四トロ同窓会二次会 1999年11月11日〜15日
RED MOLE PARTY/THE FOURTH INTERNATIONAL FAN CLUB
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ああ、あのー 投稿者:ザーカイ 投稿日:11月15日(月)21時45分55秒
>グールドはロマン主義じゃないぞ(^^)
イヤそういうことが言いたいんじゃなく、歴史性に裏付けられるものは、
当然に「右」にからめとられる。グルードから思いついただけです。音楽
の系譜に疎いザーカイです。
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グールドはロマン主義じゃないぞ(^^) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月15日(月)17時21分44秒
ザーカイさん。グールドはどちらかというと
静けさの中に哲学的思索を感じるような演奏です。
血がたぎる「アーリアン民族を鼓舞する音楽」というと
なんといってもワーグナーでしょう。
宣伝大臣ゲッベルスは「ナチズムとは?」と訊かれて
「ワーグナーを聴きたまえ」と言ったとか・・・・
ワーグナー自身、反ユダヤ的な偏見を持っていたようですが
それは当時の一般的反ユダヤ傾向、という程度のものでしょう。
決定的なのはナチスがワーグナーを利用しつくしたからですね。
ワーグナーの音楽は北欧神話をもとにドイツ民族主義の
血を沸かせる内容でした。
ラインの黄金と指輪伝説、白鳥の王子ジークフリート
・・・・ロマンチックなおとぎ話がてんこ盛りです。
イスラエルではつい最近までワーグナー音楽は
禁止でしたね。
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>反共と反ボリシェヴィキ 投稿者:ちゅんた 投稿日:11月15日(月)12時25分38秒
私は「社会主義像の転回」を適当に読んだだけなのであまりたいしたことは言えませんが
その限るでは、社会民主主義とまでいえるのかは疑問でしたが。
ところでトロスキーさんの文章についての疑問ですが、「反共主義ではない=別の
共産主義思想を持っていなければならない」と書かれています。持っているということは
「信奉している」とは違いますよね。
もしも「信奉」していなければならない
のだとしたら、この世の人間は「共産主義者」と「反共主義者」だけになってしまいます。
中野氏が「信奉」していないからといって「反共」はちょっとやりすぎでは?
それにしても彼の共産主義観が全くないということはありえないでしょうから
「信奉」と「持つ」という点に関して、ちょっと論旨の立てかたが疑問でした。
別に、彼をそこまでして反共に仕立て上げなくてもよいのでは?
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反共と反ボリシェヴィキ 投稿者:トロスキー 投稿日:11月15日(月)11時04分19秒
ちゅんたさんへ
反ボリシェヴィキであっても、反共産主義ではない
ということは、もちろん論理的にはありえます。
しかし、そのためには、別の共産主義思想を持っていなければなりません。
たとえば、スペイン革命を担ったアナーキストは、
当時、「リバタリアン共産主義者」を名乗っており、
その思想内容からしても、明確に共産主義者でした。
しかし、その点、中野徹三は、社会民主主義を標榜しており、
別の共産主義思想を信奉してはいませんので、やはり
「反共」ないし「ほとんど反共」とみなしてもいいのではないでしょうか?
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ロマンシズムと儀式 投稿者:トロスキー 投稿日:11月15日(月)10時54分26秒
ザーカイさんへ
>左翼が足りないのはシンボル操作としてのプロパガンダですね。左翼と
>一般人との間に意識の距離がありすぎです。左翼と日本人民の「幸福な
>結婚」にはもう少しロマンティク(恋愛)なものと歴史的正統性(儀式)を模
>索しないとダメですね。
これはなかなか面白い意見です。実は、トロツキーは
人民の想像力を喚起する上での、ロマンシズムと儀式の重要性を
強調しています(『文化革命論』、『トロツキー研究』第19号、参照)。
大方の左翼(私を含め)がロマンシズムと儀式に否定的なのは
むしろリベラリズムの影響だと私は思います。
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>問題は歴史認識 投稿者:ちゅんた 投稿日:11月15日(月)10時50分49秒
僕としては、トロスキーさんの言いたい事は分かります。
しかし、疑問が残ってしまいます。
トロスキーさんの議論に従うと「反共」は「反ボルシェビキ」と
同意語になってしまいます。果たしてそうでしょうか?
