四トロ同窓会二次会 2001年3月16日〜19日
まじめな議論・主張・あそび・ぐち・何でも!自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」に掲載される場合もあります。
------------------------------------------------------------------------
RE:水戸労農文化協会2 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日: 3月19日(月)19時29分26秒
アラブ復興車界党さま,どうも。
また見に行きました(^^;;)。
でもやっぱ,「一体ここ何?的な感じ」は拭えませんな〜(^^;;)
------------------------------------------------------------------------
若干のヨコレスなど・・・ 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月19日(月)14時26分03秒
>鐘野夢心さんおひさしぶりです〜(^^)
「ユダヤ人=金の亡者」・・・ヨーロッパに広く流布されたユダヤ人のイメージですね。差別を生むことになった「事実」は差別からうまれたものでもあるという、好例です。ユダヤ人には「金貸し」などの職業にたずさわる者が多く、「守銭奴」として嫌われる原因ともなりましたが、そもそもの理由はヨーロッパの多くの都市にあった職人組合から排除されていたため職人になれず、土着ではなかったから農民にもなれず、当時「道徳的にいやしい」職業とされていた金融業などの第三次産業にたずさわるしかなかったからです。そういえば、10年くらい前だったか『ベニスの商人』を戦前のドイツを舞台とした現代劇にしたてたのが話題になったことがあります。法廷にはドイツの軍服を着た軍人が配置され、裁判官ポーシャはナチス。・・・話が脱線していくので、この辺で止めておこう。(^^;;)
>赤い山女魚さん
「クレタ人が全員うそつきではない」というのは現実のはなしで、数学で「クレタ人はうそつき」といったら全クレタ人はうそつきという事でないと話が通じなくなるのです。あくまでも数学上の問題なので。・・・これもこまかいつっこみだぁ(^^)
>旧ベ平連のページ
アラブ復興車界党さん、いい情報をありがとう!!\(^o^)/まっぺんが高校時代、「ベ平連」の名前はずいぶん使わせてもらいましたよ。リンクします。
------------------------------------------------------------------------
「英語で送り直してね」 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月19日(月)13時09分24秒
・・・という返信しました。
なんか反応あるかな?
------------------------------------------------------------------------
そのヘッダ行だけみても正確なことは何もわかりませんが、^^;; 投稿者:いずみ 投稿日: 3月19日(月)12時41分41秒
>カタカナと漢字はハングルが化けたものでしょうか?
というので99%アタリだと思います(^^)
------------------------------------------------------------------------
謎のメールは韓国から発信か? 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月19日(月)12時04分45秒
メールのソースを見ると発信は
from 3w-pop3-ae.korea.com
になっています。
カタカナと漢字はハングルが化けたものでしょうか?
------------------------------------------------------------------------
謎のメール(?_?) 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月19日(月)11時03分12秒
おとりこみちゅう、別話題ですいません。
実はへんなメールが来ていました。
新しくメールが来ると必ずメッセージが出るようになってるんですが、
「2月7日受信」となっているのに、なぜか今までそのメッセージが出て
いなかったのも“謎”です。文面も意味不明です。なんじゃこりゃ(?_?)
Subject: テオネイタフカ タフクァタクキホ ネイアケタクチサ鄲フニョソ。アロタサ ソテキネエ サ邯タヤエマエル.
Date: Thu, 8 Feb 2001 06:15:19 +0900
From: タフチセネュ <yamahaxg@kebi.com>
To: <mappen@mb.neweb.ne.jp>
照括馬淑艦猿!煽澗 析沙嬢研 繕榎鉱拭 公馬澗 廃厩紫寓脊艦陥.
還戚虞檎 薦亜 持唖馬壱 壱肯馬澗 依級聖,
背衣 背 爽叔呪 赤聖依 旭精 厳尻廃 奄企姶生稽,戚 五析聖 左垣艦陥.
獣娃戚 買喰馬重陥檎 採巨 薦 戚醤奄拭 企廃 企岩聖 採店球軒畏柔艦陥.
