四トロ同窓会二次会 1999年12月7日〜8日
RED MOLE PARTY/THE FOURTH INTERNATIONAL FAN CLUB
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ザーカイさんへ 投稿者:入谷 投稿日:12月08日(水)22時43分55秒
にゃるほど。了解デス。
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卑劣?かなぁ・・・・。 投稿者:入谷 投稿日:12月08日(水)22時36分54秒
あの病床のお爺さんも、表面的上の「改心」者なのかな〜?
改心もなにも、無思想に生きてた召集2等兵には、日本陸軍に対する憎しみしか
無かったんじゃないかなぁ。なにから「改心」するの?そうゆう人が?
将校には理解出来ないんじゃないの、憎しみが自分達に向けられてたコトが。
同じ黒パンが、一方には、死の間際に「もう一度たべたいなぁ。」と言わせるも
ので、階級の違う人には、「まずい黒パン」になるのは、とっても象徴的なきが
するケド。
そのお爺さんは、「固くてすっぱい黒パンが一個と薄いスープ、一杯の水だけ」
ってよく言われるのが、如何に欺瞞に満ちてるかに力点を置いていた。
「固くなくてフワフワのパンなら、一日体力が、もつ訳ないだろ〜?」
「固くてズシっと重いパンだから、重労働に耐えられたのサ。」とのコトでした。
こうゆうお爺さんは、戦友会なんて、もと将校や上等兵に会うなんざ、まっぴら
御免で出る訳ない。校長先生もそう言ってた。
>収容所内でも保たれていた軍規は崩壊し、極めて醜い深い傷跡を日本人同士の
>中に残した
2等兵たちにしてみれば、「戦争に負けたのに、何が軍規だ!同じ捕虜だろ?」
って思うのは当然でしょ?その現実を受け入れられなければ吊るし上げらるに決
まってるんじゃないかなぁ。
中には、殺したいほど憎んでいた上官もいるに違いない。
抑留中に心に傷を負ったのは、エライ人だけじゃないの?
捕虜になる前に、とっくの昔に、下級兵士の心には深い傷が負わされてたハズよ。
同じ日本人によって。同じ、日本人の上官に。
ホントは、捕虜にした後も、相手国の階級・軍規を尊重するのが、国際慣習に
のっとってるんだけど、守らなかった赤軍の態度は正当だと思う。
>ソ連でのやり方がいかに低俗で卑劣なものであったか
なんか、違うんじゃないの?
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んだからぁ〜 投稿者:ザーカイ 投稿日:12月08日(水)22時12分35秒
まっぺんさんへ
>中国では6年間にわたって収容し教育活動を行いました(ザーカイさ
>んの言う「洗脳」です)。中国当局は捕虜を“更正”させようとしたのです。
「中国の教化担当は「洗脳」と呼んでいたそうです。」と書いたじゃないです
か。わたしが「洗脳」と言っているんじゃないですよ。
このテーマがまっぺんさんにとってお父さんの記憶と関係する分デリケー
トなこととは思うけど、言ってないことまで言ったことにされたら、ただでさ
え、社会主義懐疑派(正確には無知派)ということで、若干会話が成立しに
くいのによけい成立しないじゃないですかぁ。
もう一度、よく読んでください。
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入谷さんへ 投稿者:ザーカイ 投稿日:12月08日(水)21時49分02秒
>「命令も守れない馬鹿隊長」っていうのはオカシイ!
>兵站も考えないで、そんな無謀な作戦を立案するヤツが大馬鹿!