確かにボルシェビキは共産主義派の一つであったでしょう。
しかし、だからと言ってボルシェビキのみが共産主義であったと
言えるのでしょうか?
むしろ「反共」とするならば、中野氏の「共産主義観」について
検討した上で出す必要があるのではないでしょうか。
中野氏にとってはボルシェビキは共産主義の悪しき
見本であったのかもしれません。
「反共」にしても「リベラル」にしてもきわめて思想的な定義です。
トロスキーさんの方法でこのような定義を中野氏にする事は
不可能だと思われるのですが。
もっと別の定義の方がふさわしいのではないでしょうか。
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許しがたいデマゴギー 投稿者:トロスキー 投稿日:11月15日(月)10時47分46秒
さすがは反動読売です。
ローザ・ルクセンブルクとカール・リープクネヒトの暗殺まで
ボリシェヴィキのせいにするとは!!!!!!!!!!!!!
しかも、よりにもよってラデックが密告したとは!
当時のドイツは混乱の真っ只中で
非当事者のラデックがローザらの正確な居場所など知るはずもないのに!
しかも、ラデックはローザ・ルクセンブルクの盟友。
ドイツ革命に決定的な打撃を与えたのが、
ローザ・ルクセンブルクとカール・リープクネヒトの
暗殺だったというのに、労働者の怒りを起こすためボリシェヴィキが
暗殺した????? 本当にひどい。反動派の道徳的破産を
これ以上物語るデマゴギーはないでしょう。
そういえば同じ種類のデマで、左翼エスエルの反乱も
ボリシェヴィキの陰謀で、左翼エスエルを弾圧するために
左翼エスエルにもぐりこんでいたボリシェヴィキのスパイが
わざとドイツ大使のミルバッハを暗殺したんだと。
こうなったら、第1次世界大戦もボリシェヴィキの陰謀で、
ボリシェヴィキ革命を起こすために、各国政府の中枢に
もぐりこんで、戦争を徴発したのだと言えば、もっと
壮大な陰謀論が成立していいんじゃないですか。
何でもかんでもボリシェヴィキの陰謀というのは、
何でもかんでもユダヤ人の陰謀というのと、本質的に同じですね。
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ロシア革命資料 投稿者:ザーカイ 投稿日:11月14日(日)22時48分53秒
あっちこっち検索してロシア革命ネタHP見つけたので紹介。みんなも
知っているとは思うが…。
*ロマノフ家の金塊(大林高士)
http://www.kokusai-tokyo.co.jp/newsland/romanofu/1.html
*読売オンライン「20世紀はどんな時代だったか」ロシア革命
コミンテルン(上)で、コミンテルンがロマノフの財宝を「革命輸出」
に使っていた記事 あり。(下)ではローザ・ルクセンブルクがロシア共
産党のドイツ当局への密告・暗殺説(証拠なし)あり。↓
http://www.yomiuri.co.jp/20seiki/97121699.htm
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雑感 投稿者:ザーカイ 投稿日:11月14日(日)14時41分16秒
>ただし、"政治的"に分析するなら彼(グレン・グルード)は「右翼」です。
どういうわけかロマンティックなものはすべて「右」に掠め取られてい
きますね。特にドイツのロマン主義は行きつくとアーリア史上主義と
か民族主義とかになりますようで(^^;;)ナチスはロマン主義のなれの
果てとどこかで読んだ。アナーキズムも日本では最良の反共主義と
して機能しています。勝田吉太郎も産経新聞の論説委員か何かでロ
シア革命など革命の人民主権精神を称えつつ人権派・左翼をぶっ叩
いていました。大沢正道も「共産主義黒書」を用いて、「共産主義はやはり
妖怪だ」といっている(情況誌共産党宣言号にて)。
アナから見れば共産主義者は時に「人民主権」を踏み越えて攻めて
くる許しがたき政敵ですからね。アナにとっての人民主権とは小さな
共同体での自律のようです。世界をまたに掛けた共産主義とはどう
も相性が悪いですね。
どうも共産主義は「政治性」が一番にくるせいかロマンティックとは
いえない。今「ロシアの革命」松田道雄著・河出文庫を読んでいるけど、
ナロードニキの心境は良くわかるが、プレハーノフ辺りから政治的に正
しい事とは思うが共感できない。資本主義も共産主義も古き良き共同体
を根こそぎ壊していくしね。
まぁ、こういうのを懐古趣味というんでしょうけど…。
天皇在位10年の国民祭典行って郷土芸能なんか見ても全部天皇制
にのみ庇護されてるって感じた。資本主義下では古いもを残そうとすると
天皇制を権威にするしかないのでしょうか?
