四トロ同窓会二次会 2002年11月7日〜10日
誰でも歓迎!何でも自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」その他に掲載する場合もありますのでご了承ください。
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テロの定義 投稿者:黒目 投稿日:11月10日(日)21時45分25秒
=アメリカ合衆国国家に認可されていない軍事行動の総称
・・・・と元を読まずに書いてみる(w
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(無題) 投稿者:お砂場 投稿日:11月10日(日)21時32分24秒
菊さんお薦めのサイト、「ブナの林便り」の今日のニュースに「テロの定義」募集広告ありました。元海兵隊員で津田の政治学の先生だったダグラス・ラミスさんが募集してます。賞金出るみたい。
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まあ、はっきりいって 投稿者:黒目 投稿日:11月10日(日)20時27分15秒
大衆運動を全然形成できてきていないのが、文化運動に見えてしまう要因ではないかと(w
欧米とかだとやはり状況は異なると思うんですが。
んでまあ、ボルシェビキズムを相対化する視座を提供する触媒の役割を果たせば、アナキズムという思潮の歴史的役割としては十分なのではないか、と思っています。
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アナどれない無政府主義 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月10日(日)19時48分23秒
noizuさん、詳しい説明ありがとう。!印刷!しときました。
マルクス主義者ーマルくずれには、やっぱり理解しにくい構造になっているような。マルだと、ある課題に対して、すぐどうゆう組織を作って戦うかと考えてしまう。私なんか、組織に弱い=なるべく分裂しないで、よく論議してみんなでやりたい、という方なので。それが政治だと思うので。マルくずれから言うと、失礼ながら、アナキズムは政治運動というより、文化運動にみえてしまうのです。
まあ、マルクス・レーニン主義の見直しのなかで、アナーキズムなどの良いところを取り入れて・・・誰かが・・いいものつくってくれればいいな・と・思う・・・今日この頃
ちなみに、カミさんは大杉がだーーいすきです。私は金子文子が普通にすきです。
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「日朝問題」と<歴史認識>シンポジウム 投稿者:猛獣文士 投稿日:11月10日(日)17時34分59秒
私もいきました(菊さんの書き込みで知りました)。
在日朝鮮人の金石範さんの説明は、大変、心情的に理解できるものでした。
植民地支配の責任をとらず、あるいは、在日朝鮮人に対する理不尽な扱いの責任もとらないまま、気の遠くなるような長い時間、知らぬ顔をしていたあげく、拉致問題が発覚するや狂ったように朝鮮非難にあけくれる日本に対する絶望的な気持ちというか、そんな気持ちを私は他人事でなく理解できるような気がました。
日韓条約での日本の立場は、植民地支配を「合法」とするもので、この条約は、後に日本がさまざまな戦後補償を請求されたときに、これを「解決済み」として拒絶する根拠となった条約だそうです。
理不尽な行為を「合法」という概念で正当化する日本側の立場を聞いたとき、南京大虐殺で、日本軍が中国軍の投降者を殺害したのは「合法」だなどという議論を思い出しました。これらは同一線上の発想ではないでしょうか。
菊さん、
また、このような集いがあったら紹介してください。
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ちょっとだけ 投稿者:noiz 投稿日:11月10日(日)16時26分02秒
あまりアナアナ言うのが気がひけるので少しだけ。
アナキズムに全体性はありません(笑)。ただ傾向性として前衛批判・全体主義批判という○○に対する反対、ということはあげられるのではないでしょうか。あとはバラバラですよ。一口に社会主義とか共産主義といっても色んな潮流があるのと同じことです。
理論的に簡単にやっつけるならば、
プルードン=アソシアシオンの自由連合主義、相互主義
バクーニン=即時武装蜂起&一揆主義、少数精鋭主義、集産主義
クロポトキン=無政府共産主義、反革命的祖国防衛戦争支持 (ワラ
個人主義=ばらばらなので理論的にまとめることは不可能?