>守れる訳ないでしょ?実際そんな命令。
すんません。またおかしな文を書いて。
2つのことを一緒に書いてしまいました。
(1)兵站基地も造らず「進めた新軍」ー司令部への批判
(2)「撤退せよ」の命令を聞かず現場の指揮官が進軍させたケース。
例:松井連隊長。南京大虐殺の関係者。A級戦犯
「命令も守れない馬鹿隊長」は(2)のことです。
いずれにせよ、ロシア革命。中国革命を学ぶ前に明治維新をよく学ぶ
べきと今日のピーターフランクル(数学者)の講演を聞いてそう思いま
した。近代国家となるということは植民地を作って「いいくらし」をしてい
こうということへとつながっているそうです。
それとは別にユダヤ人差別、被差別部落をうまく説明したうえで、部
落差別がまだ存在している根拠を、「11年日本にいて『実は在日です』
、と告白してくる人はいても『実は同和出身で…』という人は一人もいな
いと言う事から明らかだ」といっていました。数学で言う背理法ですね。
うーん、うまい説明だ。今度使おう。
よく民族主義者とか保守派の人が「自国の歴史と伝統をよく知ること
が大切。」「自国のことを知らないと恥ずかしい」とまったく正当なこと
を言うのですが、部落差別については自国の負の歴史として語らない
のでしょうか?外国人に部落差別の歴史を教わることを保守的な人は
どう思うんでしょうね。それこそ恥ずかしいことと思うんですけど…。
と、講演を聞いてイタリア映画「ライフイズビューティフル」をみて気分
よく帰ってきたらぼくが「民族差別者」といわれているとは・・・。
事実そういうところがあるからホームステイに行ったりして、国際交
流してきて、「偏見を落とそう」としているんですよ。
ですから認めます。民族差別者という規定は。まぁ、それ以前
に男根主義のマッチョイストですね。いつセクハラで訴えられるか
わかりません。ドンドン厳しくなっていますからね。
#とりあえず、皆さんの誤解が解けたら、またピーター・フランクルの『ぼく
ってナニジン?』の講演会レポートを報告しますね。
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ある終戦秘話・補足 投稿者:まっぺん 投稿日:12月08日(水)21時22分11秒
父がこの話をわたしに語ったのは死ぬ数年前です。それまで聞いたことがなかった。
こういう話をするのはとてもつらいのだそうです。しかし次の世代に語り継いで
おかなければならない、という使命のような気持ちではなしてくれたのでしょう。
父はもちろん「彼」の名を最後までいいませんでした。だからどこの誰だかは
永久にわからない。おそらく「病死」に数えられているのだと思います。
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ある終戦秘話 投稿者:まっぺん 投稿日:12月08日(水)21時15分30秒
以下は父の死後、父から聞いていた話をもとにある地方紙に投書したもの
です。
………………………………………………………………………………………
3年前に亡くなった私の父には「戦友会」といえるものが三つあった。
学徒幹部候補生隊の同期、配属の陸軍満州部隊、そしてソ連捕虜収容所の
抑留者の会。このうちで父は収容所の時の仲間を「はらの底まで見せ合っ
た仲」といっていた。
スターリン政府は日本軍捕虜をシベリア開発と鉄道建設のために動員、
およそ2年間にわたり過酷な労働を強制した。兵の一日の食事は、固くて
すっぱい黒パンが一個と薄いスープ、一杯の水だけ。重労働を支えるには
とても足りない。兵たちはみな痩せて飢えていた。いつも食べ物のことば
かり考えていた。まずい黒パンをせめて腹いっぱい食べたい、というのが
夢だった。
労働日のあいだにときどき交代で休みの日が与えられた。父はある非番
の日「おい、今日俺は腹ぐあいが悪い。いらないから食え」そっぽを向い
たまま戦友に黒パンを投げてやった。本当は腹のぐあいなんか悪くない。
喉から手が出るほど飢えているのに、これから重労働に赴く友に貴重な黒
パンを投げてやる。
「意地」である。意地と我慢で命がけの見栄をはったのだ。
パンをもらった相手もその気持ちが涙が出るほどうれしい。だから次に
相手の非番の日にはお返しが来る。「俺は腹がいたいからいらん。おまえ
にやる」
逆境の中で体をはって培われた友情はなによりも強い。父はこうして収
容所で幾人かの生涯の友を得た。だが、強い人間ばかりではない。中には
弱い人間もいる。食料が盗まれる事件が時々起こった。盗まれた者は半狂
乱の体で叫び、泥棒を捜し、ののしる。飢餓の中を共に苦しむ戦友から盗
む何者かに対する激しい怒りが収容所中をおおった。
やがて犯人が捕まった。将校であった。誰も彼を相手にしなくなった。
誰も彼に口をきく者はなくなった。宿舎の二階に収容者達が懲罰房のよう
に使用する部屋がひとつあった。「彼」はここで起居するようになった。
ある早朝「彼」はその部屋の窓からあおむけに飛び降り、自殺した。頭
が割れ脳が出ていた。
悲しい埋葬が行われた。もうだれも「彼」の事を悪くいう者はいなかっ
た。「彼」のあわれな生涯を悲しみ、自分たちのみじめな境遇を思った。
「彼」と自分たちとのあいだにどれほどの違いがあるのか、と思った。仲
間たちは「彼」の死の真相を決して遺族に知らすまい、と誓いあった。
(以下略)
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中国とソ連のちがい 投稿者:まっぺん 投稿日:12月08日(水)21時13分15秒