転勤族家庭の子の「なき故郷」への憧憬なんでしょうね。
「労働者に祖国がない」とは良くいったもんです。もちろんない。
しかしそれじゃ淋しすぎる…。
「フリーメーソン」でも書いたけど、ブルジョア台頭以降は歴史的正統性
を認証するものがない。あえていえばフランス革命の精神でしょうか?戦
後や革命後に安定感のある社会へと移行するためには歴史的正統性が
大切なようです。
人民の精神的支持は歴史的正統性からくるようですから。
たとえば中国の大盗賊(革命家の事)が人民の味方として見られるには
論語的正しさが必要だったり、日本のネズミ小僧が弱きを助け、人をあや
めないから義賊と呼ばれるように。
左翼が足りないのはシンボル操作としてのプロパガンダですね。左翼と
一般人との間に意識の距離がありすぎです。左翼と日本人民の「幸福な
結婚」にはもう少しロマンティク(恋愛)なものと歴史的正統性(儀式)を模
索しないとダメですね。
ダンスは一人では踊れませんから。
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>共産党と宗教 投稿者:葉寺覚明 投稿日:11月14日(日)03時34分58秒
>「宗教は阿片」というマルクスの言葉は大変有名ですが、これをどう解釈するべきか。
レーニンが好んで引用した「生きた花を摘み取るために!」というものでしょうか。
>「悪いものだから禁止しろ」
「悪いものだから」という立場は、空想的社会主義と同じ立場かと思われます。
「空想から科学へ」「ドイデ」あたりをよむと分かると思います。
「宗教」を「資本主義」に代入すると、ドンピシャリかと。
ついでに言えば、「禁止しろ」で根絶やしになるほど、宗教は甘いものではありません。
「禁止すれば根絶できる」てな思考は、権力万能主義であり、「疎外」そのものです。
#久しぶりにマジ顔でカキコしたぞ(笑)。
#L全に「宗教について」という文献があったと思います。
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20周年じゃない!(^^) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月13日(土)21時16分18秒
勘違いでした。失礼。m(_ _)m
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アナルコサンディカリスト(^^) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月13日(土)21時14分01秒
ザーカイさん、情報ありがとうございます。
そういえば、まっぺんはアナーキズムの事については
よく知りません。
スペイン革命の知識をほんの少しと
レーニンの「国家と革命」くらいかな。
あの中でレーニンが言いたいのは
「君たちと僕たちは究極の目的は同じなんだよ
でも、辿る道すじが違っているね」・・・
ということだと理解していますが。(^^;;;)
「連帯」も「もぐら党リンク集」に加えますね。(^^)
>(阿佐ヶ谷北さんとは)音楽趣味が合うようですね
おーそれはマル共連の「プチブル的音楽趣味」の話ですな(^^)
グレン・グールドは40歳代の若さで亡くなりました。
もう20年くらい前。
・・・・あれ?今年はちょうど20周年ではないか!
亡くなったのは9月でした。その時
わたしは入院中でしたが、非常にショックだったのを
覚えています。彼が弾くバッハは、魂をえぐります。
ただし、“政治的”に分析するなら彼は「右翼」です。
演奏と聴衆に対する彼の考え方に、そのような傾向が
確かにあります。
バッハは二声のインベンションを練習したことがある。
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「埼玉」「AIT」 投稿者:ザーカイ 投稿日:11月13日(土)20時20分52秒
<埼玉>
埼玉には80年初頭には反戦高共が残っていた。その出身者が法政大
経自と2経自(2文連?)の委員長していた。ともに中核派でした。本当は
アート系で政治的な人ではなかったのに。一人はインディーズレーベル
バンド「ゲンドウミサイル」1人はアングラ劇団「水族館劇場」の役者をして
ました。
*浦和などは70年代にはロックのメッカだったようです。マル共連では
「URC」「RSU」など市民ロックプロデュースグループが70年代にあった
そうで、岐阜県の生協やってるオバサンのHPにも書いてありました。パン
クムーヴメントも東京の通勤圏(埼玉や多摩・千葉)で火がついたような話
もある。
<AIT=国際労働者協会>
で,「AIT」ですがアナルコサンディカリストの国際組織です。日本支部
「連帯」紙=労働者連帯運動HP↓もあります。(今日発見!「虚無の霊光」
は越谷の高校警備組合の機関紙だったのかな?)
