四トロ同窓会二次会 2003年1月24日〜31日
誰でも歓迎!何でも自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」その他に掲載する場合もありますのでご了承ください。
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LaborNet Japan 投稿者:野次馬 投稿日: 1月31日(金)22時43分21秒
ここのサイト内の掲示板で、
まっぺんさんによる
>白井朗氏、角田富夫氏へのテロ襲撃を弾劾する緊急声明のご賛同のお願い
の投稿の、次の次に、中核派による
>イラクの人々を殺すな!2・1PEACE MEETING実行委員会
の投稿が入っていますね。
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青森県知事選挙(かけはしより) 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月31日(金)18時14分35秒
平野良一さん、健闘しましたが落選です。
一月二十六日、任期満了にともなう青森県知事選で現職の木村守男(65)が三選を果たした。反核燃の市
民グループから立候補し、共産党と社民党が推薦した平野良一さん(74)は、争点が「八年ぶりの保守対
決」となり、核燃問題では票が伸びなかったこと、過去最低だった前回の投票率を上回ったものの、予想以
上の低投票率のため、残念ながら四人の候補中、三位に終わった。
http://www.jrcl.net/web/frame03130f.html
※しかし、核燃料サイクルに「反対」のほうが「賛成」よりも多いのに、
なぜそれが得票に反映されないのかな?ブルジョア選挙の矛盾を感じるところです。
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お知らせ\(^o^)/ 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月31日(金)17時41分23秒
昨年末より続いてきた昨年11・22集会をめぐって宮崎擁護派との論争最新版ができました。抱腹絶倒の醜態をさらすスパイ擁護派の「言論」をお楽しみください。
http://redmole.m78.com/miya2.html
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華さんへ 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月31日(金)13時34分11秒
リンク集の中から参考になりそうなところを紹介します。
救援連絡センター
http://kyuen.infoseek.livedoor.com/
レイバーネット
http://www.labornetjp.org/
労働通信
http://cgi.members.interq.or.jp/red/rodo/home.html
東京一般お助けネット
http://www2s.biglobe.ne.jp/~otasuke/
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共産画 投稿者:臨夏 投稿日: 1月31日(金)12時30分31秒
『新中国美術図史 1949〜1968』中国青年出版社/2000年/北京/110人民元
『新中国美術図史 1968〜1978』 同上 /168人民元
という本が、図書館に新刊で入って来たので、即、借りてきました。
いやあ、おもしろい!きれい!
下のほうは、モロに文革期をカバーしており、
アカデミックな画壇の絵ゆえ、文革グッズほどの露骨さはありませんが、
まあ、似たり寄ったりですw
油彩より、中国画が多い、という印象を受けます。
図版も美しく、解説も適宜なようで、
中共社会主義リアリズムを語る上で必見かな、とか。
腕時計買う費用まわして、この本注文して買うです。
しかし、日本画、中国画、朝鮮画、それぞれの趣がありますね。
どれも、アジア民族主義のイデオロギー的側面があるでしょうが。
わたしは、平山氏や東山氏のような日本画より、朝中共産画のほうが、
「趣味」以外にも、まっとうな芸術として、よっぽど好きです。
朝鮮画はみなさん、見たことありますか?
北朝鮮の官定絵画ですが、とてもええです。
中国画は、6.7年前、東京で、「北京駅頭の中国国画展」を見て以来です。
山水画のなかに、鉄道が走ってたりして、なかなかうまいものですよ。
2003.0130.pm10:50
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高村 投稿者:通行人 投稿日: 1月31日(金)10時33分41秒
LJでしたね。ありがとうございます。>臨夏さん
私は、マークス、照柿、LJ、リヴィエラ、李殴、神の火、黄金、這う虫、の順に読んだのでした。
彼女とほとんど一心同体で夭折した弟と、彼女自身が合田なんでしょうかね。切ないわぁ。
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通行人同志> 投稿者:臨夏 投稿日: 1月30日(木)19時55分32秒
もち、合田三部作は、全部読んでおります。
LJが一番好きです。
マークスも単行本ですか、また読むのはしんどいナア。
『李歐』も、『わが手に拳銃を』は知らんのですよ。
解同は、LJでつよ。
因みに、『レディ・ジョーカー』とかは、
『彼氏彼女の事情』描いてる漫画家、津田雅美画伯が、
単行本のあとがきで宣伝してたから読んでみたのでつ。
『リヴィエラ』は、わが師、表三郎のすすめです。
2003.01.30.pm05:50
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模範回答 投稿者:野次馬 投稿日: 1月30日(木)19時04分27秒
>諸悪の根源たるセンター試験制度を廃止すればよい。
だいたい、1970年代にもなってから、
それまで学校別だった国立大学の試験を
国家統一試験にした共通一次試験なるものが
すでに時代錯誤的だというのに
それを私立大学にまで拡大したのが無茶かつ無意味なのです。
国際的な産業民営化のうねりがあったはずなのにね。
このぐらいの事故はおこってあたりまえです。
個人の力ではどうにもならないですって?