入谷さんへ。少ない人数なら問題は小さいが、大勢だと問題がおおきくな
る、というのは以前にもきいたような論理ですが…(^^)
中国とソ連の捕虜に対する待遇には決定的な違いがあります。
中国では6年間にわたって収容し教育活動を行いました(ザーカイさんの
言う「洗脳」です)。中国当局は捕虜を“更正”させようとしたのです。
ソ連では60万人の将兵を鉄道と開発の予定地に沿って並べた200ヵ所の
収容所に分けて収容し建設作業に従事させました。私は全収容所名の記さ
れた地図をはじめとする資料を所有していますが、ソ連当局は、食料だけ
で賃金を支払わなくていい労働力として捕虜を酷使したのです。
収容所では残酷な方法で「思想教育」が行なわれました。待遇改善と平行
して行なわれ、ソ連の文化や社会を学ぶもの、さらには積極的に「共産主
義」を学ぶ者は食事が良くなる、というものです。そうした待遇を求めて
表面上「改心」する者ももちろん現れます。また「改心」した下級兵士達
が上官を取り囲み非難し罵倒する。「人民の敵」としてつるし上げる。こ
うして、収容所内でも保たれていた軍規は崩壊し、極めて醜い深い傷跡を
日本人同士の中に残したという事です。また、始めは比較的自由な空気の
中「改心」派と「反対」派の論争が壁新聞などを通じて行なわれていまし
たが、「反対」派はやがて何処かへ連れ去られてしまったという事です。
当時のソ連のやり方がいかに低俗で卑劣なものであったか、そして心の底
からの改心者ではなく卑屈な“同調者”を生み出す方法を採用していたか
がわかると思います。これは父が目撃した話です。父は二つの収容所にい
ました。まずラーダ、次にエラブカ。
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げげっ! 投稿者:入谷 投稿日:12月08日(水)21時00分08秒
ザーカイさん。どうも。どっちかって言うとザーカイの受取り方に近いケド。
だって、たった1000人だもん。中国はしたたか、とも、言えないコトもない。
けど〜! 「命令も守れない馬鹿隊長」っていうのはオカシイ!
兵站も考えないで、そんな無謀な作戦を立案するヤツが大馬鹿!守れる訳ないでしょ?
実際そんな命令。
訳わかんない事業計画立てて、現場から続行不能って報告がくると、現場の管理職
を無能呼ばわりしてすげ替えるのは、今も同じ。日本はなんにも変わってない。
とにかく、自分で前線に立たずに、保身と妄想に生きるジジイには注意!
資本ってのは、人によっては概念に過ぎないけど、そんなジジイはどこにだって
いるでしょ?ほら!ザーカイさんの身近にもきっと!
中間管理職は、モウロクジジイと組合員の板ばさみで、日々身を削ってるんだから
イジメちゃだめよ。すぐ自殺しちゃうし。給料もツラサに見合わないし。
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誤解を解くその2 投稿者:ザーカイ 投稿日:12月08日(水)20時26分42秒
>侵略・被侵略を繰り返してきた中国は日本より1枚も2枚も上手と言う事
>でしょう。
このコトバにも不快感を示されているのですが、ぼくは戦前の日本の馬
鹿さ加減にまず頭が来ているのです。まずは戦争反対ですが、戦争するに
しても兵站基地も用意できないでドンドン大陸奥部に進軍していき、食料な
どは現地調達のことも多く、行き倒れるものも多かったと聞く。また上官の
命令も守れない馬鹿隊長を任免したことなどなど。
とにもかくにも、無茶苦茶で、自国民、それも前線を闘う者の最低限の食
料も与えなかった事、これに頭がくるのです。これは保守派の人でも同意
できる事だと思う。
当時の為政者はなんのために戦争をしていたのか?まったく勝ち目がない
戦争。結局資本家にさえ打撃を与えた、馬鹿馬鹿戦争。
行き付く末は統制も取れなくなった隊が南京大虐殺をはじめとする中国
人民虐殺。こんなことをしていたから、ただ戦争を起こしたということ以上
に日本人が「東洋鬼」「レイピスト」であるかのように言われる。これは顔か
ら火が出るほど恥ずかしい言われ方。
そんなことを事実やってきたわけです。
一方中国共産党は、革命後のことはよく知らないが、長征でも敵の捕
虜を殺さず、味方につかせるか、さもなくば銃を奪って解放し、人民に共
産党が大盗賊ではないことを態度で示していった。と、藤子不二夫の「ま
んが毛沢東」にあった。たぶんこの辺のことをトロスキーさんがモラリティ
が高いというわけでしょう。(もとネタは違うでしょうが)
当然中国の歴史(侵略・被侵略・中国人のメンタリティ)を毛沢東が学ん
だ上での策だと思うし、かの「優遇」もその後の外交を踏まえてのことでし
ょう。日本以上に厳しい中での闘いなのに「勝利」だけでなく後のことも考
えていた中国(共産党)。
この差を言いたかったわけです。
で、おまけとしていっておくと、心理学等では「洗脳」という言葉はなく
ジャーナリズムのみでのコトバです。多くの場合「洗脳」は心理学用語
では「強制説得」といいトロスキーさんの説明にあるような生理的反応
(例:パブロフの犬)を利用しています。
マインドコントロールも心理学用語とは言い難く、ハッキリした定義もな
く使われています。まぁ、悪い考えを吹き込まれるといったところです。
では、中国の「優遇」は「強制説得」か?当然違います。反共でも心理学
者なら、せいぜい「感化」でしょうね。
ですから私が「優遇」を「洗脳」だから「ダメ!」というはずもないこ
とはわかっていただけたと思うのですが?