ヨーロッパのような本当に階級社会ではトロツキストのみならず、アナー
キストが一定の力を持っていて、対立していたりするようです。しかしアナ
も「アナーキスト連合」と「AIT」などバラバラのようです。特にフランスでは
社民ースターリニストートロツキストーアナーキストー極右民族排外主義
者という政治対立構造のようで、トロツキスト以下は各系列自体がバラバ
ラです。
*↓のHPに、’96〜チリの炭鉱でのサンディカリストの「町ごとバリスト」
闘争でのトロツキスト・マルキストとの闘いが少し掲載されています。
まだスペイン革命でのCNTはフランス等で残っているようです。道理でア
ナーボル対立が根強いわけだ。
*AITのイデオローグはカストリディアスでした。失礼しました。
PS わが白門学友・阿佐谷北さんとまっぺんさんは音楽趣味が合うよう
ですね。
私は疎いので、阿佐谷北さんに音楽系反逆者(CRASSとかトラッティコラ
ン?とか)情報を得ています。ここのHPを紹介しておきました。
http://www.bekkoame.ne.jp/~rruaitjtko/
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AITってなあに(?_?) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月13日(土)18時50分25秒
ザーカイさん、昨日はご苦労様でした。
法政大学のビンボくさい学生の集会は笑えますなー(^^)
マル共連の村岡到ツリーに、ついでにレスしておきました。
越谷あたりはむかし、第四インター・シンパが少しと
「主体と変革」という銀ヘルがかなりいたと思ったなー。
まだ電車が地上を走っていた。高い所じゃなく。
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国際労働者協会「AIT] 投稿者:ザーカイ 投稿日:11月13日(土)18時26分35秒
豚産主義者同盟ton-poo同志のサイト「ピッグワールド」を改めて見まし
た。以前よりコンテンツが充実しているようですね。「殺害」って言葉が多
いのはCRASSの影響なんでしょうか?ピッグいや、ピクッとしてしまいま
す。
さておき、アナーキズムリンクで「AIT(アイティー)」発見。阿佐谷北さん
と昨晩話題にしていたところなのでグッドタイミング。埼玉の越谷市にあ
る某高校の夜警労働組合が「越谷労働者連帯運動」という「AIT」の日本
支部です。まだ機関紙「虚無の霊光」を出しているのでしょうか?恨み節
でなかなか面白い機関紙でしたよ。マックス・シュティルナーをイデオロ
ーグにしていたと記憶。
政治運動もしてるのかな?反Xデー日比谷野音で見かけたきりです。ど
うもアナ系は少数で目立たないせいか、ぼくにはあまり外に出て来ない
印象があります。「越谷労働者連帯運動」は金曜日に某高校の警備室で
「ドフトエフスキー」の読書会をやっていたそうです。暗いけど、何か地下
活動みたいで少しカッコイイね。わが赤Cのアルバイト先のひとつであり
ました。私は北区の小・中学校の夜警のバイト組で残念ながら接点なし。
一晩中学校を一人占めにする解放感はなかなかのものです(^^)音楽バ
ンバンかけて読書。体力があまって悶々としたら体育館でバスケ。楽しか
ったなー。ドラキュラかバットマンになったみたい(^^)
しかし学校警備とか、学校用務には内向的で暗い組合が多いね。教組
とか公務員組合の本工主義が彼らを追い詰めているのだろうか?創価学
会の雇用紹介先でもあり、有象無象が存在していますね。しかし共産党
は影響力ない模様。
私が学校警備をしていた時、世田谷でも北区でも、区職労が事務職を
守るため学校警備を切り捨てて話題になったもんなー。バイト先の「人民
の星」の人が生首が飛んだのか、自殺しちゃったもんなー。「資格はいくつ
もあるのでどうにでも食っていける」といっていたのに…。
PS:11・12皇居前「国民祭典」・解放派・中核派ウォッチングをマル共連
に報告してあります。
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chunta同志さざなみに登場! 投稿者:まっぺん 投稿日:11月13日(土)15時19分13秒
唯物史観についてのこれからの展開、たのしみに
しています。(^^)
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豚産主義者同盟より共同戦線の申し入れ(^^) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月13日(土)13時57分33秒
豚産主義者同盟ton-poo同志よりリンクの申込みがありました。歓迎です。
こちらもリンクっせてもらいますね。
今、同志のサイト「ピッグワールド」を覗いてきました。
パンクロックとアナーキズム・コミュニズム趣味者っぽい。
(音楽趣味はまっぺんとはちと違うけど)
養豚場の労働者であるらしい。
「豚産党宣言」が泣かせるぜぃ〜(^o^)/
万国のブタレタリアート! トンカツせよ!!