アナルコ・サンジカリズム=サンジカ(労働組合)による自治管理
アウトノミア・アウトノーメ=自律主義、これはアナだけではなくマルキストのなかにも同様の潮流が輩出しましたが…
綱領主義アナキズム=アナキストも綱領を持たねば革命はできないとする、一方では「おまいらボルじゃん」と言われる一派 (w
などなど、といったところでしょうか。評議会主義や自治管理社会主義とも問題意識を共有する潮流もあるようです。
アナキズムはこうであらねばならないと思っていれば思っているほど、「他人のアナキズム」に対して難くせをつける傾向がややもとすれば出てくるのではないでしょうか。最初から我とは異なる潮流だと思っていればいいのに、肩身が狭いのか寒いのか知らないけど、てんでばらばらなはずなのに無理にまとまろうとして破産を繰り返してきたのが、ニホンで言えば、アナキスト連盟の歴史と言えると思います(ちみに戦前は他人のアナキズムが気に入らねえとゲバくりかえして凋落してます。アナキスト運動であれば内ゲバとは無縁という主張があるとするならばそれは謬論というべきでしょう)。
連合する必要性も内実もないのに、ガワだけつくってえばろうとするような権威主義的な根性は消えてなくなっちまえ! アナキズムだけでなくどんなところでも言えることですが (w
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うーん、 投稿者:noiz 投稿日:11月10日(日)15時52分22秒
Thoughtline は寡聞にして知りません。もしかして DOS で同名のソフトウェアがありませんでしたっけ?
レヴィのハッカーズは確かに面白いと思います。マニア的にさらに興味深いのが Jargon File ですかね ^^
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黒目さん、了解です 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月10日(日)14時10分40秒
黒目さんの考え方や雰囲気が、かの若者とすごく似ているように感じられたので。80年代頃から左翼がどうしようもなくなって、アナキズムの見直しやいろんなことの捉え返しが始まったんでしょうね。吉川勇一さんが書いていた、あの10・8でゲバ棒ももたず佐藤阻止のために、首都高速に寝転んだ「反戦行動委員会」はアナーキストだったのでしょうか・・。黒目さん生まれてないか・
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自衛隊の対テロ作戦 投稿者:小西まこと 投稿日:11月10日(日)13時12分04秒
自衛隊と警察の対テロ治安出動共同訓練が始まるようですが、9・11事件以前から、ここ数年、この共同態勢は強化されています。70年安保以来、再び自衛隊の治安出動態勢が相当強化されているのですが、左翼も、マスコミも関心は今ひとつです。
今年3月に、この現段階の内容を分析した本を書きました。参考に。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/shakai.htm
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あ、それは俺じゃないですね 投稿者:黒目 投稿日:11月10日(日)13時02分28秒
俺がいたのは若いのは俺だけだったのです(w
というか、ある学校のある戦線の名前を名乗って出席していた、という構造でした。
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黒目さん 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月10日(日)12時44分44秒
「そんなこと、どうでもいいじゃん」と言われるかもしれませんが・・・
アナログおやじは気になるので、最後にこれだけー
その市民運動は結局、オバさんジイさんたちと、若手に分裂しました。もちろん、20歳のさわやかな青年も私も後者でした。(私も今よりは若かった)その過程で、私は優柔不断でひとり「分裂はよくない」とか言っていたものだから、「事務所、金、名簿」の残務処理を離婚調停人のようにやらされた。という経過でしたが・・・違いますか・・・
若者「インターって、分裂したとき内ゲバなかったって本当ですか」
私「オレその前にやめちゃったから、でも体質的にそれはないとおもう
よ、個人的に感情的になって二三発殴った奴はいるかもしれねえけど」
こんな会話をよくしてました。
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ピョンヤン共同宣言 投稿者:Muu 投稿日:11月10日(日)12時16分45秒
民族中心主義は厄介な問題ですね。民族をどう捉えるかによって、大きく意見が異なることが想像に難くありません。
あと、菊さんはご自身は「ピョンヤン共同宣言」について、どのようなご感想をお持ちですか?
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スタンダード 投稿者:Muu 投稿日:11月10日(日)12時11分12秒
そうですね、私たちもともすれば自分のなかのスタンダード(価値観)で相手を判断することが多く見られます。自分たちのスタンダードに振り返らないところに、問題があると思います。
豪華な駅は、日本にも散見します。暗い車内に対して、明るく広告で溢れた欲望の広告塔のような車内がいいのでしょうか・・・などと、れんげさんのレス一つからでも、色々なことが疑問に思えます。折角、色々な場を実際に見ることのできる立場の人々が、そのような映像の使い方しか出来ないのは残念なことですね。
ところで れんげさんナホトカ以外に他の都市、たとえばレーニン廟は見に行かれたのですか?