最後に、またまた稚文乱筆をお詫びしておきます。
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誤解を解くその1 投稿者:ザーカイ 投稿日:12月08日(水)20時24分10秒
反論というのもなんですが、誤解を解くために不愉快でしょうが、もう一度
ぼくの文章を載せますが、
>これは気をつけたほうがいい情報だと思います。も(ち)ろん↑は事実だと
>思うのですが、政治的判断に基づいていますよ。
> 朝鮮戦争でも米兵捕虜を拷問に合わせることなく、これが敵への待
>遇かと思うほど、優遇したそうです。
>それはあきらかに中国共産党の思想改造の一貫で、中国の教化担
>当は「洗脳」と呼んでいたそうです。これこそ今はやりの洗脳の語源
>です。
ジャーナリズムで使われる「洗脳」の語源は中国共産党の方針の下
で行われた思想改造所などの尋問官・看守・教化担当者が「洗脳」とい
う言葉を使っていたことに端を発します。これは事実のようなので仕方
がないと思うんですが。不快に思われても困ります。
で、ぼくとしてはそれが洗脳の語源だから中国の「優遇」がダメと書い
たつもりはありませんよ。まっぺんさんの言うようにその優遇に感謝す
る元日本兵の気持ちは当然だと思います。
同様に沖縄に上陸した米兵が日本人を虐殺しなかったこと。フィリピン
での日本兵捕虜も米兵にひどいことをされなかったこと。それに感謝す
る元日本兵の気持ちとあわせて理解できます。
しかし、アメリカ(GHQ)日本統治後の民主化政策がけして、人権
やモラルからくるのではなく、支配のためであったのと同じ意味で、中
国でのことも、ただ「すばらしい」とは言えないのではありませんか?
私は中国共産党をどう評価してよいのかわかりません。ですから「洗
脳だからダメ!」とは言いませんし言っていません。
後世の我々がどう評価するかは中国(共産党)が我々日本人民にと
って味方かどうかにかかっていると思うのです。
もし味方と考え、彼らの思想・政策などをを評価するなら、その優遇も
文字どおり「優遇」と捉えられるとおもうのですが、トロスキーさんが書い
たように自由主義史観の人にはまさに「洗脳」とか「マインドコントロール」
です。
ですから「政治的判断に基づくものだから注意した方がいい」となるわ
けです。
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よってたかって言うのも何だけど・・ 投稿者:黎 投稿日:12月08日(水)18時06分54秒
私も、まっぺんさんを支持します。
ただ、トロスキーさんは相当感情的になってるようなので
まあまあ落ち着いて落ち着いてと言いたいです。
>ザーカイさん
「洗脳」の典型は、
まさにザーカイさんの取り組んでいる狭山差別事件です。
トロスキーさんの言うようなプロセスで嘘の自白をし、
どれだけ多くのえん罪事件が発生したか・・・。
またジョージ・オーウェルは、「1984」で、
主人公が偉大な兄弟に愛情を抱くまでの「洗脳」のプロセスを
リアルに描いています。
私は、十代から人間解放の手段として共産主義を支持しています。
その十代の頃によく言われたのが、
「おまえは、過激派に洗脳されているのが解らないのか!」でした。
「洗脳」は当人の主体性を無視した反共攻撃に使われるのが常なのです。
う〜ん、やっぱりみんなこの言葉には反発するだろうな。
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まっぺんさんへ 投稿者:入谷 投稿日:12月08日(水)17時43分44秒
あの〜・・・・。中国の日本人捕虜は1000人ですよね?