同志諸君!ここにおさかな(トロ)と豚肉の
共同戦線が結成された!
ちょっと掲示板にご挨拶に行ってきまする
http://www1.ttcn.ne.jp/~pig-world/
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問題は歴史認識 投稿者:トロスキー 投稿日:11月13日(土)00時59分22秒
ちゅんたさんへ
中野徹三の歴史認識にこそまさに彼の「反共リベラリズム」がある
わけです。
ボリシェヴィキにあれこれの政策選択のミスがあったという
事実と(たしかに、いろいろあった。中野氏の指摘している事柄とは別に)
反革命白軍派の内戦と外国帝国主義の軍事干渉の責任がボリシェヴィキにある
という判断とはまったく別です。坂本弁護士一家がドアにかぎをかけ忘れて
眠りについたというミスを犯したからといって、
オウムが深夜に忍び込んで親子3人を虐殺したことの責任が坂本一家に
生じるわけではありません。それと同じことです。
ボリシェヴィキにどんな政策選択上のミスがあったとしても、反革命白軍による
内戦と列強帝国主義による軍事干渉に対して、
ボリシェヴィキが10月革命を防衛したことの歴史的正当性は微動だにしません。
この点を承認するか否かが決定的であり、
これを否定するものは、ズバリ「反共」です。
同じく、スターリンの政策選択は間違いだらけでしたが、
それにもかかわらず、ファシズムによるソ連侵略の第一の責任を
負うのはナチス自身です。スターリンによる虐殺の犠牲者の中に
ファシストによって殺された2000〜3000万人のソ連人民を
含めるのは、ナンセンスです(ただし、スターリンの判断ミスはあまりにも
ひどいので、ナチスに次いで責任を負うべきはスターリンでしょう)。
当時トロツキストは、スターリンの犯罪体制にも
かかわらず、ファシストの侵略に対してはソ連を無条件に防衛する
という立場をとりましたが、これは歴史的に正当です。
そして、中野氏の場合、ボリシェヴィキ革命の歴史的正当性を否定する論拠を
憲法制定議会を解散したことに求めているので、「リベラル」的です。
したがって、2つ合わさって、中野徹三は(ほとんど)「反共リベラル」です。
(アクセスカウンター9658)
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10000アクセス目前\(^O^)/ 投稿者:まっぺん 投稿日:11月12日(金)15時52分52秒
8月27日に開設して以来、当掲示板も
まもなく10000アクセスに到達せんとしております。
これも皆さまのおかげです。感謝、感謝!(^^)
そこで記念イベントとして・・・・
7000アクセスの時にもアナウンスしましたが、
手応えはありませんでした。
やっぱり“賞品”がないからかなー(^^;;;)と思いつつ
今回は記念品贈呈でもしようかなっと思いつきました。
さて、何がいいかいろいろ考えたんですが、
書籍、ポスターなどがよろしいかと思います。
さしあたって手許にあるガラクタ本のリストは以下の
ようなもんですが、そのうち2〜3冊ほど
差し上げます。
朝日百科「世界の歴史」より122号
(トロツキーシンポジウム、映画「ローザ・ルクセンブルク」
などの写真が掲載されています)
窓ブックレット1「1990年の共産党へ」
柘植書房「東欧左翼は語る」
司馬遼太郎「歴史の世界から」
五味川純平「虚構の大義」
結城昌治「軍旗はためく下に」
ますむらひろし「あたごおるは猫の森」
萩尾望都「モザイク・ラセン」
むかしのポスター
革共同結成20周年記念ミニポスター
(たいしたものではありません。
トロツキーヴァージョンと
クリヴィンヌ・ヴァージョンがあります)
その他、古いポスター
(ゲバラなんかあったんじゃないかなー)
10000人目のアクセスは調べればわかると
思いますが、自己申告とします。
ここの掲示板に公表して下さい。
匿名希望でもかまいません。