素朴な疑問、あれってホンモノですか?
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昨晩のシンポジウムで 投稿者:菊 投稿日:11月10日(日)12時06分41秒
先日案内した「日朝問題」と<歴史認識>シンポジウムに行ってきました。何人かの論者がそれぞれの視点から報告したのですが、共通していたテーマはピョンヤン共同宣言への評価と拉致事件に対するメディアと日本国民の対応についてでした。
れんげさんの書き込みに関連していうと、興味深かったのが高橋哲哉さんが紹介した、1911年(日韓併合の翌年。昭和期に国家主義が日本中を覆った時期ではない)に河上肇が書いた「日本独特の国家主義」という論文についてでした。高橋さんによると、「日本人の眼中、心中、脳中、国家をおいて他になし。・・・国家を越える何ものも夢想せず」と川上は書いているそうです。「自民族中心主義」をどう克服していくのか、歴史的に問われている課題です。
ピョンヤン共同宣言については、65年の日韓条約方式で行うことに対する批判が集中しました。それはこの掲示板でもあまり触れられていなかった問題なので、改めて書くことにします。
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さっきTBSで 投稿者:れんげ 投稿日:11月10日(日)11時50分31秒
北朝鮮の取材映像を流してました。一瞬だけ、私が行ったときの同行者が映ってたような。
たぶんTBSの社員も、あのときまざっていたのでしょう。
豪華な地下鉄駅とか、暗い車内とか、核シェルター用にも造ってあるとか。切符売り場の窓口がひとつしかないとか。そんなのモスクワや北京の地下鉄に乗ったことのある人なら、なじみのことでしょう。
出演者たちがそれらを見て、嫌味を言っているのに、腹が立ちました。
旧東側の社会の様子なんか眼中にない、というか、全然知りませんね。これだけ多くの日本人が外国に行って見てきている時代だというのに。私がはじめて出た外国は、85年のソ連・ナホトカでしたが、当時はまだ「ソ連を見てきた」という報告には価値がありました。今ではロシアを旅してきたなんて話は珍しくありません。
どうして、単純に日本との比較だけで評価するのでしょう。というか無意識に自分たちの社会がスタンダードになっているのですね。
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菊さんへ 投稿者:Muu 投稿日:11月10日(日)11時22分13秒
いえいえ、「カッコウはコンピュータに卵を産む」はネットワーク捜査ものとして、私も面白かったですよ。ただ、当事者(主人公ストール氏)の怒りに感情移入ができなかったのです。
ところで「ハッカーズ」はお読みになりましたか?
あれは、人々とPCの黎明期の関わりを知る上で、是非ともお勧めです。
誰でも引き込まれると思いますよ。
「ソフトライン Thoughtline」については現代思想1989年6月号に奥出 直人氏が「コンピュータ上のソクラテス」という記事が紹介していました。レスを記述しているときに、ブレーンストーミングされた内容を整理してくれる、この「ソフトライン」というプログラムのことを思い出したのです。
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何か、本格的な議論でとても、ついていけないが。 投稿者:菊 投稿日:11月10日(日)10時53分39秒
Muuさん、クリフォード・ストールを早とちりで紹介した責任があるので、一言。
私は「カッコウはコンピュータに卵を産む」は、とても面白く読みました。ただ私の場合、ここに書いているように、政治活動という「前世」がありますから、飯のタネとなった「現世」も「前世」と無縁でないのだ、という個人的感慨からです。
それにひきかえ、「インターネットはからっぽの洞窟」は全然面白くなかった。読んでいてのわくわく感もなかった。自分にとってはすでに知っていることが多かったかもしれない。
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C・ストール 投稿者:Muu 投稿日:11月10日(日)03時45分43秒
私は『インターネットはからっぽの洞窟』も同じく『カッコウはコンピュータに卵を産む』共に馴染めませんでした。なんだか硬直化した倫理観、いえ正義観といいましょうか、その価値観を前提に語っていて、多様な可能性をまるで否定しているようにも感じました。
彼が『カッコウはコンピュータに卵を産む』の記述のように、あれほど執拗にハッカーを追う執念はどこからくるのかなどと、思わず考えてしまいます。
私からみてC・ストール氏はハッカーと本来指すべきPCの可能性を夢見た人々の、アンチ的存在にも思えてなりません。
ところでnoizさんは技術にお詳しいそうですね。RFCが無ければこれほど発展しなかったというのは確かですね。如何にコンセプトが素晴らしくても、それを実現する技術が伴っていなければ意味をなさないことも理解できます。私は個人的にどうしても技術よりコンセプトに目が行ってしまします。もともと技術者ではないからだと思いますが・・・。
ちょっと、質問です。「ソフトライン Thoughtline」について、かなり昔に興味があったのですが、今はどうなったのでしょうか?