こんなに少なければ厚遇は可能ですよね?勿論そういう教育方針に異議ないですケド。
ソ連邦の捕虜は60万人なんですよね?
60万人にソ連人民よりずっと良い食事を与えるのは不可能ですよね?
私が、シベリア抑留者の話を直接きいたのは僅か2人からだけですが、お2人とも
2等兵で、赤軍の高級将校から捕虜まで同じ食事だったのには、驚くと共に感激し、
初めて「平等」というものを知った、少なくとも、日本陸軍の食事よりは全然良か
った、又、日本に帰ってからの食料事情より全然良かった、回顧録とかで虐待され
た、とか書いてあるのは私のような2等兵を踏みつけにした将校連中の戯言サ、な
んで赤軍はそんなに優しかったのかって?、思想とか党の方針とかじゃ説明できな
いね、それは女性兵の優しさが、特に女性軍医の優しさが隊全体に伝播してたのサ
、実際チェカとか呼ばれてた軍人じゃないおエライさんは、無茶苦茶言って蛇の様
に嫌われてたよ、でも赤軍兵たちは俺達日本人捕虜やドイツ人捕虜を守ってくれた、
トロツキー?知らねぇな?赤軍はスターリンが創ったんじゃないのかい?
虐待?シベリアじゃ薬もろくにないから、体を壊せば捕虜も赤軍兵もなく簡単に死
んじまうんだよ、そりゃ勿論、ロシア人の方が寒さに強いダロ?
と大体、おんなじ様なコトを言ってました。
一人は高校の時の校長先生、もう一人は、私が体を壊して入院した時に、たまたま
横に寝てたお爺さんでした。その余命幾ばくもないお爺さんは、
あ〜。もう一度、あの塩漬けのキャベツやジャガイモのたっぷり練り込まれた黒パ
ンが食べたいなぁ。
と言いながら息をひきとりました。人はこんな時でも過去を捻じ曲げて語るコトが、
あるんでしょうか?
まっぺんさんのお父様の話は、どんな感じなのでしょうか?
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躓きの石 投稿者:chunta 投稿日:12月08日(水)16時24分35秒
失敗の無いように分割して書きましょう。
インテリであったがゆえの悲劇なんでしょうか?
現場の労働との接点を失っていたゆえの結果としか思えません。
さて、レーニンを忘れていましたが、彼の場合も同様です。
これまで、レーニンのテーラーシステム観はずいぶんと批判をされてきました。
その最大の理由が革命前の「テーラーシステムは機械による人間の奴隷化である」
(全集20巻、155)という主張が、革命後は「テーラーシステムの中の科学的で
進歩的なものの多くを取り入れる事」(27巻、261)という主張に
変化した点です。この転換が唐突であり、生産性というものを最大限に求めたがための
主張である、というのが集まった批判でした。
さて、レーニンの主張も大体トロツキーと同じで、要するに労働強度や労働日
労働時間の改善や適正賃金の支払いさえ行えば問題ない、というものです。
しかしながら、ここでも、実際の現場での労働が徹底的に細分化された単純労働であり
それをひたすら反復するだけのものである、という点が見落とされています。
テーラーシステムが生産性を向上できたのは、単純労働を徹底的に能率化して
労働者に行わせたからです。そしてそれを強制するために差別的な賃金を
導入したのです。ノルマが達成できなければ、最低の生活水準を維持する事が
困難となるような低賃金を労働者に対して適用したのです。これは、まさに資本が
労働過程を支配して労働者を働かせる事が出来るようになったからこそ出来た話です。
それであっても、やはり前述したような問題が出てきてしまったのです。
単に少々労働条件を楽にする、というだけでは解決しえない根本的な問題が
そこにはあるように思われます。最もあなたの場合の「テーラーシステムの利用」
はこの点がはっきりとしていません。元々のシステムにあっては、ひたすら単純な作業を
繰り返す事で能率化していたーつまりそこでは熟練度といったものが必要とならないー
訳ですが、一人の労働者がひたすら単純労働を繰り返すだけなのかどうかが
明記されていませんからね。そこまでは真似をしない、というのならば生産性の向上
という点で疑問が残りますが、まあこの点は置いておく事にしましょう。
しかしながら今一つの問題は、資本における労働過程の支配、という点です。
あなたは「最も合理的な最少の動作、時間、移動を確認した上で余裕を持って
作業できるような生産設計、ノルマを設定する」「ある課業をやるのに最少の時間、
最も合理的な最少の動作、最少の移動、等々を解明する」などと書いていますが
そのような作業はいったい誰がやるのですか?そして決められた画一的な「ノルマ」
「生産設計」の元で働かされるのは結局の所、労働者なのではないですか?