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>またしても中野徹三 投稿者:ちゅんた 投稿日:11月12日(金)12時34分46秒
トロスキーさん、ありがとうございます。
でもトロスキーさんの批判点は事実認識に関することばかりですね。
これで「反共リベラル」とまで言い切るのは土台無理なのではないか、と思いますけど。
もっと思想性に内在して論旨を立てていかないと
「反共リベラル」という定義を立てることは不可能だと思いますよ。
もっとも掲示板でそれができるのか?ということになると
まあ、それは無理な相談なのかもしれせんが。
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またしても中野徹三 投稿者:トロスキー 投稿日:11月11日(木)16時55分02秒
ちゅんたさんへ
中野徹三の、具体的にどの点が「反共リベラル」なのか指摘せよ
とのリクエストですが、そうなると、
彼の著作、論文をもう一回一通り読みなおして、
議論しなければならなくなり、
そのような暇は残念ながらありませんので、
ご勘弁ください。
しかし、これだけで終わってしまうと、おもしろくないので
少しだけ指摘します。(今思うと、ちゅんたさんのボリシェヴィキ批判
のネタは、中野徹三だったのかな?)
『社会主義像の転回』は、要するに、憲法制定議会と連合政権
にもとづく漸次的改革路線を取っていれば、内戦も干渉もなかった
という「推測」にもとづいています。したがって、憲法制定議会
と連合政権を拒否したボリシェヴィキに、内戦と外国干渉の
責任があり、したがって、あの内戦の悲劇は、
ボリシェヴィキのせいである、ということになります。
しかも、このボリシェヴィキの選択こそは、最終的に
社会民主主義と共産主義との世界史的分裂を確認する
ものであるとされています。
ナンセンスのオンパレードです。そのことは
ドイツ革命の悲劇を見ればはっきりとわかります。ロシアと違って
レーテ(ソヴィエト)で多数を取ったのは社会民主主義者であり、
彼らは、レーテを解散させて、国民議会(憲法制定議会)に
統一し、そして、ローザ・ルクセンブルクとカール・リープクネヒト
を虐殺しました。そして、社会民主主義者が共産主義者を
始末すると、今度は、君主主義者が、これで社会民主主義者の
役割は終わったとみなして、クーデターを起こしました(カップ一揆)。
社会民主党指導者は、このクーデターの報を聞くや否や、
ゼネストの宣言を出して、さっさと逃げ出しました。
社会民主主義指導者の裏切りにもかかわらず、労働者は
ゼネストに立ちあがり、とりわけ共産主義者は、各地で
君主主義派の軍隊と武装闘争をして、彼らを蹴散らし
(その過程で多くのドイツ共産党員が死んだ)、共和制を
防衛しました。労働者と共産党員のおかげで君主主義者
による虐殺から免れた社会民主主義者は、再び権力に
返り咲き、復古派の右翼的部分と妥協して、
ワイマール民主主義を確立します。この
ワイマールの妥協が最終的にナチス独裁で終わったのは
よく知られているとおりです。ナチスの最も反動的部分を
構成したのはまさに、ローザ・ルクセンブルク虐殺を遂行し
カップ一揆に参加した部隊です。
以上のドイツ革命の経過が示しているのは、
中野徹三が考える「民主主義の水路」に革命を流しこむ
ためには、ロシアでは何よりも、レーニンとトロツキーを虐殺して
ボリシェヴィキ党を解体することが必要だったということです。
(もちろん、ソヴィエトも解散)
しかし、もちろん、ロシアの社会民主主義者にそんな力量は
ありませんから、ロシアでは当然、君主主義者が直接それをすることに
なります。その場合にはもちろん、「ブルジョア民主主義」など
成立するはずもなく、成立するのは、帝政派による最も残虐な
軍事独裁体制だったでしょう。その場合には、ユダヤ人は
総数の3分の1か2分の1ばかしが皆殺しにされたことでしょう。
このような歴史的現実を何も考慮せず、あたかも
