四トロ同窓会二次会 2001年3月24日〜31日
まじめな議論・主張・あそび・ぐち・何でも!自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」に掲載される場合もあります。
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反響が楽しみっす 投稿者:TAMO2 投稿日: 3月31日(土)23時09分38秒
まっぺんさん、いましがた送りましたよ!!
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France far left make gains in municipal elections 投稿者:communist
revolution@on 投稿日: 3月31日(土)21時55分16秒
Lutte Ouvrie (31 councilors elected)
LCR (25 councilors)
Lambertist PT (12 councilors)
Socialist Alliance in Australia
http://www.socialist-alliance.org/
Another important news is the split in the International SocialistTendency.
http://www.workerspower.com/wpglobal/GreekISTsplit.html
http://www.swp.org.uk/INTER/Statement.doc
http://www.swp.org.uk/INTER/anticap.doc"
http://www.swp.org.uk/INTER/anticap.doc"
http://www.swp.org.uk/INTER/anticap.doc
http://www.workerspower.com/wpglobal/Frenchmunicipals2k1.html
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はじめまして 投稿者:末期社会主義研究会 投稿日: 3月31日(土)16時01分06秒
運動からではなく、文献から趣味者への道に入った私には、60年代中後半にはやや影が薄いインターについてあまりイメージがわきませんでした。が、このホームページで復刻されている『三多摩社青同小史』でいっぺんにインターが好きになりました。特に、末尾のあたりは泣かせます。統一新聞の話いいですね。分裂前のインターは意見の違った様々なグループが、それぞれにきちんとフラクを名乗って機関紙で主張しあっていますよね。日本の新左翼、いや社会主義運動史上で希有な事例だと思うので、是非その伝統を復活させてほしいです。
ところで、日本の三派はなぜみな統一書記局派支持なのでしょうか。「赤色土竜新聞」や、書き込みを読んでて疑問に思いました。トロツキズム運動草創期には、もうすこし流動的だったような気が文献を読んでいてするのですが。
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まとめれす(o^-')b 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月31日(土)14時30分11秒
●松田道雄関連
カキコありがとうございます。こんなに感想を寄せられたほど、松田道雄はそれなりの業績を残していたのですねー。我が身の無知さに恥じ入るばかりです。他にも彼の著作を読んでみたいと思いました。思想家ではないけど同じく過去を知る「目撃者」の著作で非常に面白かったのは笹本駿二の本でした。ジャーナリストとして第二次世界大戦前からヨーロッパを見聞してきた人で、高い見識を窺わせます。岩波新書を三冊よみました。
●ジャカルタの再雇用闘争
アラブ復興車界党さん、情報ありがとうございました。インドネシアの最近の10年は激動の連続でしたね。東ティモール問題、スハルト退陣、とその後も続く政界の腐敗、そして経済的にもグローバリゼーションの波に洗われて激動のさなかにあります。その中で労働者、庶民の生活が切り捨てられていく。アジア規模でこれに対抗する運動が望まれます。
●「トロツキズム批判」
広田さん、おひさし〜\(^^)。1978年と言えばちょうど「管制塔突入」の年ですね。共産党は、革命左派が活動的であればあるほど「同じ共産主義の目でみて欲しくない」という反動的意識がはたらくんでしょうね。革命左派を右から非難すればするほど「自分自身がどんどん右傾化する」事に気づかないのかな? それにしても「革マル派」も三里塚闘争を「中心的」に闘っていたのかぁ(*^-^*)
三里塚農民も知らない珍事実だな、こりゃ(爆)
●クレープ菅谷さん、はじめまして(^^)
え?「社会趣味婦人会議」!!あなたはもしや「婦人通信」などというパンフの購読者もしくは活動者だったのでは?
第四インター派が今日の分裂にいたった原因の重要な理由のひとつは「女性差別問題」でしたが、もし何かご意見があればぜひうかがいたいと思います。それと「ジェンダー」の問題は「エコロジー」の問題とともにこれまでのどの左翼も充分に把握していないし回答を得ていない問題です。「かけはし」や「労働者の力」に今度の第15回世界大会に向けた文書が公開されていますが、重要議題とされているようです。「レッドモール党」サイトの「懐古闘争の記録」に女性差別問題について意見を載せております。
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意義な〜〜し! 投稿者:クレープ菅谷 投稿日: 3月31日(土)13時27分25秒
トロツキスト合同新聞「労働者のインターかけはし」を創刊せよ!