日本ではそれに代わる研究やソフトウエアなどが存在するのでしょうか?
発想支援システムで、結構面白い開発だと思ったのですが。
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The Internet の発展形態 投稿者:noiz 投稿日:11月10日(日)03時17分36秒
かつて(1992)神戸で開催された INET92 において、MIT の David Clark
の発言にインターネットの発展形態の特性がよく現れていると思います。
それはそのままネットワーク技術者たちの流儀だったと言われているし、今でもそうでしょう。
"We reject kings, presidents and voting; we believe in rough consensus and running code"
「私たちは王、大統領、投票を拒絶する。私たちは大まかなコンセンサスと現実に動いているコード(プログラムのコード)に信を置く。」
この言葉は、インターネット(の技術世界)が自律・分散・協働の世界であると言われることの、一つの根拠となっていると思います。
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う〜む 投稿者:黒目 投稿日:11月10日(日)03時10分24秒
確かに俺は80年代末に20才ぐらいで、ある市民運動の会議に出席していましたが・・(w
まあ、あの頃はそういうタイプは結構、あちこちに居ましたけどね。
アナのマルクス主義への批判というのは、単純に、「マルクス派の方針では結局の所、国家を強化し、永続化するものである」という批判、これが全くそのままその通りになったじゃねーか、という話です。後は、「権力」というもんを中心的な課題として据え付ける考え方ですね。
で、その他の部分については、「ひとりひとり違う」と言えば聞こえはいいですが、実態的には「てんで勝手な事いっている」という状態だったのではないか。プルードン以来の伝統で、なにやら「来るべき新世界」の構想を延々と書くという作風がある訳ですが、あんなん、「ガリバー旅行記」なんであって。そもそも「どのような社会を形成するか」なんてのはその時の民衆が考えて形成するもんで、「過去の偉人」の作文の通りの社会を建設する、なんてのはすんげえ権威主義ではないのか、と(w)。まあ、19世紀の人々のユートピアイメージを見るという事では面白い読み物ではあるのですが。
で、俺はその辺で投げちゃったので、アナキズムの理論なり全体性なりとかはnoizさんの方が圧倒的に詳しいので、ひとつよろしく、と押しつけてしまいます。(w
で、宗教性という話ですが、前提として、マルクス主義の宗教性というのんがある。
党への帰依、党の理論への帰依により、人はマルクス主義者になり、信仰体系を受け入れる、という構造が永きにわたって存在したと思います。
で、この構造こそが党独裁という結果を肯定させてきた。
ここで、アナキズムというのはマルクス主義の一神教に対して、多神教の構造を提示することで批判してきたと思うのです。ここで、マルクス主義が生み出してきた害悪を批判する視座を、たしかにアナキズムは持った。しかし、所詮は宗教、主義への「帰依」という構造はそのままであり、党という本山を持たないだけの話、隠し念仏として秘教的に受け継がれるうちに、アナルコキャピタリズムといった異端も生まれ、てな塩梅ではないかと思います。
んで、まあ、俺としては、「信仰捨てろ」と。「自分で考えて自分で行動しろ」てな塩梅の運動の方向へと向かった訳です。これは結局、全共闘の頃からノンセクが普通にやってきた事である訳ですが。
で、「非暴力」ですが、やってる人たちは「主義」だ、と言いますけどね。
俺には「戦術」にしか見えないです(苦笑
まあ、戦術としては非常に有効だと思いますし、ええ事やってはるし、いい人多いし(w
文句をつける筋合いは全く持ちませんが。