あなたの言うような作業を労働者自身がこなす、などという冗談は無しですよ。
このような専門的な作業を科学的に行えるのは、それこそ専門家でしかないでしょう?
そのような存在を置いてしまう事自体が結局の所、労働過程から労働者を切り離してしまう
殊になってしまい、労働者の主体的な意志というものが見えなくなってしまうのです。
資本の支配が無くなったとしても、あなたの主張では労働者はそこで依然として
支配されているだけの対象にしかなっていないように思われます。そしてその支配者を
政府=国家が務めてしまうのならば、それはまさに旧ソ連の労働過程だという事です。
社会主義では労働者が主体的に(自発的に)労働過程を管理するはずです。
あなたの発想はずいぶんと無茶なものにしか思えません。確かに生産性、合理性に
目を向けたくなるのも、やむを得ない事でしょう。人間労働を合理的にうまく使いたい
という主張も分からないでもありませんが、労働者自身の主体的な意志を
無視してしまってはなんともなりません。
最も私とて分業や協業を否定する気はありません。
全てを一人でやるような職人芸の世界を目指せ、などとは言いません。
しかしそれも限度があります。そこでの分業は極端にまで進められており、
単純労働となっていた。そして労働者はそれをひたすらに反復して行わざるをえなかった。
というような事実を忘れてしまっては困る、という事です。
ですから分業そのものまで否定するような気はない、という事を付け加えておきます。
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躓きの石 投稿者:chunta 投稿日:12月08日(水)15時34分16秒
邪魔が入って。少し中断。
よって、テーラーシステムおよびフォードシステムにおいて
大前提とされているのが徹底的に単純化された労働です。
このような単純労働は、熟練を無しに作業のスピードを上げて効率化を進める事が
出来るのです。しかし問題なのは、実際の作業過程においてはこの単純労働が
ただひたすらに反復して行われる、という事です。
これが、最初に書いた「人間労働の工学的な理解」がもたらした結果だったわけです。
そのような作業は、労働者にとって精神的な苦痛以外の何者でもなかったという事です。
ですから、当時のアメリカ労働者は、これを強制するシステムに対して
「労働者の人格を無視している」といって猛反発したのです。
実際、労働者は精神的にそのような労働を受容する事が出来ず
以前にも書きましたが、結果として職場におけるモラルの低下や、労働に対する意欲の
著しい減退、という事態が生じたのです。そして結果としてアメリカにおける
労働管理は「科学的管理」から「人間的管理」へと変化していかざるをえなくなってしまった
訳なのです。しかしレーニンはこのような点にまったく気づいてはいませんでした。
そして、トロスキーさんや、書き込みから判断するならばトロツキーもまったく
気づいていなかったといえましょう。繰り返しますが、現場の人間が行う労働
について、把握しなかった事がこのような欠落点をもたらしたものと思われます。
ですから、ベルトコンベアのスピードを変える、といった小細工では本質的な事態など
まったく変わりません。そもそもベルトコンベアを使った流れ作業は必然的に
きわめて単調な単純労働を要求するわけですから、そこでの労働が労働者にとって意味する
事態は何ら変わらないのです。むしろ、スピードをなまじ遅らせるというのは
余計に問題があるのではないでしょうか?ただでさえうんざりするような労働が
ひたすらにスピードを要求されているからこそ、思考する事無しに専心して行える
わけであって、考えるだけの余裕があれば、自分のやっている事に余計に
うんざりとしてしまうのは避け難い事態といえましょう。
レーニンやトロツキー、そしてトロスキーさんが考えているように労働者は
働いてくれるわけじゃない、という事です。
資本主義ならば労働者は働く以外に生きていけないのですから、否応なく
どのような労働であっても従事しなければなりません。労働は「強制」されているのです。
ですからこのようなシステムであっても成立しましたが、トロツキーはまさか労働者に
彼の考えたシステムを強制しようとしたわけじゃないでしょう?