「意義なし!」です。
そうすりゃぁ、おのずと各派の機関紙にも特色が出てくるし、
各自何がやりたいのかも見えてくるのにな。とか思います。
松田道雄についてはまたあとで。
社会趣味婦人会議
クレープ菅谷
(まだサイトはないケド)
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お久しぶりです 投稿者:広田薫 投稿日: 3月31日(土)05時23分42秒
さいきんみつけた、足立正恒「トロツキーとトロツキズム スターリン批判との関連で」(「赤旗」1978年7月2日)にこんな愉快な記述がありました。
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今日、成田空港をめぐるニセ「左翼」暴力集団の反社会的犯罪行為のなかで、「第四インター」「革マル派」「中核派」「社青同解放派」など、トロツキスト諸組織が中心的役割を演じているとき、トロツキストの正体と役割をあらためて確認しておく必要がある。日本の民主勢力の経験が示すように、かれらにたいしては「理解」ではなくて、断固たる闘争が重要である。
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「理解」が不要というだけのことはあると思わされますね……。当時も物笑いのネタになったりしたのでしょうか? このほかにも「『反帝・反スタ』がかれらの共通スローガン」とかいい加減な記述がありますが、上記記述は“解釈の相違”をあきらかにこえた明々白々な事実誤認でしょう。そのうち掲載予定。
それにしても、たしかに私なんぞは三派の違いがぜんぜんわかりません。まあなまじ統一紙にしたら編集会議なんかでかえって労力がかかるのかもしれませんが、「何とかならんかなぁ〜」というのに同感です。
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無理に、とは言わないけどね。 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月30日(金)22時27分33秒
まっぺんみたいなお節介な「ふぁん」的立場からすると、「そんなに違いがあるわけでもないのに、なんで同じ記事を別々に出してるんだ?」と思うわけです。私は「四トロふぁん」であっても、「どの分派のシンパ」というわけでもないし。というか、一大衆レベルでみたら「違い」は分からないし、今のところ「闘争路線をめぐる決定的な違い」を見出せません。たとえば第一次大戦に対して左翼勢力が見せた態度の違いは決定的です。「戦争反対」か「自国プロレタリア防衛のために参戦容認」か。こういう路線の対立なら真剣に考えなくちゃならないと思うけど。
しかも三派とも「統一書記局派」支持(メルトをのぞく2派は統一書記局からシンパと認められている)だし。かつての関西派(西京司)と三多摩社青同の方がよっぽどちがうと思うけどね〜。まぁ「分派」の経緯がかならずしも「理論的相違」ばかりじゃなかったのが尾を引いているのかもしれないから仕方ないのか?
それにしても「新聞をみっつとも読む事のむなしさ」を日々感じていますよ。新聞だけでいいから、何とかならんかなぁ〜・・・・
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無理に一つにならんでも 投稿者:TAMO2 投稿日: 3月30日(金)21時52分13秒
同じ記事を書く労力を使用するならば、お互いいい意味で「利用主義」になって、共同で配信すればいいのに。「左翼版共同通信」
分裂する場合はそれなりに理由があるのでしょうが、何もかも異なる場合ばかりじゃないのに。
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四トロ三兄弟と日本左派運動についてちかごろ思うこと 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月30日(金)19時44分09秒
フランスの今回の選挙結果では左翼が全体的に得票をのばしているのが特徴のようです。大統領選挙や欧州議会選挙ではトロツキスト二派連合が共産党に匹敵する前進を見せましたが、今回ではさらに多くの左翼がお互いに連合して選挙名簿を作成し、しかも共産党の活動家や地区組織がいっしょにたたかった地域もあったという事にびっくりします。フランスと日本の落差に絶望します。
ひるがえって日本を見ると、いまだにそういう気配さえ見えず、圧倒的に左翼は敗北・孤立状況にあります。「情勢が不利である」ばかりでなく「主体の側」にも意識の立ち後れを感じ、焦燥します。「主体の側の問題」のひとつは左派の合同した闘争における立ち後れじゃないだろうか。例えばまっぺんのいちばん身近かなところでは「四トロ三派」。ちかごろの三派の新聞を見ると、「国労・闘う闘争団」「ブラジル地方選挙」「ヨーロッパ左翼」「横井同志追悼」「日の丸・君が代」「経済問題」・・・三紙のうち少なくとも二紙、記事によっては三紙とも同じ記事を載せています。つまりアナログ的「クロスポスト」状態が続いているわけです。10年以上も!