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The Internet 投稿者:noiz 投稿日:11月10日(日)03時00分02秒
The Internet は、RFC がなければこれほどまでに発展していなかったと思っています。結局、DARPA/ARPAnet 時代に、実際にネットワーク技術が公開されていったのは、この「コメントを求む(Request For Comments)」というやり方(コメントを求める当の対象として国防総省予算のもとにつくった「技術」についての文書を公開してしまう)があみ出されたおかげだと言っても過言ではないと思います。誰もがコメントを付けることのできるという(つまりそれはリソースの公開が前提になっている)、「情報の公開と共有」の実践の雛形がつくられた時点で今日のインターネットの発展の基盤が与えられたわけですが、そうした精神がのちにIETF や IRTF といったインターネット技術の標準を策定するための組織にも受け継がれていった歴史はやはり看過することはできないでしょう。
「インターネットはからっぽな洞窟」という名文句であるとともに迷文句である言葉を残した Cliff Stoll が批判する内容は、ある意味で見当外れであるように思われます。彼が批判したものはインターネットという環境を媒介にした情報資源の質、あるいは環境の利用法についてであって、環境そのものへの批判とはなりえない問題のたてかたから出てきたものであったからです。Cliff は「クラッカー」(彼自身は hacker という言葉を使用しているようですが、言葉本来の意味を尊重して言い換えてきおます)との追跡劇をひくなかで、インターネットはコミュニティである、しかしそこには「本当に役立つ情報はめったにお目にかからない」と断じていますが、彼が「めったにお目にかからない」と断じた舞台はそもそもインターネットという技術環境そのものというよりも、その環境を基盤にして成立している各種のコミュニティ(それはたとえばウェブ掲示板であり、電子メールであり、メーリングリストであり、ニュースグループである etc)でした。また、「めったにお目にかからない」という判断は彼の価値観によるものであって一般性を持った立論にはとうていなりえないものであることも指摘しなければならないでしょう。
「インターネットはからっぽの洞窟」というよりはむしろ、「インターネットが提供する技術を利用する情報コミュニティは何でもござれのるつぼ」と表現すべきではないかなーと思っています。どんなものが有用かという基準が人によって異なるのは当然のことですから。(※「ハイパーテキスト」はウェブサイトの爆発的な普及を用意したとても重要な概念であり実装となったわけですが、それはインターネット・コンテンツを構成する一部であり全部ではありません。そもそもそれは HTTP というプロトコルが前述したやり方を通じてつくられていなければ誕生しなかった。)
脱線したので戻しますが、インターネットという技術の発展の基礎には「公開と共有」という作法があったわけですが、あえて特定の個人に象徴させるなら、その作法を研究の現場に持ち込み多くの技術者に支持されたJohn Postel(故人)もまた、インターネットとともに語られるべき存在としては欠かせない人物の一人であると思います。(RFCというアイディアを考案し最初にそれを書いたのは Steve Clocker であり、その即席編集者となったのが John です)
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はてなさんへ 投稿者:Muu 投稿日:11月10日(日)02時34分11秒
因みに私が言いたいのは「米国も軍事縮小しろ」ということです。
あれだけ、強大になる必要性は無いでしょう。
あれじゃ、他国に対する軍事的煽りです。
>いまだに明治憲法が継続していたのでは?