穿 号榎穿猿走澗 析沙拭 硲税旋昔(?) 紫寓戚醸柔艦陥.戚訓 戚醤奄 政帖馬陥壱
持唖馬叔走亀 乞牽畏走幻,析沙嬢研 繕榎精 拝 呪 赤醸揮 幾拭 酔尻備級鍵 伐厩 穿諺戚空
紫戚闘研 左壱 鉢亜 蟹辞 越亀 臣軒逸 梅醸柔艦陥.繕榎梢 益 紫戚闘拭越亀 臣軒悟
醤板仙寅惟獣毒 食奄煽奄研 却君 左陥亜 衣厩拭澗 杉球津塘波引食楳塘波税 廃厩去拭
臣形閃 赤澗 越級聖 左逸 梅柔艦陥.嬢薦猿走幻 背亀 益級聖 嬢胸惟 戚背獣佃醤 拝 依昔走
蟹硯企稽澗 食君亜走 持唖亀 梅醸柔艦陥. 社是 析沙酔斥戚虞澗 紫寓級税 帖腔(?)馬壱 繕送旋戚延
楳殿研 左壱亀 煽澗 嬢巨猿走蟹 砧 肯膳 蝕紫昔縦税 雌戚敗幻聖 舘授備壱形廃 辰
------------------------------------------------------------------------
連続体仮説 投稿者:いずみ 投稿日: 3月19日(月)00時20分39秒
>証明できないことも証明されていません
厳密にはそうですね^^;;
これは、円周率の10進数における小数展開表現に何らかの「規則性」が発見されれば、一応は証明可能ということになり得ます。その可能性はまずないとは思いますが。(他の「証明が予想し得る未解決問題」とはレベルが違う気がします)
「連続体仮説」は、集合論の創始者であるカントール(精神病院被拘禁中に死んだ数学者)が提唱した仮設で、「アレフとアレフゼロの中間の濃度は存在しない」という仮説でした。
集合論では、「無限」に大小関係が存在することを示しました。同じ「無限大」というモノ(要素を無限に持つ集合の、その要素の総数)について、その大きさを表すのが「濃度」という尺度で、自然数の濃度(アレフゼロ)はあらゆる濃度の中で最小であること、有理数や代数的数の濃度は自然数の濃度と同じであること、実数の濃度(アレフ)は自然数の濃度よりも大きいことなどは比較的簡単に証明できるのですが、では、「自然数の濃度より大きく実数の濃度より小さい濃度は存在するのか?」というのが「連続体仮説」です。
#おっと、これで思い出したよ「代数的」数なんて表現^^;;
ラッセルのパラドクスは、確か背理法じゃないとそれがパラドクスであることすら言えない代物なのでしたっけ?>赤い山女魚同志
------------------------------------------------------------------------
旧ベ平連情報のページ 投稿者:アラブ復興車界党 投稿日: 3月18日(日)23時23分58秒
イスラム関係の論争が続いている中、またしても関係のない投稿をして流れを中断させてすみません。 私もまだ詳しく見ていないのですが・・・。
http://www.jca.ax.apc.org/beheiren/
------------------------------------------------------------------------
細かいつっこみですが 投稿者:赤い山女魚 投稿日: 3月18日(日)21時53分41秒
いずみ同志の
(1)「円周率を小数展開すると、0から9までの数字が並んで登場する部分がある」
今のところそのような個所は見つかっていません。
で、「神」はこの命題の真偽は知ってるハズですが、もしそれが「偽」なのだとすれば、それを人間、つーか数学が示すことは絶対にできないわけです。
というところは、「偽」であったとしても、必ずしも証明可能とは限らないと言うことだと思います。ブロウワーの直観主義というのは、反戦数学者ラッセルの提出した「ラッセルのパラドックス」によって危機に陥った数学をいかに救うかと言うことから出てきました。で、「無限」を扱う数学では安易に背理法を使うべきでないと言うようになりました。ある公理系に対してにたいして「真であることが証明できる」「偽であることが証明できる」と言う以外に「真であることも偽であることも証明できない命題」というのが必ず存在すると言うのがゲーテルの定理(数学の定理ではなく「数学の定理」についての定理なので「超数学の定理」となります。)です。
円周率の例では、012・・となる箇所は発見されていませんが、そういう箇所がないことも証明されていまん。でも、証明できないことも証明されていません。
集合論という数学分野の「連続体仮説」は1960年代にイスラエルの数学者が「真であることも偽であることも証明できない」事を証明してフィールズ賞を獲得しています。この集合論というのは面白くて結構はまって、そこで使われるヘブライ語のアルファベットの最初の文字アレフを塾の名前に使ってました。突然「日本で初めてヘブライ語を見た」とイスラエル人が入ってきたことがあります。「兵役でパレスチナ人に発砲したこともある」と言ってまして、それ以上話をするのが怖くなりました。今はもちろん名前を変えました。