じゃあ、そのなんとかいう先生を社会的にリンチすれば
怒りがおさまるとでもいうのですか。
そういうことをしたいのなら、匿名はやめて本名で
告訴でも告発でもすればよろしい。
公平かつ平等な学力試験というものがありえるという妄想から脱却することをお薦めします。
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↓ 投稿者:華 投稿日: 1月30日(木)18時03分11秒
すいませんっ・テンパリました。2時間ではなく2分の間違いです!!
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突然すいません 投稿者:華 投稿日: 1月30日(木)18時02分10秒
先日行われたセンター試験の理科@で二松学舎大学が起こした不祥事の件で、ちょっとみなさんに質問したいのですが。
えぇと、まず・・・試験監督が問題用紙配布にてこずり、試験開始が2時間遅れてしまいました。その試験を受けていた生徒が親に言い、親が新聞社に投書して、新聞に出てしまったようです。学校側から学生に詳しい説明がなかったので、学生の憶測で間違った噂が広まってしまい、2ちゃんねるで先生の容疑者リストを上げる人まで出てしまいました。その中には、試験監督をしていなかった先生の名前まで含まれていたので、その方々にはいい迷惑です。ちょうどこの受験シーズンに、マイナスイメージを全国に広めてしまい、学校の信用はがた落ちだと思います。
私達は、学校側に問題を起こした先生を公表するよう、学校側に訴えたいのですが、その先生が可哀想だと言う人もいます。どうしたらいいと思いますか?
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傍流・・高村の件 投稿者:通行人 投稿日: 1月30日(木)17時32分29秒
LJ、マークス、照柿読了ですか?>臨夏さん
最近、マークスの文庫版が出たんですよね?読まねばならんでしょう。彼女の改稿はすごいから。
あと、「解放同盟」が出てくるのはどの話でしたっけ?
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本流と関係ないですが、 投稿者:臨夏 投稿日: 1月30日(木)11時57分44秒
高村薫ファン同志各位へ>
『リヴィエラを撃ってんか』、なめて読んでたら、
最後のほうの盛り上がりが凄くて、感動しました!
『李歐』と同じくらいおもろかったです。
『地を這う虫』も、文庫で読みました。
これは、政治家のドライバーのがよかった。
次は、『黄金を抱いて翔べん』にかかります。
そして、『神の火』読んだら、高村オールクリアかな。
警察もんより、国際諜報もんのほうが好みですわ。
2003.01.30.am00:14
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ラルザックから三里塚へ(メール情報) 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月28日(火)11時19分32秒
「週刊金曜日」最新号2003.1.24号に
「農民ジョゼ・ボヴェ フランス・ラスザックから千葉・三里塚へ」という記事が出ています。
4頁で写真はカラーです。購入して読んでください。
■フランス・ラルザックから千葉・三里塚へ
神出鬼没 農民 ジョゼ・ボヴェ
■国際的な反グローバリゼーションの運動家として知られる
ジョゼ・ボヴェさんが昨年秋、日本各地を訪れた。
千葉県成田と東京での行動を追い、彼の思想に迫った。
金曜日の編集部平井さんの記事です。
10月27日、横堀鉄塔に登り、その後、熱田さん、石井さん宅を訪ねた様子
も記されています。
一番大きな写真は、横堀大鉄塔から空港を眺めるボヴェさん。バックには管制
塔と誘導路が見える。
さらに横堀大鉄塔、鉄塔上に置いてある「抗議する農民の像」(金城実さん
作)、案山子亭で「空港NO」の赤旗にサインするボヴェ、など横堀団結小屋
での写真があります。
東峰出荷場や東峰神社の写真、横堀部落・熱田さん宅をたずねたボヴェの写真
もあります。
記事では、「三里塚いまだ終わらず」と運動が続いていることが紹介されてい
ます。
ここでは、ボヴェさんの次の言葉が紹介されています。