もったいない!ばかばかしい! 同じ記事を何度も書くんなら分担してもっといろいろな事ができるんじゃないだろうか。三派からそれぞれ編集員を派遣して「統一編集部」をつくり、合同したひとつの新聞をつくれば、ずっと合理的です。郵送料も節約できるし、なによりも読者にとってこんなにいい事はない。「組織がちがうから新聞もちがう」などというのは硬直した考えです。まっぺんが読んだばっかりの松田道雄「ロシアの革命」によればメンシェビキとボリシェビキとが互いに近づいたり離れたりしながら、新聞も共同してつくっていた事もあった事がわかります。「イスクラ」はメンシェビキの新聞になったあともレーニンが委託されて編集を担当していた時期があります。
「四トロ三派は合同編集部による統一新聞をつくれ!」とまっぺんは思う。「左翼の統一」を目指すならばまず内輪の統一からじゃないだろうか? もちろん完全な統一である必要はない。それぞれの組織には「ちがい」があるだろうから。でも、どのへんにちがいがあるのかは全然わからないが、お互いに「17年革命時のボリシェビキとメンシェビキ」くらいの距離にあるとは思えません。それならば「違いはちがいとして維持しつつ」新聞の合同をめざす事を「大衆のひとり」として願っております。例えば12頁にして各派それぞれ4頁ずつ分担するとか、トップ記事・論説は回り持ちにするとか、いろいろやり方はあると思います。
統一した新聞は単純に考えても「週刊紙1+月刊紙2」の内容にする事ができ、波及力も経済的にも改善されるでしょう。また、そのような統一へむけて努力する「四トロ派のイキゴミ」をは、さらに大きな大衆的統一戦線建設に向かう時に大衆の信頼性を高めるでしょう。
あらたなトロツキスト合同新聞「労働者のインターかけはし」を創刊せよ!
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こちらこそ、、 投稿者:アイランダー 投稿日: 3月30日(金)15時32分20秒
AIT久我山支部(準)さん。私の方こそ、まぎらわしい言い方をしてしま
いました。私は、しばしば、「日本語として、おかしいよ」と言われます。
「誤解」されないような伝え方の訓練が足りないようです。
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Re: フランス統一地方選挙速報 投稿者:KJ 投稿日: 3月30日(金)12時36分30秒
元はフランス語なんでそんなに可笑しくないのかもしれないけど、
左翼統一名簿の会派名が『左翼は皆いっしょ』『100%左翼』ってのには
笑ってしまいました。日本じゃ考えられないなあ。
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あ、失礼しました 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月30日(金)10時48分37秒
アイランダーさん、とんだ早とちりでした。「松田さんの本をくれた人」が
「アナキスト」だったのですね。トンダ失礼をいたしました。(^^;;
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本日闘争団集会! 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月30日(金)10時43分45秒
今日の集会、約9割の確立で、私は参加するつもりです。
http://www1.jca.apc.org/ouen/
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松田さんのこと(アナ?) 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月30日(金)10時42分52秒
松田さんといえば、僕はおふくろの読んでいた「暮らしの手帖」で知ったわけですけど。
しかし、アナへの理解はあった人ですが、アナキストと「自称」までしていたかしら?