それから「クレタ人」ですが「全てのクレタ人がうそつき」とあるクレタ人が言った場合、そのクレタ人がうそつきで、事実はクレタ人全員がうそつきと言うわけではないと、解釈すれば矛盾は無くなります。クレタ島はイタリアかどっかの島らしいのですがあ、昔なんで「クレタ人」なのかと疑問に思って調べようとしたけど分かりませんでした。
------------------------------------------------------------------------
頓珍漢からジョハルさんへ 投稿者:ザーカイ 投稿日: 3月18日(日)21時32分31秒
うにうに・・・。脳味噌がうにに!新鮮でいいです。知らないことを少しだけでも知るって面白いですね〜。で、ジョハルさんご紹介の岩波新書(赤)「イスラーム教入門」は読んでいるはず。たぶん記憶に残らないほど理解できなかったんだと思います。井筒の「意識と本質」も同様に。
でイランでの地震復興が国家ではなくコミュニティーの自律性のもと行われた話は、たぶん聞いたことがあります。山川暁男(建党協)さんからです。ついでに、ムスク(寺院)のネットワークでイスラム世界からカンパ(というか無期限、無利子の融資か?)が大量に集まったとも聞きます。
この辺は知られていないイスラムの実体なんでしょうね。
ただし、イスラムの寛容さとは、いかなるものかといえば、他宗派のものを官僚として登用するとか、他宗派はモスリムより多く税を払うことで信教の自由が得られるといものでしたよね「過去」は。今後についても暗中模索なんだと思いますが、やはり、イスラムの統治はムスリムにとっては居心地よさそうですが、共同体内の他宗派にとっては居心地悪そうだな-ということ。無神論者には、さほどいやじゃないかもしれませんけど。それはジョハルさんが「イスラームにいたっては、聖職者組織など皆無で、神と個人が直接結びついているという発想をするので、各人はまったく多様に、そういった「宗教間対話」作業を進めています。」というように現場ごとに様々な解釈があり、それを声明する聖職者組織(代表機関)もないとすれば、イスラム統治の他者にとってのわからなさは底知れないんじゃないかな?と思うわけです。
他宗派がイスラムの考えを知らねばならないいわれはないのに、イスラム統治下にすむ他宗派はそれを手探りで(聖職者組織がないから)見つけなければならない。
それはまるでインターネットでは英語ができなきゃ、ドメスチックネットに過ぎない(100%ネットの価値を享受できない)というのに似ているなー、と思いました。
これ以上は門外漢のグチに過ぎなくなるので、紹介された本を読んでみます。ご紹介ありがとう!
#世界が変わって見えたりして(爆)
------------------------------------------------------------------------
水戸労農文化協会2 投稿者:アラブ復興車界党 投稿日: 3月18日(日)20時43分43秒
何とも迅速にホームページの刷新にあたったようでメールを出した方が恐縮しています。
(何でも私以外からもメールが結構きたそうです。 掲示板等は準備中ですが。)
実用度はかなり増したかと思います。(「ソ連文化財」でエイゼンシュタインの映画と一緒に「ウクライナ共和国製放射線測定機」があったのには笑ってしまい、それがなくなったのは多少残念ですが。 あ、笑っちゃいけないか。チェルノブイリの皮肉としか取りようがなかったから。)
リンク欄は考えて作成されたようです。
http://www.oak.dti.ne.jp/~mlak/
------------------------------------------------------------------------
国際主義? 投稿者:赤いお母さん 投稿日: 3月18日(日)20時19分40秒
そうでしょうか。
ヨーロッパの様なナショナリズムが確立されていない上に、
民族よりも、より細かい部族間の差異が多くある為、
共通項としてのイスラムが多用されるのではないでしょうか。
アフガニスタンが良い例ではないでしょうか。
余りにも細分化され、強固な地縁血縁主義という状況を打破するために
共通項としてのイスラムでナショナリズムを確立する。
たとえばタリバンもそうですし、
イスラム運動出身のリーダーが率いるヘクマチアル派もそうですね。
(現実的には古い体質から抜け出れていない面も大いにあるのですが)
------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:ジョハル 投稿日: 3月18日(日)20時00分49秒
>●イスラム教徒は「国際主義だなあ」と感じた事があります。
知り合いにバングラディッシュ人がいるんですが、かれが「ワ
タシのクニのあいさつです」と言って教えてくれた言葉が「サラワレク
ン」というものでした。ところが、後で実は
全てのイスラム教徒がこの同じ言葉で挨拶していると知った
時、ちょっとショックを覚えました。イスラムの世界観の一端が、そこで
見えたような気がしましたね。・・・ひき