■空港管制塔を見て、「あれは知っている。壊したんだろう。非常に感銘を受
けたよ」と感慨深げだった。1978年の管制塔占拠のニュースは、フランス
にいるボヴェたちの励みになったという。
■講演で「フランスの運動が元気なのはどうしてか」と質問されたボヴェは答
えた。「運動はお互いが学びあうもの。私たちだって三里塚から多くを学ん
だ。みなさん忘れているよ」と。「グローバリゼーションへの闘いもサンリヅ
カの闘いも同じだ」とも言っていた。
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世界社会フォーラム速報(つづき) 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月27日(月)13時05分40秒
討論用文書
1. 民主的国家の新しい側面(New dimensions of the democraticState)
筆者 : Federico Mayor
グローバリゼーションは国家の権限の分散をもたらしている。国家はグローバル・レ
ベルで行われる決定の影響をますます強く受けるようになっている。したがって、国
内における民主主義を考えるとき、グローバル・レベルの民主主義を合わせて考えな
ければならなくなっている。
世界の人々は、国際機関の民主化のために重要な役割を果たすべきだ。UBUNTU
フォーラムは、さまざまな国のNGOの呼びかけのもとで、「国際機関の徹底改革
のための国際キャンペーン」を開始した。
2. 論争的対話(The confrontative dialogue)
筆者: Attac スウェーデン
2001年6月、スウェーデン・イェーテボリでのEUサミットに対する行動のいくつか
の経験
暴力による混乱を避けるため、非暴力かつ印象的な表現方法を見つけ出すことが重
要。スウェーデンの運動体は、EUサミットに際して、EU政策に関して政府との
「論争的対話」を試みた。しかし、その後、こうした対話について批判的な意見が出
てきた。この討論の中で、ATTACスウェーデンでは、「論争的対話」をコンセン
サスを得るための手段としてではなく、政府と運動体の違いを明確にするための手段
として位置付けることを提起した。
論争的対話の有効性は、現在の国際政治・経済情勢の分析を基礎にしている。グロー
バリゼーションは新自由主義の矛盾を顕在化させ、人々に変革に必要性を
気づかせて
きた。・・・
3. 既存秩序に反対する市民からの革命(Revolution from the citizens against
the established order)
筆者 : Silvia Saravia
2001年12月のアルゼンチンの「地区からの蜂起」は、いまや全国レベルに拡大してい
る。私たちは、飢えからの救済、IMFの不当な要求への反対を強調してきた。私たち
は自分たち自身で解決策を見つけなければならないと考えるようになった。
私たちは、「社会食堂」(地域の人々に食事を提供する)、コミュニティー・ガーデ
ンや共同パン焼き工場、地域図書館・・・を組織してきた。私たちは全国大会を開
き、経験を交流し、いくつかの結論を確認した。私たちの運動は、単に失業手当を要
求する闘いではなく、他の政党とも協力してアルゼンチンを変える闘いである。・・
・
4. 「ニュー・アメリカン・ドリーム」がポルトアレグレで語られている(The New
American Dream is discussed at Porto Alegre)
筆者 : Virginie Poyetton, Le Courier de Geneve
フォーラム開催前日のようす、青年キャンプのレポート、ラテンアメリカ各国からの
参加者の期待、ビアカンペシーナの会議など
2004年はインドで、時期はダボス会議に合わせるのをやめる。3月(2005年はポルト
アレグレ)。
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世界社会フォーラム速報(1月25日) 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月27日(月)13時04分06秒
1. 希望が恐怖に打ち勝った(Hope defeated fear)
筆者 : Torsten Bachmann und Johannes B・tner
