔会 蚩るという情報がはいりました。<