ボリシェヴィキの政策選択だけで内戦や外国干渉が回避され、
みんな死なずに済んだかのように言うのは、まさに
「反共リベラリズム」に毒されていることの証拠です。
しかも、彼は、スターリン時代の犠牲者の数については
文字通り、西欧の反共リベラル派の文献にもっぱらもとづいています。
その数は膨れ上がる一方で、ついには、6000万人の犠牲者(死者)
なる数字を挙げるしまつです。
とはいえ、この著作の段階ではまだ、ロシア革命の高邁な理想
について肯定的に語ってみたりしているので、「ほとんど」がつきます。
しかし滑稽なのは、彼がかつて(80年代)、北朝鮮の体制を礼賛し、
チュチェ思想を、主体性を認めているすぐれた理論として
褒めちぎっていたことです。その事実に今はしっかり口を閉じて、
共産主義はどいつもこいつも犯罪者などとわめいているのは
実に醜いと言うべきでしょう。転向者にふさわしい破廉恥ぶりです。
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NR出版会 投稿者:chunta 投稿日:11月11日(木)16時07分35秒
今、フェアをやっているとのことで、風媒社の本を買ってしまいました。
トニークリフの本なんですけど出版されたのが1980年ということで
ずいぶんと古い本を買ってしまった気分です。
風媒社だけが、なんかやたらと古い本を置いていたのが印象的でした。
まあ、最近は単なる地域出版社という感じになってしまい
置くような本がなかったのかもしれませんが。
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誤字訂正(^^;;;) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月11日(木)13時27分52秒
×配色濃い
○敗色濃い・・・です。失礼しました。(ヒットラーのオカルト趣味のところ)
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共産党と宗教 投稿者:まっぺん 投稿日:11月11日(木)09時49分23秒
ちゅんたさん、おはようございます(^^)
大本系の宗教に入信した事があるんですか。
それは面白い。(^^)
もっと詳しく聞いてみたいもんです。
そういえば、敬愛するさざなみ通信にも
宗教者からの通信が掲載されていましたっけ。
ボリシェヴィキのなかにもきっと
たくさんのロシア正教信者もいたのでしょうね。
「宗教は阿片」というマルクスの言葉は
大変有名ですが、これをどう解釈するべきか。
「悪いものだから禁止しろ」として宗教に対して
敵対関係にはいるべきなのかどうか。
これまでの社会主義政権はおおむね宗教弾圧の方向に
向いていたと思いますが、それは間違いだと私は思う。
阿片は痛みを和らげる麻酔となる。しかし
根本的な治療ではない、という事だと思うのですが・・(^^)
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葉寺同志(^^) 投稿者:まっぺん 投稿日:11月11日(木)09時37分26秒
> 麻原尊師が出口氏の再来だ!てなことを
あ、なあるほど・・・オウムというのは、どこでも
そういう事をやってるんですね。
麻原尊師はスタンドプレーが好きなのかな。
インドのブダガヤで「釈迦の再来だ」と称して
沙羅双樹の下に座り込んで当地の顰蹙をかったとか。
彼らのオルグ手段のひとつは“オカルト”にあるみたいですね。
ホームページで他に出ていたのは
ヒットラーのオカルト趣味についての記事でした。
配色濃い対米・対ソ戦の挽回のために
黒魔術の研究をさせたとか、かなり真面目に
かいていました。
> 5大陸(南米は、台湾です)と
そうか。当時すでに台湾は“日本領土”でしたね。
朝鮮半島とともに。
他に太平洋地域に信託統治領もあった。
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