ルラ大統領が第3回世界社会フォーラムで演説
ブラジルの大統領に選出されたルラが、約5万人の聴衆を前に、45分にわたって演説
した。彼は、「南アメリカであろうがアフリカであろうがアジアであろうが、1人も
飢えることがあってはならない。政府は第1の政策として、5000万人の人たちの飢え
を克服するために闘う。いくつかの都市で、そのための最初の施策にすでに着手して
いる」と述べた。彼が世界経済フォーラムの出席のためにダボスに赴くことに対して
不満の声が上がったが、彼は世界の貧しい人々の声を代表することの意義を理解する
よう求めた。彼はサンパウロの金属労働組合のリーダーとしての経験に触れ、要求を
勝ち取るためにストライキも交渉もどちらも重要であると説明した。
2. 連合が重要だ(Alliances are fundamentally important)
筆者 : Helena Tagesson
労働組合と新しい社会運動との連合を構築することが非常に重要であるということが
一般的な合意となっている。今日のセミナーで、いくつかの勇気付けられる経験が語
られた。
シアトルのWTOに対する闘いでの「チームスターと亀」(労働組合と環境活動家の
連携)については多くが語られてきた。米国の「Jobs with Justice」(職場に公正
を)が地域における労働組合と社会的公正のための闘争の連携について報告した。フ
ランスの組合活動家は、共闘が常にたやすいわけではないことを語った。市民という
共通の立場からの共闘(たとえば「食料主権」やGMOの問題等を通じて)の可能性
が指摘された。ヨーロッパでは80 % の人たちがGMOに反対しており、そこに何か
の可能性がある。
シカゴにおける日雇い労働者(多くは移住労働者)の組織化、英国のメディア労働者
の反戦運動、ジュビリー南アフリカの試み等が報告された。
3. ルラとの会見(Meeting Lula)
筆者 : Lena Klevenas
スウェーデンからの参加者の報告。スウェーデンの首相がルラの就任式に来て、戦闘
機を売り込もうとして断られた(ルラは彼に「この予算は貧困と闘うために使う」と
言った)ということもあり、大きな期待をもっていた。彼は「飢えとの闘いが最優先
課題である」と強調した。「人は誤りを犯すが、われわれには誤りが許されない。だ
からゆっくり、慎重に進む。われわれは長い間待ってきた。私が大統領に選ばれたの
は、ブラジルの貧しい人々の間で長年にわたって進んできた政治的発展の結果であ
る」。
プレスリリース
1. ATTAC国際会議
1月26日(日)、30カ国の代表が集まり、新しい体制、問題、キャンペーンについて論
議した。
スーザン・ジョージ(ATTACフランス副代表)は、広範な人々が参加したことに感動
して、「政治に関与するようになってからの30年間で、今日ほど楽天的になった日は
ない」と語った。
ATTACは国際的運動として発展しつつあり、今後の活動は大陸ベースで行われる
だろう。ポルトアレグレではアフリカ、アメリカ、ヨーロッパのAttac の会議が開か
れた。
ATTACが取り組む課題も拡大しており、とくに現在では、ATTACの多くのグ
ループが対イラク戦争に反対する運動に取り組んでいる。
ATTACは今後、4つの国際的キャンペーンに集中的に取り組む。つまり、GATSの
凍結、タックスヘーブンの廃止、ヨーロッパ規模でのトービン税の実施、FTAA反
対である。
当面の結集点として
G8(6月1-3日、フランス)
第5回WTO閣僚会議(9月、メキシコ・カンクン)
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竹内好 投稿者:猛獣文士 投稿日: 1月27日(月)10時15分07秒
鬼薔薇さん
貴重なご意見、参考になりました。
古本屋のネットでは、
日本とアジア・・・竹内好評論集 第三巻 1000円から
新刊の文庫本は1400円。
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(無題) 投稿者: 投稿日: 1月26日(日)22時32分42秒
> 投稿者:Artane. 投稿日:2003/01/22(水)23時00分06秒 ■ ★ ◆
> > シミュレ−ション小説ってモーニングのジパングみたいな奴?