中央公論の社会思想のコンパクト本の解説か何かで、「その(アナの)有効性は過去のものとなった」「19世紀アナの要求の大部分は(現在の)社会民主主義やブルジョア的法制によって実現された」云々の解説があって、う〜む、と思った覚えがあります(原書紛失故詳細不明)。
アナ系サイトで質問してみますか。
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松田道雄さんのこと 投稿者:アイランダー 投稿日: 3月30日(金)00時39分52秒
20年以上も前になりますか、私は「79年養護学校義務化阻止」の運動に関わりを持ち、多くの福祉労働者や「障害者」の方々と共に、「選別を許さない」、「共に生き、共に学ぶ」と様々動き回っておりました。その頃、ある方から頂いたのが松田道雄氏の本でした。その方は、アナーキストを標榜していた方で数冊いただきました。全体的には、なかなか魅力的でしたが、ある個所に“障害”に対する差別やその運動については、“分かってないな”という感想を持った記憶があります。確か、「羊水チェック等により、現在では、生まれる以前に障害のある無しが判定できる」ような記述があったりしました。
私自身は、当然このような論には「怒り」を覚える訳ですが、本に書かれている総体的な話しの中味については、面白かったという感想を持った記憶があります。
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準国営ラジオ放送から 投稿者:アラブ復興車界党 投稿日: 3月29日(木)22時39分04秒
ジャカルタの某有名ホテルで3ヶ月ほどのストライキの後、ホテルを解雇された日本食レストランなど厨房職員40人(記憶が不正確なのでそうだったかは不明)がホテル近くの路上でテント屋台をしながら、再雇用を訴え続けているそうです。 屋台ながら出すものはホテルで出すような料理と同様にして、技術をアピールをしていて、結構繁盛しているものの経営的には苦しいとの内容のルポがありました。(準国営だからホテルの具体名は出ない)
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松田道雄さんのこと… 投稿者:馬おじさん 投稿日: 3月29日(木)21時32分21秒
お久しぶりです。
松田道雄さんのことがでていましたので、ちょっと思いだすことを書いてみます。
私が松田道雄さんの本をはじめて読んだのは小学校の時だったと記憶しています。当時うちの村の公民館の館長さんが、いわゆる岩波文化人の本を購入し、開放していて、そこで読んだのが初めてでした。わが家は、母がいわゆる戦前からの文学少女で、戦後は岩波文化人の本が家にありました。貧乏な家に、何故か『暮らしの手帖』がありました。
そんな家庭環境で育ったもので、当然のように松田道雄さん、そして日高六郎さんなどの本は、分からないながらも読んでおりました。私が小学校高学年の時は、松田道雄さんと並んで阿部進さんの本を読んだ覚えがあります。松田道雄さんは小児科のお医者さんでしたのが、我が家の主治医が産婦人科が本業の先生で、そこにも松田さんの本がありましたので、そこでも読んだ覚えがあります。
70年代、マルクス主義左翼の人達がプラグマティストと規定していた系譜に重なる方ですが、今から考えれば、松田さんや鶴見俊輔さんたちのようなプラグマティストと軽蔑されていた人達に比して、マルクス主義左翼の人達がどれほどの貢献をしてきたのかを考えると、当時の私たちの夜郎自大ぶりに赤面を禁じえません。
松田さんが書かれた『私は女性にしか期待しない』(岩波新書.1990年)という本を、本棚の中から探しだして、改めて目を通しています。リベラリストの面目躍如たる本です。
その中の一節、
(シングルを選択する)彼女たちに耐えられないのは、男たちの教養の低さです。働かされすぎで、本も読めず、絵画展も演劇もコンサートにもいく暇はなく、大学で習ったことを忘れたところを、スポーツ紙と週刊マンガが埋めているだけです。何よりも、自由な女が感じる権力の重みを感じません。私の学生時代、権力に違和感のない人間を俗物といいましたが、男たちはまさに俗物です。(43ページ)
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松田道雄さん関連のサイト 投稿者:TAMO2 投稿日: 3月29日(木)20時40分47秒
MSN、YAHOOでざっとあたっただけでも、色々あります。90歳までご存命だった
ようです。とりあえず、一つ。
http://www.ehime-np.co.jp/arc/1998/chijiku/np-chijiku-0604.html
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「ロシアの革命」あとがき 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月29日(木)20時06分35秒
文庫版あとがき
1920年代の末に、大学や高校に籍をおいていた青年は、精神の台風のなかに巻きこまれた。マルクス主義の「流行」である。マルクス主義者であることは、知的健在のパスポートであった。