維持されているかもしれないし、とっくに日本の国民の経済的・人権的要
因で反発が起こり崩壊しているかもしれませんよ。
また、アメリカの攻撃が無くても、タリバン政権が今後どうなったかわかりませんよ。
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黒目さん 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月10日(日)01時41分21秒
80年代末の数年間、ある市民運動に参加していたのですが、同席していた20歳位のアナを研究していた若者が、もしかしたら黒目さんではと思いつつ少し書いてみます。
私は、インターを離れてから日本近代史の学習をひとりで細々と始めました。(古典の学習でないところが私)もともと、自由民権運動や田中正造に興味は持っていたのですが。断片的で大雑把な結論的感想は
共産党=救いようがなくどうしようもない、結成からコミュンテルンの強引な指令で、あとは誰が「お墨付き」をもらうかに終始。
それに比べて
アナキズム=幸徳、菅野、古河、内山、大杉、野枝、金子文子、石川三四郎、とにかく魅力的な人たち、アナが主導した大正労働運動、「総連合分裂」はアナが正しいのではとおもいます。それと、最後まで田中正造と鉱毒事件に付き添ったアナキスト
でも、全体が分からない、流れが分からない。結局理論も捉えどころがない。それで、20歳の若者に聞くと「アナキズムはひとりひとり違うんじゃないかな」ということで
そこで私はとまっています。
黒目さんが言っていた、宗教化というのはよく分かります。石川なんかそれが著しいですね。
マル批判以上のものがない、これも理解できます。
マルクス主義に対するアナの批判は正しい。−これは理論上のことでしょうか。
結局、私の結論は「魅力的だけどよくわからない。」ということです。全然、かみあわないかもしれませんが。あと「非暴力直接行動」は「主義」でしょうか。
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イラク攻撃 投稿者:はてな 投稿日:11月10日(日)00時55分53秒
アメリカ帝国主義性悪説の立場に立てば、攻撃反対なんだろうが。
先のアフガン攻撃の事後評価はどうなっているか?
他国への独善的判断に基づく攻撃は、一般には許されないが。
現時点にいたり、アフガン国民は、タリバン政権の継続の方が良かった、
と思っているのだろうか?
自国日本に置き換えると、先の大戦で米国の攻撃で軍国主義政権が一応
崩壊した。もしも崩壊していなければ、(仮定の話だが)いまだに明治憲法が
継続していたのでは?
大戦で日本国民は、大きな犠牲を払ったが、その代償として、
不十分ながらも戦後の自由と民主主義を得た。
アフガン攻撃、今後のイラク攻撃について感じた事です。
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これはちょっとすさまじい事態ですね 投稿者:黒目 投稿日:11月10日(日)00時03分30秒
>自衛隊・警察共同訓練
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ジョゼ・ボベさん、テレビに出てました(^^) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月 9日(土)20時47分58秒
一昨日だったかな?BSチャンネルで、集会の模様を紹介し、ジョゼ・ボベ氏の主張内容もかなり好意的に紹介し
インタビューもやってましたよ。NHKにしちゃめずらしい。
でも三里塚に行って横堀団結小屋にのぼったことまでは報道してなかったな(^^)
http://www.jrcl.net/web/frame118e.html
http://www.jrcl.net/web/frame118k.html
http://www.jrcl.net/web/frame118g.html
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対イラク国連安保理決議 投稿者:Muu 投稿日:11月 9日(土)17時43分08秒
しかし、アメリカのような強引な国がある以上、この時代で「民主主義」なんて、限界だらけな空文句と感じます。民主主義を唱えるなら、まずイラクに武装解除を求める前に自分の国から武装解除しろよ、と思います。(昨今の多数決絶対-「民主主義」の悪弊を感じる私です)
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いろいろ雑多なこと 投稿者:イレギュラーず 投稿日:11月 9日(土)16時59分10秒
「もの食う人々」ですね。あと「自動起床装置」でしたか?