> ”趣味レーション”と書く馬鹿 投稿者:気になること 投稿日: 1月22日(水)09時50分57秒
> http://8123.teacup.com/dame/bbs
あそこ、今あのアホが仕切っているのか(-_-;
…彼、東京では敵多いんで広島に逃げ帰ったらしいけど。
私的には某自称政治党派のカルト集団と組んだ時点で終わってるんだけどね。
> 投稿者:Artane. 投稿日:2003/01/22(水)23時26分51秒 ■ ★ ◆
> > あそこ、今あのアホが仕切っているのか(-_-;
> > …彼、東京では敵多いんで広島に逃げ帰ったらしいけど。
> > 私的には某自称政治党派のカルト集団と組んだ時点で終わってるんだけどね。
> 四トロか革マルかどっちよ
四の筋。
まー、セクハラやら喧嘩やらひどかったらしーからねー、彼。
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RE:西郷さんの評価>猛獣文士さま 投稿者:鬼薔薇 投稿日: 1月26日(日)22時01分05秒
こちら、久しくご無沙汰でございました。
西郷評価としては、やはり何を措いても竹内好「アジア主義の展望」でございましょう。締めくくりにあたる最終節が「西郷の二重性」、西南戦争評価をめぐるそのエッセンスは、次のとおりでございます。
|西郷が反革命なのではなくて、逆に西郷を追放した明治政府が反革命に転化していた、
|この考え方は、昭和の右翼が考え出したのではなくて、明治のナショナリズムの中か
|ら芽生えたものである。それを左翼が継承しなかったために、右翼に継承されただけ
|である。/西郷を反革命と見るか、永久革命のシンボルと見るかは、容易に片づかぬ
|議論のある問題だろう。しかし、この問題と相関的でなくてはアジア主義は定義しが
|たい。ということは、逆にアジア主義を媒介にしてこの問題に接近することもまた可
|能だということである。
書誌的なことを申しますと、筑摩書房「現代日本思想体系」9《アジア主義》の「解説」として書かれた60年代初期のこの論考、後に著作集の一冊『日本とアジア』に収録され、その巻が今は文庫化されてございます(ちくま学芸文庫)。
新左翼は、ベトナム反戦闘争のさなかにあってもついにこの見地に理解の射程を延ばすことができず、近代日本の「アジア主義」の系譜を止揚する思想的営みから自己を疎外した地点で「連帯」を呼号するに終りました。それは、「革命的左翼」と自称しながら、「戦後民主主義」のナショナリズムをついに乗り越えられなかったことを意味いたします。いわゆる「内ゲバ」の主体的要因の少なくともひとつはここにあったとわたし考えております。
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訂正 投稿者:ボクドラエモン 投稿日: 1月26日(日)18時04分52秒
ぼく自信→自身
なんでなんでしょうかね→なんなんでしょうかね
すみません。いい加減な性格が出てしまうな藁)。
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(無題) 投稿者:ボクドラエモン 投稿日: 1月26日(日)18時02分29秒
すみません、うろ覚えだったもので。ご指摘ありがとうございます>>臨夏さん
あと、猛獣文士さんのおっしゃるとおり、司馬が単純に「保守」で切り捨てられる作家でないことも確かです。ぼく自信、初期の『尻食らえ孫市』なぞは、なかなか面白く読みましたし。
ただ、朝日にも文春でも受けがいいという「国民作家」ぶりが、ボクにはどうも胡散臭く感じされるわけです。なんでなんでしょうかね?うまく言えませんが。
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ボクドラエモンさん 投稿者:臨夏 投稿日: 1月26日(日)16時07分37秒
戦車の砲身というのは、「曲がった」んやのうて、
「ヤスリで削ったらザラッと擦れた」んやなかったでしょうか?
あと、「戦車が避難民をなぎ倒す」については、当時の軍部の、対民衆的態度が問題なわけで、
実際に戦車が人をひき殺すのか、という技術的問題ではないと思います。
とまれ、貴重なご意見で議論御参加、大いに為になりました。
ps、いまだ投稿機能回復せず、2003.01.25.pm11.00.