つづき皆さんのご意見を拝聴します\
ぼくの知りあいのムスリムには、トルコ人、日本人、アラブ人(パレスティナ人を含む)、パキスタン人、タジク人、カザフ人、マレー人(インドネシア人、アチェ人を含む)、ウイグル人、回族、ガーナ人、バングラディシュ人その他諸々の地域から来た人たちがいますが、みんな金曜日に集まって同胞であることを確認します。また、メッカには毎年無数の人たちが集まって、同じ儀礼によって礼拝を行います。今年のハッジ(3月はじめにあったメッカ巡礼)には188カ国のムスリムが参加したそうです。ぼくたちは、日本で、最終日にお祝いしました。
------------------------------------------------------------------------
国家とイスラーム 投稿者:ジョハル 投稿日: 3月18日(日)19時59分27秒
すみません、どうもぼくの説明のしかたがうまくないですね。できるだけ、マルクス主義に親しんでいる人に理解しやすいように、と思っているのですが。
>アルジェリアやトルコの苦悩も経て、権力奪取以外の方法で主権国家を形骸化していこうという戦略が、今後は主流になると思います。
?理解するのがむずかしいですね〜。単にEUのように部分的に各国の主権を委譲させて、各国レベルでは主権が形骸化してい
くって事かな?でもよくみりゃ、イスラム共同体という巨大な擬似主権国家判ではなく、うまく理解できない。
むしろ、国家の主権を無視していくといういい方が適当ですね。これは、フーコーが、「大地が揺れるとき軍は」や「シャーは百年遅れている」といったルポルタージュであげている例なのですが、イランのある地方で地震があった時、当時の極めて中央集権的な官僚機構は、それまでその地方にあったのとはまったく別の、一つの工業都市をつくりあげるという再建計画をたてました。しかし、その計画はまったく実行されることなく、実際は各地域のコミュニティ―によって自律的な復興がなされ、それを全世界に広がるイスラームのネットワークが支援しました。少なくとも、フーコーが、そして多くのイランの人々が「イスラームの統治」という言葉で表していたのは、こういう統治です。無論、その後成立したホメイニーによる政体は、これとは別のものです。率直にいって、国家とイスラームの関係、イスラームの統治といったテーマはいまだ多くの人々が暗中模索しているところです。公正の実現のために統制経済を訴える人たちも以前はいましたし、ハリ―ファ(カリフ)の再選出と、そのもとでの統一されたイスラーム圏をめざす人たちもいます。やはりどうも「一元」という言葉が誤解を招いたようで、ぼくがこの言葉に意味させたかったのは、一極集中ではなくむしろその反対で。イスラームの統治における原則は、各人の主体が、神との関係をもとに、明確に確立されることだと思います。
> そうでしたっけ?例が思い出せないんですが、オスマントルコ帝国などの領土拡大は、一元であれば、植民地宣教とワンセットでは?特にインドネシアなどは元はヒンズー教が強かったと思いますが・・・・。バリ島はその名残だとか・・・勘違いだったかな?#いろんな意味でイスラムには興味あります。よろしければ、まず宗教としてのイスラム教の入門書をご紹介ください。
このあいだ、トルコの人と、トルコのEU加盟について話したのですが、その人の話の趣旨は、経済的優位を背景に、ヨーロッパは文化的にもトルコを併合しようとしているということでした。最近はトルコも欧米化が著しいようです。ぼくは、しかし、イスラームもかっては交易によって広がっていったのではないかと指摘しました。すると、その人がいうには、確かにそうだが、イスラームは、交易を通した各人間のコミュニケーションによって広がっていったんであって、自分たちは植民地主義的な収奪も文化の破壊も行わなかったとのことでした。それはともかく、ムスリムになるのは、本人の自覚的な信仰によるのであって、強制はなんの意味もありません。オスマン・トルコの占領下では、明らかに強制としか思えないようなしかたでイスラームがおしつけられていたことがあり、このことは明らかにコーランに反しており、ぼくもイスラームに基づいて批判しています。イスラーム復興は、このような、イスラーム圏内で起こっていたイスラームに反する行いを是正していこうという企図でもあります。イスラーム圏の多くは、かっては別の一神教、あるいは多神教が広まっていた地域でしたが、社会というのは変わっていくものであり、社会の変容可能性こそがイスラームのダイナミズムを保証しています。イスラームも、ギリシアやキリスト教、インド哲学などから、幾度も存亡にかかわるほどのインパクトを受け、変容を繰り返しました。イスラームについては、とりあえず、岩波新書(赤)からでている「イスラーム教入門」がわかりやすいと思います。現代のイスラームについて知るには、講談社現代新書の「イスラームの世界史第五巻 イスラーム復興はなるか」が詳しいです。哲学に興味があれば、井筒俊彦「意識と本質」なども、タウヒードについて知るのに最適です。