それならば、無茶な話だ、としか言いようがないのです。
もっとも、現代資本主義においては話は少々変わります。というのもオートメーション化が
すすみ、作業過程が大幅に機械化、自動化されているからで、そこでは単純労働の
担い手は機械になっています。基本的には人間は機械を管理するという立場です。
ですから話はずいぶんと変わってくるのですが
しかしトロツキーの時代はそうじゃない。作業過程における、単純な労働を担っていたのは
人間である労働者だったのです。ですから時代的な面を考慮に入れた上で
改めて結論を言うならば、フォードシステムの人間的な利用など幻想に過ぎない、
という事です。それは生産性、というものに魅せられてしまった指導者が
想像して主張した夢であったという事です。実際には、成果を上げる事なく失敗に
終わるのか、たとえ生産性の向上を達成できたとしても、労働者にとっては
労働過程を支配されて、労働をさせられているという事態は何ら変わりない
という結果にならざるをえないであろう、という事です。
産業の生産力、というものに目を奪われてしまった結果はこんな物でしょう。
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躓きの石 投稿者:chunta 投稿日:12月08日(水)14時46分22秒
本来はレーニンに立ち入ってやりたかったのですが、投稿に失敗してしまったので
なんとも。しょうがないので手短に。
これまで見てきましたが、レーニンにあった欠落点はどうやらトロツキー及びトロスキーさんに
継承されてしまったようですね。それはすなわち、現場において
どのような労働がなされるのか、という点です。この点が抜けているのは、ある意味致命的な
失敗だと思われます。そこで、もう一度前に戻ってテーラーシステムおよびフォードシステムの
特徴についてみておきたいと思います。
この二つのシステムの底辺にあるもの、それは人間労働の工学的理解です。
それは労働を徹底的に細分化し、単純労働へと分解していくということです。
ところで、なぜこれが必要になったかというと、当時のアメリカ資本主義の展開が
必要とした、ということがいえるでしょう。つまり、当時のアメリカでは、
実際の作業過程では熟練工が中心となっており、彼らの存在が必要不可欠となって
いました。この事は、資本が労働過程を掌握できないということを意味します。
作業過程において主導権を握ることができたのは労働者だったわけです。
これは労働者の立場が強かったことを意味します。ですから資本にとって
労働コストを引き下げるために必要なことは熟練工の力を排除することであり、それは
すなわち労働過程から熟練工の必要性をなくすことだったわけです。
よってそこで必要とされる労働というものは、熟練の必要がないきわめて単純な労働
だったわけです。そしてもう一つ、アメリカ資本主義にとって問題となっていた
ことがあります。それが移民労働者の増大です。彼らは訓練されておらず、ひどい場合には
言語によるコミュニケーションすら難しいということがありました。
彼らを訓練したりすることは、余計なコストの負担になってしまいます。
しかし彼らを雇うこと自体は労働コストの削減になるわけです。そこで重要となってくる
のが、彼らでもすぐにできる簡単な労働という訳です。
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まっぺんさんを支持します 投稿者:トロスキー 投稿日:12月08日(水)12時41分18秒
ザーカイさんの書きこみはひどすぎますね。
当時の革命的中国人民を、数千年来の封建的中国との
100%の連続性のうちに理解して、当時の民主主義的措置を
単に、侵略・被侵略を繰り返してきた民族の老獪さに帰するとは!
侵略者側の日本人が、しかも左翼が、そういうことを書くとは。
これは本当に許しがたいことです。自由主義史観派の書きこみと大同小異です。
抜きがたい民族差別、中国人蔑視以外の何ものでもありません。
ザーカイさんを心より軽蔑いたします。あなたは中国からの留学生に
向かって同じことが言えますか?