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WSFの模様 投稿者:イレギュラーず 投稿日: 1月26日(日)15時04分31秒
第3回WSFの模様が見られます。(但し、英語です)
http://www.attac.info/poa2003/?NAVI=1022-14en-1522:23
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ちょっとホロー 投稿者:猛獣文士 投稿日: 1月26日(日)01時46分03秒
四トロ同窓会で司馬遼太郎をけなしても、誰も弁護する義理もないから、議論にならないかもしれません。
司馬遼太郎は作家として優れているし、週刊朝日なんかで少し読んだ親鸞の思想に対する解釈(講演)なんかも、面白かったです。晩年は、「この国のかたち」などを書いて、日本の国としての将来を大変心配していたようですが、そういう感覚を持っていて、変な右翼のいやらしさがない人は貴重だと思います。鋭い時代感覚と日本という国に対する深い愛情を持った人物だったと評価します。
しかし、「翔ぶが如く」は、余りいい作品ではない。明治期の人物の好みも、私とは違う。
といっても、その明治期の人物に対するイメージの原像は、彼の小説(を原作とした大河ドラマを含む)からのものかもしれない。
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司馬遼太郎といえば 投稿者:ボクドラエモン 投稿日: 1月25日(土)19時44分32秒
猛獣文士さんのおっしゃるようように戦車の話が有名ですが、これには最近、いろいろ議論がありますね。
砲身がすぐ曲がったことに司馬は、日本の戦車のへぼさを見るわけですが、これは単に司馬の技術的無知ではないかということです。
砲弾を撃ち出すにあたり、砲身は粘りのある合金でないと無理なわけで曲がるのは当たり前なわけですね。
あと、避難民が戦車になぎ倒されるのではないかという質問に上官が「なぎ倒していけばいい」と答え、司馬が衝撃を受けるのも有名なエピソードですが、司馬のみた戦車は、どうも走行スピードは今の乗用車の徐行ぐらいのスピードぐらいしかなかったとか。みんな避けられるわけですね。
あと以前にも書きましたが、司馬作品では乃木将軍は意図的に悪く書かれがちですがレーニンなどは「傑出した軍事的指導者」だと言っています。旅順は英米が陥落させられなかったセバストポリ要塞より強固な拠点として設計されていましたから。
まあ、だからといって、日本軍部の愚かさや侵略的意図が免罪されるわけではないんですが、司馬という人が、やっぱり割といい加減に歴史をみていたことは軍事的な無知からもいえそうです(余談ですが、「街道を行く」もわたしの今住む地域についての記述はいい加減です)。確信犯的に、芸として、いい加減な部分もあるのかもしれませんが。
そして、そのひとが書いた大ざっぱな歴史観に、現在のこの国の偉いさんたちが影響を受け、いい加減な運営をしると。全く困ったものです。
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ご返事ありがとう 投稿者:猛獣文士 投稿日: 1月25日(土)14時15分01秒
まつきさん、
ご返事ありがとうございます。まず、司馬遼太郎が直面したのは、棺おけのような出来損ないの戦車に乗ってあの強大な敵と戦って死ねといわれたという、非常に切実な問題だったと思います。その不合理な要求、命令に対する怒りをあちこちで書いています。このことは体験としては絶対的に説得力のあるものです。しかし、そのような個人的体験を「近代合理性」の欠如というような一般論に広めるのは、問題と思います。司馬もそこまではいっていないと思います。
西郷と大久保の対比で大久保に近代合理性があったのかといいますと、疑問があります。明治維新の近代合理性の受け入れは決して完璧なものではなく、また、欧米の文化的な背景を持たない日本が完全にそれを受け入れること自体、不可能であった。漱石のいう「皮相うわすべり」の状態であったわけです。
西南戦争では、薩軍の戦略にさまざまな誤りがあり、もともと装備の面で劣勢だった薩軍の敗北を決定付けたという意味で、西郷に対する大久保側の見通しの正しさを見るのは(実際司馬の「翔ぶが如く」の勢いはその見方に流れています)、一面的ではないかと思います。西郷は戊辰戦争では非常に有能な将軍として、あるいは戦後処理を公平に行う行政官として働いていたのであるから、西郷にとっての戊辰戦争と西南戦争の相違がどこにあったのかを分析しないで、薩軍の非合理性を語るのは不十分と思います。その点、「翔ぶが如く」は問題の本質に迫らない退屈で凡庸な戦記物になっているといったら言いすぎでしょうか。
なお、戦争自体が非合理な行為であり、戦争の勝利のために個人を犠牲にするという考え方は日本だけのものではありません。最近のアメリカ軍は、自国の兵士を一人も殺さずに戦争に勝とうとしているように見せかけていますが、特攻隊のような行為はどこの国にも見られるし、それを賞賛する人々もどこの国にもいます。
臨夏さん
今度、推薦された著書を読んでみます。ありがとうございました。
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『検証 内ゲバ』PART2へのご協力をありがとうございました 投稿者:小西まこと 投稿日: 1月25日(土)11時18分06秒