------------------------------------------------------------------------
いすらむのお話、勉強になります。 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月18日(日)18時23分37秒
●クレタ人はうそつき
私が読んだ本では、この命題はクレタ人の外側からアカイア人なら言える。ではアカイアも包括して「ギリシャ人はうそつき」という命題をたてようとすると、その外側にいるヨーロッパ人なら言える。それも包括して「ヨーロッパ人はうそつき」というのはヨーロッパの外側の人なら言える・・・というような説明だったと思います。何かを定義する時には定義者自身は除外されなくてはならない。定義者も含む新しい定義には、その新しい定義者は含まれない。こうしてこれが無限に続いていく。でもまっぺんはこの方面にはいずみさんの足下には遠く及ばないのでこれ以上の説明はできません。
●イスラム教徒は「国際主義だなあ」と感じた事があります。
知り合いにバングラディッシュ人がいるんですが、かれが「ワタシのクニのあいさつです」と言って教えてくれた言葉が「サラワレクン」というものでした。ところが、後で実は全てのイスラム教徒がこの同じ言葉で挨拶していると知った時、ちょっとショックを覚えました。イスラムの世界観の一端が、そこで見えたような気がしましたね。・・・ひきつづき皆さんのご意見を拝聴します\(^o^)/
------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:赤いお母さん 投稿日: 3月18日(日)12時12分13秒
聖と俗という言葉を使うのは分かりにくくて良くないのかも知れませんね。
聖や俗が何を指すのかという点で。
タリバンの大仏破壊は、国内の引き締めと、国外へのヒステリックなまでの反応という点で、
大いに政治的、俗っぽい話です。
その行為の正当性に宗教教理(正しいかはともかくとして)を使う時点で、
その理論は俗っぽい物になってしまいますからね・・・。
------------------------------------------------------------------------
何やら 投稿者:赤いお母さん 投稿日: 3月18日(日)11時09分09秒
>なお、彼は革命の永続化を図っていて、革命のエネルギーによってに一気にイ
>スラーム圏を再統一し、イスラーム圏内での主権国家の消滅を狙っていたようです
何やら聞いたことがある理論ですね(笑)。
------------------------------------------------------------------------
>ジョハルさん 投稿者:赤いお母さん 投稿日: 3月18日(日)10時53分10秒
私の不勉強で、どうも貴方が説明する意味を良く理解出来ない部分もあります。
また、イスラムに関する書物の解説とも違う気がする部分もあります。
しかし宗派、師によって、解釈や教義が違ってくる部分もあるでしょうし、
いま少し勉強してみるつもりです。
いささか私には高度だったかもしれません。
とはいえ、こういう論理で、こういう結論、表現に結びつくのは不思議だ
なぁ・・・という部分もありまして、
そこに相互の世界観、宗教観の違いを感じました。
同じ事を話していたとしても。
------------------------------------------------------------------------
? 投稿者:ザーカイ 投稿日: 3月18日(日)10時47分34秒
>アルジェリアやトルコの苦悩も経て、権力奪取以外の方法で主権国家を形骸化していこうという
>戦略が、今後は主流になると思います。
?理解するのがむずかしいですね〜。単にEUのように部分的に各国の主権を委譲させて、各国レベルでは主権が形骸化していくって事かな?でもよくみりゃ、イスラム共同体という巨大な擬似主権国家が成立し、そこにイスラム世界観を流し込む。政教一致、司祭(僧)と権力者が一致・・・。そういう一元しか理解できないもので・・・・。批判ではなく、うまく理解できない。
>ムハンマド(SAS)にしてからが、交易で食っていた人で、イスラームというのは、交易と、
>その基点である都市からなる社会において、公正な法を確立していく中で、ユダヤ教以来の一神
>教の系譜をもとに確立された文明です。要するに、都市と交易の共同体の集合意識であって、イ
>スラームがどこか外からやってきて、文化と社会を支配した、というような、植民地支配の宣教
>のようなことはありません。
そうでしたっけ?例が思い出せないんですが、オスマントルコ帝国などの領土拡大は、一元であれば、植民地宣教とワンセットでは?
特にインドネシアなどは元はヒンズー教が強かったと思いますが・・・・。バリ島はその名残だとか・・・
勘違いだったかな?