平民社によって紹介され、山川均によって育成された、土着性のあるマルクス主義は、福本和夫によってもたらされたマルクス・レーニン主義に圧倒された。
学生たちの信じたマルクス主義は、このロシア製のマルクス主義であった。このマルクス主義の魅力は、それが僅々10年まえに、ロシアでプロレタリア革命を勝利させた実績にあった。学生たちがドイツ語で読んだ『共産主義のABC』には、ブハーリンとプレオブラジェンスキーの理想への確信が、そのはげしい息づかいに感じられた。
マルクス主義は理論でなく実践だと学生がさけぶとき、実践とは革命であった。
十月革命は、多くの革命家の夢であったものを現実にうつした。資本主義のつぎに社会主義がくるというマルクスの社会発展段階説は、マルクスの自由な構想でなく、歴史の必然性であったのだ。ロシアの歴史は必然性の証明であると、学生たちは信じた。
歴史の必然性を実践したロシアの革命家たちを無条件に信用して、学生の少なからぬ部分が、ジノヴィエフ、ブハーリン、スターリンによって組織され、指導されているコミンテルンの指令にしたがった。コミンテルン日本支部を名のる党に身をささげた。
学生たちの献身のことごとくが、治安維持法によって壊滅させられた。日中戦争、太平洋戦争のさなか、転向者の演技を強いられなかった、臆病なマルクス主義学生は冬眠した。自分の臆病への罪の意識を一日も忘れることなく。
敗戦後の解放がやってきた。冬眠から醒めた私の第一着手は、ソ連社会主義の実態をつかむことであった。冬眠中にけいこしておいたロシア語は、そのためだった。ソ連から刊行物が自由にとれるようになるとすぐに、歴史、経済、哲学、医学、文学の雑誌の定期読者になった。思想家の全集もほとんど予約した。
数年して私の感じたソ連は、停滞の一語につきる。日本のなかのマルクス主義者との距離を感じるのと、それは並行した。
『社会主義リアリズム』(1958年・三一書房)、『マルクス主義と社会主義者』(1965年・河野健二編・平凡社)のなかの「人民のなかへ」の章をかくことで、ロシアのレーニン以前の社会主義者・民主主義者について、多少まなぶことができた。
河出書房から「世界の歴史」の近代ロシアのところをかかないかといわれたのは、その頃であった。引きうけたのは、日本のマルクス主義がロシア製であることと、十月革命が歴史的必然でないことを、いいたかったからだった。
初版の「あとがき」に、この本の執筆を不運だと思っているとかいたのは、1920年代末の精神の台風を経験した仲間の誰もが、日本マルクス主義の反省として、十月革命にいたるロシアの思想をかいてくれなかったことへのうらみをいったものである。
こうしたいきさつでかいたのであるから、『ロシアの革命』は教科書用の通史ではない。したがって「文庫版あとがき」に編集部の希望する「この20年、それぞれのご専門分野の研究がどのような成果を生みつつあるのか、新しい研究の動向」については、ふれない。
もともと私はアカデミーとは無縁であり、アカデミーの人がめずらしく私のかいたものを飲用するときは「アカデミズムの枠外では」という但し書きがつけられる。アカデミズムとは無縁でも、この本はペレストロイカに関心をもつ市民には役に立つところがあるだろう。
松田道雄
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1990年、ソ連崩壊直前に「文庫版」へのあとがきとして書かれたものであることが、最後の行に反映されています。著者の過去の経歴とともに、その心情が察せられます。結局全文転載しました。思想的に同意するかどうかはともかく(というより、まだ批判するほどの判断力はありません^^;)この本、非常に勉強になりました。松田先生、ありがとうございました。本人がこの掲示板を目にするとは思えないけど、ここでお礼を申し上げます。
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フランス統一地方選挙速報 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月29日(木)18時58分33秒
「統一地方選の第一回投票の結果はわれわれにとっては喜ばしい知らせとなった。LCR(革命的共産主義者同盟、第四インターナショナル・フランス支部)は好成績を収め、市町村議会でわれわれの議員はすでに二十以上の議席に達している。革命派の選挙結果は、現在の多元主義的左翼政府よりも左に位置する政治的領域が存在することを、改めて確認させるものである。(『ルージュ』編集部)」
「かけはし」4/2号より
・・・・・・ヨーロッパは元気だなぁ〜。他力本願によそから元気をもらってるばっかりじゃいけないんだけどねー。
http://www.jrcl.net/web/pk714.html
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日本共産党批判 投稿者:TAMO2 投稿日: 3月29日(木)18時30分40秒
面白いし、悪しき点はかわってないな〜、というのが実感です。ただ、批判者が、共産党の日和見主義を批判する余り、逆の図式主義に陥り、ちょっと自らの手を縛っているようなきらいはあります。
あ、そうそう、あの時代のロシアに生きていたら、小生はおそらくメンシェヴィキになっていたことでしょう。多分。1914年以降は知らんけど。