新時代社のHPに、ジョゼ・ボベさんの集会報告が載ってますね。昔の同窓生の名前も出ていました。
ジョゼさんの不当判決で日本での日程が大幅に変更になり、仙台での集会がキャンセルに・・・
報告を見ると、さまざまな取り組み方があったようですね。
ネットといえば、今月「IT革命と労働運動」ということで佐々木力氏が、仙台に来るようです。電通労組主催、宮城全労協後援です。
それにしても、「クローズアップ現代」にボベさんが出たことだありました。ビデオに撮っていたはずですが、何かの時に消してしまった・・・。
再放送されないかな。
どなたか、東アジア反日武装戦線関連のことをチラッと書かれたと思いますが、荒井まり子さんの「子猫チビンケとジシバリの花」でしたか、昔読みました。
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11月18日に治安出動訓練 投稿者:LPG 投稿日:11月 9日(土)16時58分06秒
18日共同図上訓練 自衛隊と道警 工作員上陸を想定
防衛庁と警察庁は八日、治安出動を想定した自衛隊北部方面隊と道警の共同図上訓練を、18日に道警本部で行うと発表した。自衛隊、警察の共同訓練は戦後初めて。
武装工作員など警察の対処能力を超える事態に備え、治安出動した際の両組織の連携や連絡のあり方を探る。両庁は来年以降、他の都府県でも図上訓練を実施し、これを終えた地域では、共同実働訓練にも踏み出す方針だ。
図上訓練は北部方面隊、道警からそれぞれ防衛部長、警備部長ら約二十人ずつ参加、十八日ほぼ丸一日かけて行う。「機関銃、ロケット砲など強力な武器を持つ武装工作員らが道内の某地点に上陸した」というシナリオに基づき、武器の状態や人数の把握といった初期段階から、住民保護、重要施設警備、工作員鎮圧など最終段階まで、時間経過に応じて、両組織の役割分担や相互連携を検討する。
防衛庁、警察庁ともに詳しい訓練の内容については「防衛と警備に関する機密だ」として説明を避けている。自衛隊の治安出動は自衛隊法七十八条などで規定され、警察で対応できない緊急事態に内閣総理大臣の命令で出動できる。 (11月8日 北海道新聞朝刊より)
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ハイパーテキスト 投稿者:Muu 投稿日:11月 9日(土)16時35分48秒
『カッコウはコンピュータに卵を産む』のハッカー追跡の当事者であり著者でもある、クリフォード・ストール氏は『インターネットはからっぽの洞窟』でインターネット批判していましたが、今はどうなんでしょう。やはり、インターネットを含めネットは便利ですよね。
(インターネットが普及する前は、パソコン通信と呼ばれる、アングラも含めローカルネットワークが数多く存在しました。)
私にとってインターネットは1963年にネルソンが提唱した『ハイパーテキスト』構想の実現に、近い存在に思えます。「ハイパーテキスト」は簡単に言うと文書から順列を取り除いたもので、言葉など縦横無尽なリンクという結合によりに、人々が必要な情報を効率よく入手できるシステム構想です。
(もともとヴァネバー・ブッシュの『われわれが思考するごとく』に触発されたようです)
彼はまた、1974年の著書『コンビュークリブ』で個人が所有するPCによって、知識や情報の全世界的な共有化により、一部、特権的階層の知的情報手に入れることにより個人の解放を示唆したものです。
とはいえ、私がコンピュータリブということを初めて知った書籍『ハッカーズ 』スティーブン・レビー著がPCの生誕を知る上で、理系でなくとも物語としても面白くお勧めです。
もう一つ
黒目さんの心の奥には、もしかして「パンク-ロック」=「体制への反骨」の精神があるのですか?それならば、なんとなく黒目さんの掲示板とかに対する姿勢も理解できます。
>80年代末に物心付いた世代としては
想像していたより若そうなのでビックリしました。
(60年安保や六全協、世代なのかとふと思ったこともありました・・・少なくとも私より若い・・・ショック(>_<))
SEX PISTOLSのシド・ビシャスがDRUGのオーバードーズで死にましたが、ところで、運動なされている方は、お酒やタバコ、DRUGなのどに対してどのようにお考えなのかなとよく思います。
まぁ、人それぞれとは思いますけど・・・。
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パンクではじまるアナキスト(笑) 投稿者:noiz 投稿日:11月 9日(土)14時38分43秒
けっこう多いのではないかと思います。最近ではめっきりすくなくなってしまったけど、CRASS、CONFLICTといったアナキズムを主張するアナーコ・パンクスには随分(勝手に)お世話になりました (笑)。
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なるほどー 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月 9日(土)13時57分55秒
「閉じたネットをつなぐ=開く」ということですねー
よーく、わかりました。(キクさんのは、ちとむずかしかった)