#いろんな意味でイスラムには興味あります。よろしければ、まず宗教としてのイスラム教の入門書をご紹介ください。
------------------------------------------------------------------------
>ザーカイさんへ 投稿者:ジョハル 投稿日: 3月17日(土)19時05分13秒
ちょっと誤解されるかもしれないので、補足を。聖と俗の分離がないから、だから主権国家においてイスラーム法の導入を、ということにはイスラームではなりません。主権国家というものが、そもそもイスラームとならびたたないのです。この前も少し書きましたが、ホメイニーの画期的だったのはこの点で、彼は主権国家とイスラームの社会を一時的に一致させようとしました。なお、彼は革命の永続化を図っていて、革命のエネルギーによってに一気にイスラーム圏を再統一し、イスラーム圏内での主権国家の消滅を狙っていたようです。もちろん、非現実的であり、ホメイニーの試みは、多くの誤りを含んでいたと、今日ではみるむきが強いと思います。アルジェリアやトルコの苦悩も経て、権力奪取以外の方法で主権国家を形骸化していこうという戦略が、今後は主流になると思います。
------------------------------------------------------------------------
クレタ人 投稿者:鐘野夢心 投稿日: 3月17日(土)18時25分24秒
いつもROMしつつ勉強させてもらっています、鐘野夢心と申します。
以前に一度だけ登場していますが、ご無沙汰しているので再度の挨拶です。
次回に書き込む時には、挨拶抜きで済むようにしたい(^^;
政治や思想ではなく雑談的な部分に飛びついて恐縮なのですが、「××人はうそつき」というのはすごく興味があります。一般的には「クレタ人」ですよね。『あるクレタ人が「全てのクレタ人は如何なる時でも嘘をつく」といった』“あるクレタ人”の発言を真/偽のいずれに仮定しても必ず矛盾に陥るので、真偽判断の対象として扱わない、というお約束だと記憶しています。
コレ、予備校の先生(なぜか英語)に紹介してもらった時は「メタフィジックス」と言っていました。また、大学のサークル仲間では「(命題の)自己言及」と呼んでいました。うかつに「世界に普遍な真理など存在しない」と口にすれば、「はいはい、自己言及ね」と軽くイナされます。
実際のところ、コレは一般的に何と呼ぶのでしょうか? 検索をかけてみると「クレタ人のパラドックス」「エピメデニスのパラドックス」とか、いろいろ出てきます。“矛盾律”“排中律”のように、論理学のタームとしてビシッとしたのがあったら、教えてください(^^;
思いっきり脱線しますけど、エピメデスのお陰である時期まで、「クレタの人=嘘つき」という紋切り型があったのかしら? 「ユダヤ人=金の亡者」というそれは、『ベニスの商人』のシャイロックが典型的ですよね。陰謀論を唱える人って、この手の抽象作業をしくじっているのかなぁ、と心情を察しています。実際、資本主義は見方によっては“ユダヤの精神”とも言えますし。
誰かがこの手の命題を提示して有名になり、“ニホンジン”のステレオタイプを作ってくれないかなぁ、と無責任な願望を(密かに)抱いています(^^;
------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:ジョハル 投稿日: 3月17日(土)17時58分53秒
>ザーカイさんへ
一元論の話しは、結局政教分離などはできないという結論でしょうか?つまり、イスラムとは心の領域に留まらず、世俗といわれる政治までイスラムが支配することを考えている宗教なんですか?
確かに法がその地域の文化慣習を土台にしているので、深く根付いた宗教戒律にもとずく文化習慣は法に影響を与えるとは思いますが・・・。
というより、聖と俗の区別、よいう発想がはじめからまったくないんです。一神教の世界では、どこにおいても、これが当然の発想です。また、政治という言葉でイメージされるものからして、まったく違っていると思います。ムハンマド(SAS)にしてからが、交易で食っていた人で、イスラームというのは、交易と、その基点である都市からなる社会において、公正な法を確立していく中で、ユダヤ教以来の一神教の系譜をもとに確立された文明です。要するに、都市と交易の共同体の集合意識であって、イスラームがどこか外からやってきて、文化と社会を支配した、というような、植民地支配の宣教のようなことはありません。
政教分離というのは、ウェストファリア条約が調印された時、つまり主権国家が成立した時に起こったわけですが、政教分離と主権国家の成立というのは、同じ一つのこと、つまりキリスト教共同体の分裂ということを意味していました。ただ、これはあくまで緊急避難的な措置だったのであって、その後も各主権国家の法の根拠は宗教でした。どうもキリスト教世界には一元論が徹底していないところがあります。
>赤いお母さんへ
その「一元論」というのは神と自分との一体性という様なものでしょうか?
具体的に発展させると「神秘主義」(イスラムならスーフィズムが当たるのでしょうか)につながるそれ」でしょうか?