マールトフ:聡明、誠実、快活、で、頑固。
「ロシア社会民主党史」(彼の著書)を電子化しようかな。(関係者?限
配布)
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Re:「革命家の印象」 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月29日(木)16時01分04秒
この本が気に入った理由の第一は、かなり客観的に、それぞれの主張について簡潔にまとめて書いてある事です。たとえばメンシェビキとボルシェビキの違いを、「メン=大衆の自発性に依拠する」「ボル=党の主導性・ジャコバン主義」とし、それぞれの経過を書いていますが、こうした経過説明をよむと、一般的にこれまでの左翼にとって“常識”であった「メンシェビキ=日和見主義」というレッテルは間違っていることが理解できます。当時の情勢の推移との関係で両組織の変遷、そのメンバーの言動を見ていくべきです。メンシェビキが革命への敵対物となりはじめたのは1910年代に入ってからの、帝国主義戦争への態度からだといっていいんじゃないでしょうか?それ以前の対立点(党か大衆か)というのは、現在でも一方的な回答を与えるべき問題ではないように思います。
第二に、小さい文庫本サイズながらも、登場する重要人物がデカブリストやニヒリスト、ナロードニキ、バクーニンなどからキーロフ、エセーニン、ピャタコフに至るまで、またカデットや右派の主だった人物まで写真がいろいろ載っている事です。「通史」として19世紀〜20世紀(トロツキー暗殺)までを知るにはおすすめの本です。
久々に「読者の推薦図書」に加えるかな〜(^^)
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印象 投稿者:TAMO2 投稿日: 3月29日(木)15時16分11秒
今まで読んだ本による、ロシア革命前後の革命家の印象。
トロツキー:自信に満ち溢れて怜悧な頭脳を有するが、どこか他人を小馬鹿にしたような
イメージで、あんまりお友達にしたくない。(晩年は、違う印象あり。)
(※こいつには、ついていきたくないなあ、と回りに思われたのかも?)
レーニン:親分らしくない大親分(大体、そんなもののようだが)。
但し、だんだん、依怙地になって怖くなる(あくまでも印象)。
ルナチャルスキー:学者的な印象。
カーメネフ:レーニンが言うほど、「低脳」ではなさそうだが?
ブハーリン:面白そうなおっさん。
ジノビエフ:意地悪そう。
スターリン:地道にことをこなす実務家。イマイチうだつのあがらないイメージ。
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党と革命と 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月29日(木)14時15分52秒
まっぺんさん、ども。
表題を打ってからトンデモナイタイトルにしたものと後悔。
ま、いっか。
松田さんは、ボル直系のロシア革命史観しかなかった当時から、独自の視点で分析をされていましたよね(といって、随分昔にナナメ読みしただけですが)。アナにも一定の理解と、限界を感じていたようです。
ジノビエフってのは、前も書いたけど、映画「レッズ」でジャック・リードに対峙するイヤなヤローでしたよね。あれが事実かどうかはともかく、あの生き様と人柄が事実だとすれば、彼はボルシェビキの持つその内的な力を生かそうとしつつ、その力そのものに殺されたしまった、ともいえましょうか。
僕も、改めて読み直してみようかな、と思いました。
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最近読んだ本から・・・ 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月29日(木)14時06分44秒
……自白を強要するために、さまざまな方法がとられた。流れ作業と称して自白するまで、いれかわりたちかわり尋問者があらわれ、一週間も二週間もつづいた。……(略)……革命の百戦の闘士たちが唯々として「罪状」を自白した。かれらは、それが党の統一を守る最後の義務と信じたのだ。(386〜387P)
日本共産党の「査問」かと思うでしょう? そっくりです。スターリンによる1934年〜38年におこなわれた大粛清の記述です。4年間に逮捕・尋問を受けた者は800万人。ライバルであったキーロフの暗殺にはじまり、その罪をジノヴィエフ・カーメネフに着せ、「トロツキーの陰謀団摘発」と称して古参の共産党幹部を次々と粛清しました。17回大会中央委員140人のうち無傷で残ったのは15人。コミンテルンに結集する外国共産党員も粛清され、銃殺、投獄、さらには行方不明、自殺など。赤軍幹部も例外ではなく、トハチェフスキー元帥をはじめとして現役将校8万人のうちの2万、予備8万人のうち3万人が粛清されたそうです。
しかし、日本共産党の場合と似て哀れなのはうその「罪状」を自白する献身的な党員のすがたです。それが「党のためである」と信じてやってもいない「罪」を認める。幹部の腐敗と党員の献身性とが結びついたときにおこる悲劇を思うと、指導部にいる者の犯罪性のおおきさを思わざるを得ません!!