まっぺんさんからご紹介の『検証 内ゲバ』PART2ですが、ネット上では本日発売です。(書店は1/31)
この掲示板の参加者を含めて、様々な方からご協力をいただきました。ありがとうございました。
この本へのご意見は、ここでも、社会批評社フォーラムでもどしどしレスしてください。
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読んでないんですが、 投稿者:臨夏 投稿日: 1月25日(土)10時31分55秒
読んでないんですが、
猛獣文士さま>
毛利敏彦『明治六年の政変』中公新書、なんかどうでしょう。
明治六年政変とは、「征韓論」とかで、西郷、江藤、板垣なんかが一斉下野したあれですね。
この著者は、あと『大久保利通』『台湾出兵』などの本が同じ中公新書からでてます。
なにかで、『台湾出兵』やったかな?(これは読みました)、
西郷下野についてか、大久保との関係とかかで、目の覚めるようなええ文書いてたんで、挙げてみました。
しかし、どうにも昔のことで、おぼろげな記憶にたよっての報告で恐れ入ります。
ps、ティーカップに、不具合いうたら、方法ないみたいなこと言われました。
まっぺんさんに、代理投稿お願いしております。
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西郷については 投稿者:まつき 投稿日: 1月25日(土)02時28分44秒
若い頃の松本健一が、明治大正期の革命イメージでえがいてた気がします。
ひょっとしたら、松本に影響を与えた橋川や竹内にもそれに類する著作があるのかもしれません。
司馬は、戦車兵時代に技術に裏打ちされた「近代合理性」のかけらもない
昭和陸軍に失望したのが原点ですから、大久保−西郷で、大久保寄りにな
るのはやむを得ないのだとおもいます。
ところで、学術的なところで日露戦争の性格をめぐり「帝国主義戦争か国民戦争か」という議論がありましたが、国民戦争論者(煙山?太郎)も、レーニンに依拠していました。
レーニンは、退廃した帝政ロシアと相対的な健全な立憲日本といった文脈で書いていたのだと思うのですが(うろ覚え)、そうした一側面はたしかにあったといえると思います。
「戦後歴史学」は切り捨ててきたものですが...
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西郷さんの評価 投稿者:猛獣文士 投稿日: 1月24日(金)18時57分56秒
司馬遼太郎の話が出ていたので、長年の私の疑問を書きます。
彼の「翔ぶが如く」を読んで、余りに大久保よりの感覚なので、がっかりしたものです。一般的には、西郷隆盛は、人間的にはいいやつであり、ドラマなどを作ればすばらしい人物として描かれるが、少しクールな史観では、落伍的な封建思想の持ち主ということにされています。このクールな史観というのが、怪しいとも思います。どう怪しいのかがどうも展開できないのですが。
しかし、以前から西郷隆盛という人物には、何か非常に重要な要因があり、明治以降の日本についてのポジティブな可能性を含んでいたのではないかという発想があり、それがなんだかが今でも分からないままになっています。
かつての毛派のある思想家が、毛沢東を西郷隆盛になぞらえていたというような話をどこかで記憶しています。西郷に対する、卓越した切り口っていうのを知っている人いないでしょうか。
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「検証内ゲバ」パート2発売!\(^o^)/ 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月24日(金)16時34分16秒
『検証 内ゲバ』PART1に続く、内ゲバ問題の徹底検証
目 次
序章 『検証 内ゲバ』第一期から第二期への前進 いいだもも 5
PART1 内ゲバの基本的要因とは何か?
第1章 革命・革命主体・党と内ゲバ 生田 あい 20
第2章 暴力・テロル・戦争論と内ゲバ 小西 誠 46
第3章 「ブント・革共同主義」が胚胎する内ゲバの原基 蔵田 計成 70
第4章 新旧左翼の内ゲバの思想と体質の克服 いいだもも 119
PART2 内ゲバ廃絶の歴史的の試みの検証
第1章 「革共同両派への提言」から何を学ぶべきか 景 清 150
第2章 春日庄次郎さんらの内ゲバ停止の提言 渡辺 一衛 174
第3章 第四インター派の「内ゲバ」主義との闘い 国富 建治 201
PART3 当事者たちが語る内ゲバ体験
第1章 市民運動を装うSENKI派にも息づく内ゲバ主義 小林 義也 236
第2章 一九七○年代前半の学生運動と内ゲバ 西川 享 259
第3章 東北大における社青同解放派との衝突事件 高田 鉄夫 281
第4章 日中友好運動と「中国派」内の内ゲバ 吉留 昭弘 301
結語 内ゲバ廃絶のための私たちの提案 325
資料 白井朗氏・角田富夫氏への言論弾圧テロ事件関連資料 330
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/53-0.htm
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