さらに、表題がインターネットとインターの(あか)メットをかけてるなんて、
さすがですーーーいずみさん
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The Internet 投稿者:いずみ 投稿日:11月 9日(土)13時27分01秒
インターネットはインターネットなので、それ以上略しようがないです。。。
語源としてはもちろん、個別の「ネット」を超えて「ネットどうしをつなぐもの」ということです。大雑把に言えば、大学や研究所にあった、閉じたネットを、組織・物理的敷地の枠を超えてつないだ、ということです。ダイヤルアップが個人普及した後にインターネットに接続している人にとってはこの語源はまったく意味不明ではありますけど。。。
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「ネット」じゃないですか?>略語 投稿者:黒目 投稿日:11月 9日(土)11時16分58秒
以前、「インターネットをする人」の意で「インターネッター」という語を開発したのですが、全く拡がらず。(w
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敵の武器であり、われわれの武器でもある 投稿者:菊 投稿日:11月 9日(土)11時14分31秒
「インターネットなんて、何の役に立つの?」という声が出るたびに繰り返している説明で、条件反射みたいに出てしまうのです。早とちりは、どうもすみません。
まあ、飯のタネでは「敵の武器」の面しか考えていないので、その欲求不満をどこかで解消したいということでもあるのですが。
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菊さん 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月 9日(土)11時03分54秒
詳しい説明ありがとうございます。
でも,フフフ・・、私の聞きたかったのは、「インターネット」とか長いカタカナ書くの大変だから、「IN」とかでいいのかなと・・・・話はむずかしい・・・
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「キューポラのある街」、続 投稿者:平和ボケ 投稿日:11月 9日(土)10時55分21秒
年寄は、断続的におもいだす。
早船ちよさんの一番書きたかったことは、思春期の自我の確立=心と身体の成長でした。その中で、「初潮をだいじなものとして、どうしても描きたかった。」と言ってました。60年頃の話ですから、児童文学で性の問題を取り上げてセンセーショナルだったようですが、思春期のこどもをもつ母親たちに「よく書いてくれた。」と言われたそうです。
映画では、ジュンが土手を走っていて、急におなかが痛くなりしゃがみこむ、・・・あとおぼえていない・・・ビデオをかりてくるか・・・
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ワタクシの場合はSEX PISTOLSで(w 投稿者:黒目 投稿日:11月 9日(土)10時44分11秒
「ああ、アナーキストになりたいなあ」てな歌があったもんで・・・楽しそうだなと(w
でまあ、俺はアナキズムから基本的なところで大きな影響を受けているのは受けていますが、現在は「なんとか主義」を全部捨てて、ただの戦争反対主義者、天皇制反対主義者、という立場です。
80年代末に物心付いた世代としては、「マルクス主義という問題をどう考えるか?」というのんがありまして、で、アナキズムが100年前からやってきた批判が、全面的に正しいじゃないか、という事で、えれえ影響受けた訳です。
しかしながら、アナキズムにマルクス主義批判以上のなんかがあるか、というと、なかなかキビシイと言わざるをえんとか、ある部分においてはマルクス主義よりも宗教化がイチジルシイとか、そおゆうのんにまともに取り組みつつアナキストであり続ける事の意味があるのか、というと、「ない」という結論が・・・(w
民衆的立場で戦争に反対するとうとこだけがあったら、あえて偏狭な「主義」とかに入り込んでいく理由なんかどこにもないのではないか、と今は思っています。
というか、俺の誰にでもすぐに論争ふっかけていく態度って、ネット的には結構、忌み嫌われてると思うんですけどね(苦笑
まあ、これは間寛平みたいな感じで「ワシは止まると死ぬんじゃ!」みたいな塩梅で。
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らんそのへい 投稿者:菊 投稿日:11月 9日(土)10時38分52秒
そうですね。平和ボケさん、思い出しました。
松下さんたちは裁判に負けた時に裁判所から飛び出してきて判決を伝える垂れ幕で、「あはは、負けた、負けた」と書いたのでしたよね。あの垂れ幕は今や官許になっているのに、裁判所はその内容に怒って垂れ幕を取り上げようとした。権威に対する根底的な挑戦を感じたのでしょう。そういう感覚が大切なのだろうと思います。公判廷で乱闘では e日:11月 1日(金)21時26分31秒
佐藤さん、 gに、アイスラン
ド史の概略が述べられています。