河出書房の文庫「世界の歴史」22「ロシアの革命」やっと読み終わりました。集中すればたぶん2日もあれば読めてしまうと思います。とてもいい本です。だんぜんおすすめ。著者松田道雄は京大医学部卒のお医者さんだそうです。1908年生まれですから、ロシア社会主義革命とその後の経過、そして第二次世界大戦をリアルタイムに知っているわけです。あとがきを読むと、おそらく在学中に(非合法)共産党に入り何らかの活動をしてきた人のようです。現在は「革命」についてどう思っているのかわかりませんが、あとがきの中に著者の思いがつよく込められています・あとで一部転載したいと思います。
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文庫が滞っております(^^;;) 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月29日(木)13時36分51秒
おしごとが忙しくなってきて「社会党批判」に手をつけられないでいます。すいません、手が空き次第アップします。
日本共産党批判はおもしろいですね〜。
沢村論文は40年以上も前のものですが、批判の中心点は明快です。やや古典的となった部分もありますが四トロ関西派の「正統派革命理論」という感じです。もうひとつの織田論文も共産党の「いたいところ」を突いています。選挙のたびに得票数が伸びていた頃「議会主義」幻想にふりまわされていた共産党を論破するもので、いまもその批判点は生きている。よく覚えていないんですが「落語ネタ」はここに出ていたんだっけかなー?
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「社会党批判・・・・・」 投稿者:TAMO2 投稿日: 3月29日(木)12時20分07秒
掲題の件、まっぺんさんに送付いたしました。近日公開? 個人的には、今作成中の
「日本共産党批判」を先に公開して欲しいですが。
面白かったネタをいくつか先行公開。
・「天皇陛下万歳」を唱和した社会党発足の集会。
・結局、日本共産党とは、似た者同士であった協会派と社青同(晩年)。
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アナ的に言えば 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月29日(木)08時38分51秒
まあ,国会だの議会だのなんて,こんなものと言えばこんなもの,
なんですけどねヽ(´ー`)ノ
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ニッポン社会民主主義の道化師たち 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月29日(木)08時36分49秒
アラブ復興車界党さん,数日ネット環境になかったもので。読みました。
もう,社民党だの,社会民主主義だのに,何らかの「期待」めいたものを
持つのは(持ってないと思うけど)やめにしましょう>ALL。
あの吹雪の日の社民党が,全てを象徴しないで何が実態なのか。それとも,あ
れは幻だったとでも?
自分でも,過去に,ノリとしては社会党左派的なものもなくはなかっただけに,
まあ単純な想いばかりではありませんが。
そもそも,ニッポンに社会民主主義なんてのは,存在しないというのが私論で
す。あるのは,保守と右翼とボル?と,単なる「御用」(あ,ごく少数の「無党
派市民」と,サンプル例外のアナ?)。旧民社党系企業内御用労組ばかりでなく,
「総評」左派が崩壊していった過程は,まさにそのことを象徴しているのではな
いでしょうか。
欧米では,などというとイヤラシイですが,少なくとも今回の国労の件など,
何だかんだ言って労働組合・労働運動のある彼の地(及び韓国や台湾,アジア
第3世界諸国)では,暴動ものでしょう。あの異常ダラ幹が殴られもせずにす
んでいることなどあり得ないでしょう。
それから,今回「社民党」及び国労ダラ幹に遠慮して,表だって行動しない
全労協系の中小労組等にももあきれ果ててものがいえません。
これは要するに,最終場面で労働者を裏切る行動を,暗黙の内に自ら支持し
たにほかならないからです。そんな労組に何が期待できるというのか。
ちょいと書きすぎたかもしれません。失礼あったらお詫びしますm(__)m
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国労中央による 投稿者:アラブ復興車界党 投稿日: 3月28日(水)23時05分37秒
100万人署名を粉砕して闘争団を守ろう。 詳しくは、「がんばれ国労闘争団」のILO勧告批判の欄を。
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23年前 投稿者:aagh 投稿日: 3月28日(水)00時44分49秒