いや、そういうことではありません。タウヒード(一化の精神などと訳される、イスラームの世界観の原則)とスーフィズムは関係あるのでしょうが、ぼくはスーフィズムには詳しくないので、とりあえず、そういうことだけではないといっておきます。一元論などと書くと、流出論を思わせるかもしれないので、本当はタウヒードと書いたほうがいいのですが。タウヒードというのは、むしろソシュールの言語学や構造主義を思い浮かべていただくのが適当で、世界の中で、対称性がありえず、意味が他との関係性のなかでのみ形成されていくような発想と思っていただければいいです。この発想は神にも、人間にも、小石にも花にも適用されます。例えば、偶像をさしてこれが神であるといったり、肖像画をさしてこれは誰それであるといったりすることは思いつかないわけです。コーランは、この世界観のもとに、自然や社会をたたえる言葉に満ちています。イスラームでは、政治論も経済論もここから敷衍されていきます。構造主義やポスト構造主義が、イスラームと驚くほど相性のよいことは、イラン革命の理論的指導者であったシャリアティーもつとに指摘していたことです。
------------------------------------------------------------------------
まとめてレス 投稿者:ザーカイ@組合事務所 投稿日: 3月17日(土)16時23分45秒
>いすみどん
サンキュウです。
ソーカルの「知の欺瞞」って本みたいなことになってしまいましたね。
>赤いお母さん
>もし、同じ社会共同体で公理系が違えば、全く相対する政治勢力になるでしょう。
>価値観が全く違う集団という事になりますから。
う〜ん。だから宗教戦争があるんじゃないですかしですか??その意味ではまさに聖(宗教)と俗(政治や経済)は分けがたい存在なんじゃないですか?社会において。
>ですから、純粋に政治の話という事を言ったのです。
純粋に政治というのが逆にわからない。例えば宗教戦争は、政治経済などの社会事情の背景を有しつつ、ある不利益を被るものを分類するとある宗教集団(共同体)とかぶさっていたりすることではじまったりすることが多いですよね〜。
で、そういう社会事情がおきるには、宗教・文化・慣習がその背景だったりと、循環しているように思えるのです。唯物論ぽく言うと、下部構造(経済)が上部構造(法など)を規定し、規定された上部構造が下部構造を規定する(だったっけ?)」みたいな。
そうなると、わたしが、絶えず強制は存在する。宗教間対話などは新たな強制力を生むという話は、それなりに成立するのではないでしょうか?そして対話や戦争という「政治」=利害関係の調整と対決を語るべく外部に視座をおく営為は思想的営為いたりえるのではないですか?(たいした中身じゃなくとも)
いずれにせよ、
わたしには赤いお母さんとそんなに違うことを言っていないと思うんですが?
各宗教の教義・思想に優劣つける気もないだろうし、宗教紛争は純粋に思
想だけの違いでおきるとは限らないだろうし・・・・・。
もし赤いお母さんとわたしとに違いがあるとすれば、タリバンの一件を素に語りたいことが違うのでは?と思う。
たとえば、国連安保理が人命より、文化遺産なる人類のコレクションの
ために人命を軽視したという赤い山魚女さんの情報も、「そりゃ-ひどい」という人は人命尊重をすべきという前提から語っているし、「当然だ、タリバンの行為は宗教対立を生み、それによってユーゴのような大虐殺を起こさない為の予防措置なんだから」という人も「人命尊重すべし」と思っているわけ。でも前者は「1の人命は地球より重し」で、後者は「より多くの幸福(少々の犠牲は大きな犠牲を防ぐには仕方がない)」が思想背景でしょ?国連理事国はそれぞれの支配力・影響力の維持だけが前提でしょうが。これも思想の違いが政治の問題になることは考えられます。というかなっている。いづれかが国論→政策となれば、そうでない側は非支持な政策に税金が使われる。
このように、つねに強制と被強制は存在し、それが対立になったり、共通の社会の土台にしがみついて共生しても、じつは共通の土台の価値観にそれぞれが支配されているともいえるわけです。
弁証法的に使用した価値観で包括したとてそれも同じ事。
これがわたしの書きたかったことです。
混乱して、仏像破壊のはなしからかなり離れたので、わたしのカキコはこの辺で。
------------------------------------------------------------------------
おっと大ミス^^;; 投稿者:いずみ 投稿日: 3月17日(土)15時26分04秒
>「実閉区間内で有界な実関数は最大値・最小値を持つ」
すみません、大ウソです^^;;
「実閉区間内で有界な連続関数は最大値・最小値を持つ」
です。
------------------------------------------------------------------------
それは「自己矛盾命題」という奴で、不完全性定理とはちと毛色が違うのでは? 投稿者:いずみ 投稿日: 3月17日(土)15時11分02秒
論理つーのには、他にもいろいろなネタがあります。
(1)「円周率を小数展開すると、0から9までの数字が並んで登場する部分がある」
今のところそのような個所は見つかっていません。
で、「神」はこの命題の真偽は知ってるハズですが、もしそれが「偽」なのだとすれば、それを人間、つーか数学が示すことは絶対にできないわけです。
(2)そもそも背理法ってどうよ?