それと「洗脳」というのは、まったく意味が違います。
「洗脳」は、たとえば極度の睡眠不足にする、神経を参らせる、混乱させる
薬づけにする、等々、要するに通常の判断ができない状態に置いてから
特定の思想を繰り返し吹き込むことを指します。しかし、
革命中国がやったのはそれと正反対のことです。それは、ザーカイさん、
洗脳ではなく、反対に、日本軍の洗脳を解いた行為であり、人間としての本来の
感情や理性を取り戻させた行為です。それは「脱洗脳」であって、
断じて「洗脳」ではありません。当時の革命中国のモラリティは
革命直後のボリシェヴィキのモラリティより上だったかもしれません。
革命的中国人民は、自らの道徳性によって思想的な感化を与えたのです。
それを老獪な「洗脳」などと言うことは、人間として最も恥べきことです。
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Re:げ!その2 投稿者:まっぺん 投稿日:12月08日(水)10時59分03秒
ザーカイさんの偏見に応えるためにも、
もう少しくわしくNHK放映の番組を説明しましょう。
中国にソ連から引き渡されたのは1000名の日本兵でした。
裁判が行われ多くの人が不起訴・釈放されるまで6年間中国に抑留
されていたのです。1000人のうち45人(だっけ?)が起訴され、
全員が有罪。5年〜10年の懲役刑となりました。これらの人達は軍の
上層部の人や特務機関の人達です。他のひとたちは全員不起訴。
古いフィルムはその抑留者たちの日常生活、地方都市へ引率され
発展する中国の様子や働く労働者の様子を見学させているところ、
そして裁判の時の模様を克明にとらえています。
日本人に米の飯を食べさせることを命令したのは党の上級機関の
命令です。「日本人の生活習慣を尊重するように」との指令でした。
現場の中国人たちはこれにたいへん反発し、そのため刑務所役人は次々と
交代させなければならなかったそうです。
また、日常生活の中で重要なのは捕虜たちにいろいろな本を貸し与えた。
もちろん、その中にはマルクスや毛沢東の本もありました。
それから、全員に紙と鉛筆をわたし、なんでも書きたいことを書くように
すすめた。最初は捕虜たちは自分達が中国でおこなった事を書くと
裁判の時の不利な証拠として使われるのではないかとうたがったが
「あなた達が中国でやったことはみんな分かっている。だから
そんなことを用心する必要はない」といわれ、やがて多くの捕虜達が
いろいろな事を書き始めた。
最初は、ただ事実の羅列だったそうです。忘れないうちに自分の
行動や見聞きしたものを書き留める、といったものでした。
中国人の通訳は「中国人の立場にたって書いてください」と指示します。
やがて、捕虜達は、自分がどんなに中国人にひどい仕打ちをしたか
自覚していきます。自分で書きながら、罪の深さを思い知るのです。
自分達が中国人捕虜や民間人たちにたいしておこなった残虐な行為にも
かかわらず、中国人は自分達を「人間として」あつかっている、と。
これが教育です。
やがて裁判がはじまります。
フィルムはひとりの中年婦人を撮っています。家族や村人を
殺された婦人は被告席に立つ捕虜を泣き叫びながら告発します。
中国語ですから何を言ってるかわかりませんが、
感情はいたいほど伝わります。
被告席にたった日本人は黙ってうつむき、泣いていました。
最後には床にひれ伏して土下座をしている。
役人が立たせようとする。
NHKはこの被告席に立っていた人を見つけだし、フィルムを見せました。
特務機関で働いていた人でした。
この人は当時をふりかえって、人間として立ち直らせてくれた
中国にたいして感謝をしていました。
中国当局の処置は寛大であると同時に、ただの殺人マシンと化していた
当時の日本軍兵士に人間のこころをとりもどす処置だったのです。
当時、革命を成功させたばかりで、まだ国際的に敵に
包囲されている中国は、ジュネーブ条約やハーグ陸戦条約を
遵守することによって、敵にすきをあたえない必要が
ありました。また、「洗脳」目的もあったかもしれません。
また当時の中国共産党は“道徳”を尊重する党でもありました。
刑務所の通訳はその後、文化大革命の時には「日本のスパイ」
などと中傷され「煮殺せ」「焼殺せ」と罵倒されました。
が、彼は当時の行為をふりかえってみて自分の正当性を確信
していました。
今も日本に生活する当時の関係者のことばに私は感動しました。
それを「洗脳」なんていわれるのは、すごく不愉快。
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Re:げ! 投稿者:まっぺん 投稿日:12月08日(水)09時49分49秒
ザーカイさんのおっしゃること、そのとおりだと思いますよ。
「洗脳」目的もあるでしょう。だから、何ですか?
好意を好意として素直に受け取ることのどこがいけないのでしょうか?
それと「思想的にオルグされるかどうか」は別問題です。
思想を受け入れるのは「お米のご飯のお礼」ではありません。
自己の意志によるものです。
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一時停止します。 投稿者:国際主義者 投稿日:12月07日(火)23時06分11秒
リンク センチメンタルな「望郷」の念を奥歯で噛み締めて新しい ヲながらも活動する血の通 チして会話してたので、内容は >
こいつは、トロツキストだ ニハテt;畠n-+ヨ俘mJjァソ14t{+ヲチ3F棄キ~^ラ_#w%ョヒv<ニ;qhP