そうですね。そうだったのですね。
わたしは13年前のことと思いましたよ。
勘違いに思わず笑っちゃいましたよ。
「血が沸き、、。」みたいな闘争。
当時、「かっこいい」と思ってました。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwkf0295/index.html
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じゃあ行ってきましょー、おじさんとこ 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月28日(水)00時37分42秒
「四トロ同窓会」を名乗っている朝倉氏とまっぺん(二次会)でありますからして(^^)
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すみませんがその話題をいずみはフォローできませんので 投稿者:いずみ@風邪 投稿日: 3月27日(火)23時03分22秒
どなたか、その点だけに絞ってフォローカキコしていただけると助かります。
なお、青木弁護士は今回の件でなにやら起こった場合、頼れる唯一の弁護士さんですので、そのあたりをじゅーぶんお含み置きいただいたカキコをぜひともお願いします。
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四トロ 投稿者:とみた 投稿日: 3月27日(火)22時54分15秒
過去何回か話題になった四トロの呼称の件です。ロフトプラスワンの「おじさんとの語らい」で「四トロは蔑称だ」と騒いでいる方がいらっしゃいます。管制塔弁護団の方のようです。↓
http://www.loft-prj.co.jp/OJISAN/bbs/bbs.cgi
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がんばれ国労闘争団 投稿者:アラブ復興車界党 投稿日: 3月27日(火)22時08分13秒
のページ最新情報を見てください。 何も言う気力は起こりません。 社民党渕上氏だって、西鉄労組の出身で広い意味では「鉄路の仲間」だったはずでは?
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戦争犯罪と愛国主義 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月27日(火)21時01分06秒
過去、多くの地域でさまざまな国家が「戦争中である」事を理由として同胞や他民族に対してひどい事をしてきましたが、こうした行為を「人道に対する犯罪」として告発するのは当然であるという意識が近年ますます広がってきました。最初に告発されたのは「ナチスの犯罪」で、ナチスが集団的・組織的に行なった犯罪には時効も適用されない事が決められました。当時はまだ「戦勝者が敗者を裁く」ものであったため、それを正当に評価しようとしない人もいました。日本においても極東裁判での「米国=裁く側、日本=裁かれる側」という一方的な裁判のあり方に反発する者もいます。そして、一般的に「右翼=愛国主義」な人は、この裁判を「不当・不公平」として、認めようとせず、そのため日本軍がおこなった集団的犯罪行為をさえ「なかった事」と言い張ろうとしています。それは(好意的に解釈すれば)この裁判を、そして日本の戦争犯罪を認めることはアメリカに屈服し「愛国精神」を裏切るものだ、と考えるからではないでしょうか?
「極東裁判」がアメリカの世界的政略・戦略に基づいておこなわれた政治的パフォーマンスであるのは明らかです。しかし、そのアメリカに反発する事と、日本軍が実際におこなった戦争犯罪事実とを混同するべきではありません。日本の犯罪を事実として認めることは何らアメリカに荷担することではありません。むしろ、自国の非を認める事こそ、国家についてのゆがんだ見方から自分を解放する事だと思うしアメリカに対して正面から批判できる立場をもつ事ができるのだと思います。その意味で、まず「事実はどうだったのか」「日本は過去、どんな事をしたのか」を隠さず、明らかにしてゆくべきだと思います。
先月末〜4日間NHKで放映された「ETV2001」でも「犯罪を戦勝国であろうとも明らかにしてゆく」方向で国際的に世論が高まっている事が報道されていました。しかし、この放映に対してたくさんの右翼勢力が結集し宣伝カーデモや電話などでNHKを脅迫し番組関係者を直接おどし に。)
もうひとつ付け加え
ネット交流という フュ言しました。
これもやってみます。(でも、何でレイバーネットだけ っている事は御承知でしょう)
俺はこのやり方が、実に薄汚いと思う /P>
伝え聞くうわさによれば、コムスンは「介護」の美名にかくれて相当ひど
い事をやっているようですね。
社会保険行政が破綻の危機に瀕 +ヨ俘mJjァソ14t{+ヲチ3F棄キ~^ラ_#w%ョヒv<ニ;qhP