背理法、すなわち、「pならばqである」ことの証明を、「qでないと仮定すると矛盾が生じる」ことの証明で代行する手法は、それこそユークリッドの第5公理くらい、「アッタリマエだけど、他の公理に比べて著しく複雑で“違和感”がある」というものです。
そのため、背理法を使わないでどこまで数学を記述できるのか?というトンデモ系?のロジックも登場します。それが「直感主義」。
背理法を使わないと、「古代のオウム真理教=ピタゴラス学派が極秘裏に発見し、外部に漏らした出家信者をポアした」つー「有理数でない実数が存在する(=無理数)」とか、あと「実閉区間内で有界な実関数は最大値・最小値を持つ」とかが証明できません。特に後者は、微積分の基礎の基礎で、これが使えないとそもそも「微分」ちゅーのが成り立たない、ということで、まず実数を再定義するところからはじめてるみたいです。
(詳細は耳学問のため知りません^^;;)
------------------------------------------------------------------------
おお!げー出る。 投稿者:まっぺん 投稿日: 3月17日(土)14時55分15秒
「××人はうそつき」というのがよく例に出されるヤツですな。「日本人はうそつき」と言えるのは日本人以外の人でないと矛盾します。10年くらい前に「ゲーデル・エッシャー・バッハ」というぶ厚い本があって、ゲーデルを面白く書いていました。数学に無知な私でも読めた。たいへんおすすめです。
------------------------------------------------------------------------
ついでに補足「ゲーデルの不完全性定理」 投稿者:いずみ 投稿日: 3月17日(土)13時44分36秒
つーのがあって、これは「無矛盾な公理系は、自身が無矛盾であることを証明できない」というものです。これの対偶を取ると「自身が無矛盾であることを証明できた公理系には内部矛盾がある」ということであって、(数学用語の)直感主義に基づくのでなければ、これは世の中の例え話にはレトリックとして多用できます。例えば「そんなに自分がエラい、エラいって言って、ということは不完全性定理からあんたらはエラくないんだね」とか。(笑)
------------------------------------------------------------------------
いちおうひとこと 投稿者:いずみ 投稿日: 3月17日(土)13時42分00秒
まず細かいツッコミ。
ユークリッド幾何学と非ユークリッドが「正反対」というのは、yes ornoというレベルではまぁそうでしょうけど、実態としてはそれだけじゃ非ユークリッド幾何学は成立しないのです。
ユークリッドの第5公理「直線上にない点を通り元の直線に平行な直線が1本だけ引ける」を否定するから「非ユークリッド」なのですが、ここから新しいモノを組み立てるには、次の、各々相反する命題のいずれかを取捨選択しなければなりません。
・直線上にない点を通り元の直線に平行な直線は存在しない
・直線上にない点を通り元の直線に平行な直線は無数に存在する
そして、これによって導かれる諸命題は当然差異が出ます。
ということなので、実際には「ユークリッド」「非ユークリッドその1」「その2」の3つが3すくみ状態、ということになりますかね。
とまぁこれは本題には全然関係ないですが、続いて関係あるお話。
>この公理系がローカルルールというところです
というのはまさにそうですが、「同じ社会」を「互いに相反する公理系」で分析した場合、それぞれの結果は「相互不干渉」です。
なぜなら、公理は「絶対無矛盾な前提」であり、それらによって導かれた結論が矛盾するのはあたりまえだからです。
そして、その結論が、それら公理系のいずれとも無矛盾 ノオろ異例だったように。)
もうひとつ付け加え
ネット交流という フュ言しました。
これもやってみます。(でも、何でレイバーネットだけ っている事は御承知でしょう)
俺はこのやり方が、実に薄汚いと思う /P>
伝え聞くうわさによれば、コムスンは「介護」の美名にかくれて相当ひど
い事をやっているようですね。
社会保険行政が破綻の危機に瀕 +ヨ俘mJjァソ14t{+ヲチ3F棄キ~^ラ_#w%ョヒv<ニ;qhP